『真打ち』 アマチュア落語家の粗忽家勘心の「初めての落語」vol.7

こんにちは、アマチュア落語家の粗忽家勘心(そこつやかんしん)です。
前々回のこのコラムで「二つ目」について書きました。

もう一度おさらいすると、落語界には 前座→二つ目→真打ち という階級制度がある、
前座は約3年間、毎日毎日ひたすら師匠のお世話と寄席の仕事。しかもその間は給料無し。
そしてやっと二つ目になれる。
二つ目になると、
毎日師匠の家に行かなくていい&寄席の仕事から解放される&自分で落語の仕事をとってこれる&羽織りを着ることが許される、です。
嬉しいですねぇ。晴れて自由の身になれたわけです。
さぁ、この二つ目の間に一生懸命稽古する、自分の芸を磨く、自分でやらないと誰もやってくれない、それが二つ目。

それで、この二つ目を約10年やると、そろそろ真打ちになれるのですね。
では「真打ち」になるとどうなるのか?
・師匠と呼ばれる。
・弟子をとることが許される。
・寄席でトリをとれる。
・ギャラが上がる。 ですね。一人前の噺家の誕生です。

長かったですねぇ、入門から数えて13~15年経ってしまいました。
高卒で入門したら32、3のオッサンになってるのですね。
大卒なら35、6。
普通のサラリーマンなら結婚して子供が二人いてそろそろマイホームを建てようか、という歳でしょうかねぇ。

いやいや、落語家さんだって結婚して子供がいる人も沢山いますが、マイホームまではどうでしょうねぇ。
銀行さんがローンを組んでくれないでしょうねぇ。
銀「う~ん、そうですねぇ、現状ではキビシイですねぇ」
噺「そこを何とか、この通り!」
銀「いや、お客さん、手を上げて、ね、頭を上げて下さいよ、困りますよ土下座なんてされちゃあ、ね、弱ったなぁ……あ、じゃあ頭金を入れて下さい、ね」
噺「頭金……貯金ないんです」
銀「え?一円も?無いの?」
噺「ハイ」
銀「そうですか……あ、あ、では何か財産をお持ちでは?」
噺「財産?」
銀「そう財産。担保になる様な」
噺「……芸が、あります!」
銀「芸?」
噺「はい、入門して13年。培ってきた芸が!」
銀「お客様お帰りで~す」

それでも落語家は真打ちを目指す。
仕事は不安定でも、今まで培って身につけた「芸」が自分の財産、宝物だ!

そんな「真打ち」に来春昇進が決まっているのが、春風亭朝也さん。(上のローンが組めない話とは無関係ですm(__)m)


2014年NHK新人落語大賞に輝いた大分県出身の落語界のホープ‼
彼が我が「ひなたの会」にやってきますよ!

そして、相方は若くして早くも真打ち候補のトップを走る、柳亭小痴楽さん。


先月NHKの朝のニュースでも特集された、落語界のサラブレッドにしてかわいいイケメン!
もちろん落語も綺麗です。

「第三回ひなたの会 春風亭朝也、柳亭小痴楽二人会」


●高宮会場 7月1日(金) アミカス高宮 18時30分開場 19時開演
・前売り1800円 当日2300円
●大名会場 7月2日(土) 松楠居 13時30分開場 14時開演
・前売り2300円 当日2800円
ローソンLコード 83382
よろしくお願いいたします。

※情報は2016.6.20時点のものです

ずぼら横丁落語あれこれ

 「落語って難しそう」「聴き方がよくわからない」「古い言葉がたくさん出てきそう」…

日本人なら誰でも知っている「落語」という単語。

でも、ひとつの噺を最初から最後までちゃんとじっくり聞いたことがある人は意外と少ないのが、落語。

いえいえ、落語はとっても簡単。肩の力を抜いて気楽に聞けばそれでOK。

のんびり聴いてれば、いつの間にか江戸の世界に浸っているはず。

若いお客様にもそうやって落語に親しんでいただくために、アマチュア落語家 粗忽家勘心がのらりくらりと解説致します。

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