『落語と人権』 アマチュア落語家の粗忽家勘心の「初めての落語」vol.6

こんにちは、アマチュア落語家の粗忽家勘心(そこつやかんしん)です。
僕はあちこちにお呼ばれして落語を披露させていただいておりますが、楽しく笑っていただく落語以外にも、別の顔を持っているのです。

そう、粗忽家勘心は、福岡市公認の「人権落語」の講師でもあります。

主に福岡市の公民館を回り「笑顔で語ろう人権問題」というテーマで講演しています。
福岡市を出て講演することもありますねぇ。
那珂川町、春日市、糸島市、古賀市、大川市、八女市、飯塚市、小竹町、吉富町……いろいろ行きますなぁ。

はて?「人権問題を落語で語るとはどういうことであるか?」
江戸時代には士農工商という身分制度がありましたから、差別が堂々とまかり通っていた時代に生まれた「落語」に果たして「人権問題」を語る資格があるや否や。

まぁ、これは私の人権落語を是非とも聞いていただきたいところではありますが、
落語にはいろんな登場人物が出て参ります。
お殿様、お姫様、武士、ご隠居さん、長屋の人達、田舎者……
ほんとに雑多な人達がたくさんたくさん登場します。
そしてその中には「差別される側の人達」「社会的弱者」も出てきますよ。
出てくるどころか、時には主人公として、時には名脇役として、スポットライトを浴びながら会場を盛り上げてくれます。

そして、そういう人達が登場するのは、数多くの古典芸能の中では実は落語だけなんです。
「へぇー、そうなんだ」
「そうなんですねぇ」
「たとえばどんな人?」
「はい、たとえば、一番わかりやすいのは与太郎」
「与太郎? バカの与太郎?」
「はい」
「与太郎は差別される側の人なの?」
「そうなんですねぇ、実は与太郎はかくかくしかじかで……」
と、まぁこんなお話をさせていただいております。
八っつぁんもそうですね。とある長屋の人達も、実は差別される側の人達。
いっぱい登場しますよ!
でもみんな明るくて元気!

ではなぜ、落語だけにそういう「差別される側の人達」が出てくるのか? 「社会的弱者」が出てくるのか?
逆から言えば、なぜ能や狂言、歌舞伎や文楽にはそういう人達は登場しないのか?
そんな観点から、落語の本質を解説させていただいて、人権問題をおもしろ可笑しく語る「人権落語」

お笑いをあまり分析するのは良くないけれど、落語の持つ特性やその優しさをわかってもらうにはひとつの良い方法かもしれません。

実際に公民館に聞きにきて下さるお客様。
始まる前は「人権問題」というとなんだか重苦しくてちょっと敬遠。という感じのお客様も終わったらニコニコ笑ってお帰りになります。

近いところでは、
6月11日(土) 南区大楠公民館にて 14時~15時。入場無料。
もちろん落語も致します。
お時間のある方は是非お越しくださいませ。

そしていよいよです!
「第二回ひなたの会 入船亭小辰、立川吉笑二人会」


■高宮会場

6月3日(金) アミカス高宮 18時30分開場 19時開演

■那珂川会場

6月4日(土) ミリカローデン那珂川 13時30分開場 14時開演

前売り 1800円 当日2000円
ローソンLコード 82771

よろしくお願いいたします。

※情報は2016.6.3時点のものです

ずぼら横丁落語あれこれ

 「落語って難しそう」「聴き方がよくわからない」「古い言葉がたくさん出てきそう」…

日本人なら誰でも知っている「落語」という単語。

でも、ひとつの噺を最初から最後までちゃんとじっくり聞いたことがある人は意外と少ないのが、落語。

いえいえ、落語はとっても簡単。肩の力を抜いて気楽に聞けばそれでOK。

のんびり聴いてれば、いつの間にか江戸の世界に浸っているはず。

若いお客様にもそうやって落語に親しんでいただくために、アマチュア落語家 粗忽家勘心がのらりくらりと解説致します。

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