【Yasuyo Susukida】「変」と「恋」は正反対⁈ 実はどちらも一大事⁈

「変と恋の漢字って似てるね」。最変端ノ会によく参加してくれた仲間が2年前、そう言った。言われてみれば確かに似ている。しかし「変人」と「恋人」は大違いだ!そう言ってみんなで笑った。そのことがふと思い出されたので、今回は漢字の成り立ちから「変」について、考えてみたい。

漢字の成り立ちがわかる辞典で調べてみた。「変」という漢字は、神への誓いにむちを打つ形で、心変わりを迫る意味があるという。「連続するものを断ち切って変える」という意味で「変」の漢字が成り立ったという説もある。次に、恋という漢字の成り立ちを見てみる。そうすると、神への誓いを守り抜くという意味があると分かる。つまり、変と恋は似ているどころか正反対なのだ。

このことをくだんの仲間に告げると意外な答えが返ってきた。一大事という意味では同じですね、と。なんと!やられた!確かに心変わりする方も、誓いを守り抜く方も一大事だ。いかに自分が、一面からしか物事を見ていないのかを思い知る一件であった。

WOW!

WOW!

人は誰しも歴史を持っている。自分の生きてきた経験から生まれる言葉や考え方を、ついつい正しいと思ってしまいがちである。しかし人類70億人。そしてその70億人の先祖たち。70億×無限。途方もない数だ。人の数だけ生きてきた歴史がある。歴史の数だけ考え方がある。もはや違って当然なのだなぁ。

「変」を「違い」を楽しもう!そんな社会になりますように。

 from西日本新聞「わたし活性化計画」面

※次回から毎月「8」の付く日に薄田さんのコラムを公開します♪

※情報は2014.3.22時点のものです

薄田 泰代

異色コラボの魔術師。灰×枯れ木=花の「花咲かじいさん」を尊敬し、今ある資源を生かすまちづくり助っ人。80歳も夢を持てる社会を目指す「がめ煮女子会」、違いを認め合える社会を目指す「最変端ノ会」など、多数主宰。

この記事もおすすめ