シネマde空想レシピ~映画『ふきげんな過去』の”エジプト豆料理”~

料理家cozueが映画作品からインスピレーションを受けてレシピを紹介するコーナー「シネマ de 空想レシピ」。今回は、小泉今日子×二階堂ふみのW主演の話題作『ふきげんな過去』(6月25日~、KBCシネマで公開)をテーマにしたレシピをご紹介します。

©2016「ふきげんな過去」製作委員会 6月25日(土)テアトル新宿他全国ロードショー

©2016「ふきげんな過去」製作委員会 6月25日(土)テアトル新宿他全国ロードショー

【ふきげんな過去】

高校生の果子は、毎日だるそうに夏休みを過ごしていた。ある日、家族が営むエジプト豆料理屋に死んだはずの伯母の未来子が姿を現す。しかもその伯母は実は果子の実の母だという。果子の安定した不機嫌が、未来子との暮らしで揺さぶられ困惑する。果子は未来子に反発しながらも眩い生き生きとした世界を見てしまう。

小泉今日子さん演じる未来子は、警察や何かから追われているにもかかわらず堂々としていて頼もしい。二階堂ふみさんは、ふてぶてしい果子をかわいらしく演じています。

リアリティがありながら不思議な空間と会話で夏の夢のような物語です。

それは料理にも現れています。イラン人(?)のシェフの切り盛りする元お蕎麦屋だったエジプト豆料理屋という設定ですが毎日仕込みをしている豆は何かよくわからないのです。エジプト豆とは、いろんな豆を指すことがあります。映画ではいんげん豆、花豆のような気もします。

 「見えるものばかり見ても仕方がない」

 と未来子は言います。

ということで、場面には見いだせなかった(一般的にエジプト豆と呼ばれる)ひよこ豆を使うことにします。乾燥豆も水煮も手に入りやすくカレーによく使われます。

そして、シェフはたぶんイラン人なのでペルシャ料理でよく使われるスパイスのシナモンはきっと入っているでしょう。更にお蕎麦屋さんだったゆえ秘伝の出汁なんかあったと思います。お店は結構繁盛している様子です。毎日食べても飽きないみんなに愛されるおみそ汁のようなやさしい味のカレーではないかしらん。

手でごはんと混ぜて食べる流儀のようですから手ですくって食べやすいバスマティライスと合わせます。

映画のカレーはシャバ感がありましたが、好みでほんの少しもったりさせました。

皆さんもそれぞれのおいしいを空想して工夫して作ってみてくださいね。

【材料】

玉ねぎ…中くらい1個

トマト…中くらい1個(缶詰めカットトマト半量くらい)

エジプト豆(ひよこ豆)水煮…100g

おろしにんにく…1片分

おろししょうが…小さじ1

一番だし…500ml

塩…小さじ1/2

(Aスパイス)

クミンシード(粒)…小さじ1くらい

クローブ…3本くらい

シナモン…5cmくらい

(Bスパイス)

コリアンダー(パウダー)…大さじ1くらい

カレー粉…小さじ1くらい~お好みで

カイエンヌペパー…お好みで

バスマティライス…適量

(あれば)

フライドオニオン…大さじ1くらい

ガラムマサラ…小さじ1くらいまで

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