多久島法子の能♡lesson 2 能の発声でダイエット?!

その昔野外で演じられていた能。

能舞台にある、屋根や白砂も野外で上演していた頃の名残です。

野田神社能楽堂(山口市)

野田神社能楽堂(山口市)

演者や囃子の掛け声などは大きな声が特徴ですが

ご存知でしたか?

能楽堂では上演時、マイクを使いません。

地声で物語を表現していきます。

なので、謡の声を出すには「お腹を意識して!」とよく言います。

この「腹」とは、気功や東洋医学などでは「丹田」といいます。

最近ヨガや、ロングブレスなど呼吸法を使ったダイエットが流行っていますよね。

実は能の謡も丹田を意識した呼吸法なんですよ。

能の謡もヨガと同じ、丹田を意識した呼吸法です

能の謡もヨガと同じ、丹田を意識した呼吸法です

丹田からの発声は、筋肉に非常に大きな力を発揮することが分かっているので

能がダイエットにも効果的と言われるわけです。

医療の分野では能の謡の発声の仕方が、リハビリにも有効ではないかと言われています。

うつ病の人は、気持ちが楽になったり

血行が悪い人は、新陳代謝も高まります。

女性はホルモンの分泌が盛んになり、お肌の若返り効果も♪

そして大きな声は、私達が無意識に心に掛けてしまうブレーキをはずすともいわれ、ストレス発散の効果も。

能の謡はダイエット効果だけでなく、心の健康を保つのにも効果がありそうですね。

私の初舞台は文字も読めない2歳の頃。

子供の頃の稽古方法と言えば

父親が謡った後におうむ返しで謡を繰り返すという

単純なものです。

謡のセリフ、音程だけでなくお腹から声を出す方法も自然に学んでいたんだと思います。

古き良き日本の美しい言葉にも触れる事ができ

平家物語、源氏物語、万葉集など教養も凛とした姿勢も磨かれて、

ポッコリお腹も解消出来て?言うことなし!です。

ぜひ、みなさんも一度大声で謡ってみませんか?!

「高砂や~♪」

 【月2回更新予定】

※情報は2014.2.25時点のものです

多久島法子

能楽師 シテ方 観世流。

1981年生まれ。全国でも数少ない若手女性プロ。東京芸術大学音楽部邦楽科能楽専攻で、最優秀者に与えられる「安宅賞」を受賞。父親は能楽師の多久島利之さん。

多久島さんのインタビュー記事:https://fanfunfukuoka.com/people/3535/

多久島さんのブログ:

http://nohnishitashimukai.blog130.fc2.com/

能楽師 多久島 法子さんのfacebook:

https://www.facebook.com/nri.tkm

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