
妊婦さんに必須の栄養素とは? よく聞く葉酸ってどんなもの?
- 2016.7.12
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- ピカラダ by飯塚病院
ママと赤ちゃんのために知っておきたい栄養素のこと
妊娠したら、お腹の中の赤ちゃんが健康ですくすく育ってくれるようにと栄養面に気を使いますよね。赤ちゃんとママのためにきちんと摂っておきたい栄養素、控えておいた方が良い栄養素、なんとなく頭には入っているけど自信がない方いませんか?
そこで、今回は妊娠初期の妊婦さんに積極的に摂取してもらいたい栄養素と、控えめにしておきたい栄養素についてご紹介します。また、その中でもよく聞かれる栄養素「葉酸」についてお話ししますね。
妊婦さんに必要な栄養素と控えておきたい栄養素
妊娠初期は赤ちゃんが成長していくために必要な器官の基礎が作られる時期です。この時期にはビタミンやミネラルをバランス良く摂取することが大切。欠かしてはいけないと言われる葉酸ですが、実は葉酸が一番必要な時期は妊娠6週くらいまで。ですから葉酸は妊娠を考えているうちからきちんと摂っておくのがポイントです。また、妊娠によって血液量が増えるので鉄分も不足しがち。赤ちゃんの体づくりに大切なカルシウムとタンパク質も意識して摂りましょう。
逆に、控えておきたい栄養素は、ビタミンAを多く含むレバー類。そして水銀を含んでいる可能性のある大型の魚。ビタミンAの摂りすぎは奇形のリスクが上がると言われており、水銀は赤ちゃんの視力や知能、運動能力に影響を与えるという報告があります。もちろんたくさん摂りすぎなければ問題はありません。
葉酸が大切な理由とは? 不足したらどうなるの?
葉酸は遺伝子の合成と細胞分裂に大きく関わる栄養素です。胎児にとっては、脳や神経といった体の重要な部分を作る過程で必要なものとなっています。もし葉酸が不足してしまうと、神経管閉鎖障害といって、二分脊椎症や無脳症といった先天性障害を持つ可能性が高くなると言われています。
必要な栄養素を摂るためにおすすめの食材は?
最後に、妊娠初期に必要な栄養素が効率的に摂れるおすすめの食材をご紹介します。参考にしてみてくださいね。
●葉酸
ほうれん草などの緑黄色野菜や柑橘類。
火を通すと含有量が半減するので、生がオススメです。
ほうれん草などの緑黄色野菜や柑橘類。
火を通すと含有量が半減するので、生がオススメです。
●鉄
ほうれん草や小松菜、ひじき。プルーン。鉄はビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップします。プルーンは妊娠中になりやすい便秘への対策にも効果大です。
ほうれん草や小松菜、ひじき。プルーン。鉄はビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップします。プルーンは妊娠中になりやすい便秘への対策にも効果大です。
●カルシウム
牛乳、ほうれん草、小松菜、小魚。カルシウムといえば牛乳。でもそれ以外にも小魚や野菜からも吸収できます。
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●タンパク質
肉などの動物性タンパク質もいいですが、豆類が良質で低カロリーです。
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※情報は2016.7.12時点のものです
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