まちがいだらけの【サ日記】~ナダル敗れたり の巻~

 きのうのサ日記は、まちがい、うそばっかり書いて恥ずかしかったぞ。

 申し遅れたが、猫界の一言居士ことサニだ。

 まず、「若いやつはわかってくれなくていい」とか大口を叩いたが、赤城圭一郎と書いたのは、「赤木」が正解だ。「TOKIOの山口達也さんがうんぬんで、でっかい男」だと書いたが、その発言は、国分太一さんによるものだった。西日本スポーツの記事をあわてて読んで、見間違てた。スマン、国分さん。ま、結婚したからいっかニャ。

 化け猫顔のおれの顔をタイトルに配してみた。こーゆー変顔が出来るということも、昨今のアイドルには求められる。耳まで裂けた口元からペロリと出る舌。人間どもには出来ん芸当だニャ。

 錦織圭選手は、銅メダルを獲ったニャ。なかなか勝てなかったナダルに勝ったのは、休憩タイムからゆっくり着替えて遅れて現れ、相手を焦らしたからに違いニャイ。巌流島の決闘でやった、「遅いぞ武蔵」「小次郎敗れたり」のあの戦法だ。さすが、錦織。忙しい練習やCM撮影の合間に宮本武蔵の「五輪書」を読んで勉強してたニャ。なにせ五輪だからニャ。出場選手は必読だ。4年後には、東京の書店で馬鹿売れ間違いニャシだ。

 猫界のアウンサンスーチーとも呼ばれたおれだが、最近は軟禁からの脱出を自力で勝ち取っている。在野のおれは、家でしょぼくれるより数倍イキイキしている。

 猫の前に道無し。猫の後に道は出来る。前身あるのみ。

 外だけでなく、部屋の中からもにらみをきかせるからニャ。

 家から少々離れたとこで、飼い主がこげな看板を発見したという。「餅まき」。

 建物の棟上げ(上棟式)のさいに、縁起もんの紅白のおもちを周囲に撒いてくれるらしい。たまには、五円玉とかお金が入った「当たり」のもちもあるんだと。最近は、貨幣価値が落ちてるから、もしかしたら五百円玉もたまにあるかもしれん。おれは行かニャイが、もし入ってたら、またたびを買って欲しいニャ。

 またたびもいいが、飼い主がもらってくれたこういう変化のある食べ物も旨いぞ。

 表示通り、飼い主の手からペロペロいただく。飼いならされるのもワルクニャイ。

 腹が満ち足りると、こげなふうに物を考えるゆとりも生まれるニャ。

 寝ているのではニャイ。仏教でいう半眼だ。心の目を開いて全てを見通す境地。

 お盆に魂が帰ってきたおれの前任者・みぃさん。厳しい表情で黙っているが、「飼い主に迷惑をかけなさんニャ」と言いたいのだろう。とりあえず、聞いておく。

 生死は定かでニャイが、これもおれが来る前にちょいちょい来てたという、通称「クリームさん」。家猫ばりの余裕かましてるニャ。

 こいつも一世を風靡して、その後プッツリ消息を絶ったという、通称・マヌケだ。可哀相な名前を付けられたもんだニャ。情けない感じの目をしてるという由来らしい。

 そのマヌケと、いつも一緒に現われていたという通称・トラの2ショットだ。トラは部屋に上げてもらって、家に遊びに来る連中にも人気だったそうだニャ。

 マヌケ氏は、毛づやがいいニャ。顔はニャンとなく猫ばなれしてるぞ。不思議な雰囲気だ。

 こうやって見ると、飼い主の家のまわりには様々な猫が現われては消えしてるニャア。諸行無常は世のならいとはいえ、しみじみした気持ちにニャる。

 時代は戻り現在。きのうも近所では、このデカいやつが悠々と門番を務めておった。加山雄三も顔負けのゆうゆうぶりだニャ。こいつも無常観を感じたりするのかニャ。

 盆を経ておれもしんみりと悪行の数々を反省しておるぞ。飼い主に通じておるのかはわからんがニャ。

 さて、あしたに備え、また英気を養うか。寝るより楽はなかりけりニャ。

 いつまでもしみじみしておってもしょうがニャイ。あすからまた、こんな具合に大いに世間の不条理に向かって吠えるからニャ。

 覚悟しとけニャ。

 

※情報は2016.8.17時点のものです

サニ

 出身地不明。年齢8歳くらい。オス(去勢済み)。雑種。グレーっぽい縞模様。3年ほど前に、福岡市南区の飼い主の家に上がり込んで、飼い猫に。それまでは近くの公園住まい。生意気な猫には攻撃的だが、人には甘えん坊で勉強や仕事をしていると、必ずすり寄ってきてジャマする。かつお節が大好き。ダミ声。すきあらば家からの脱出を図る。

「サ日記」のタイトルは、紀貫之の「土佐日記」のパクり。名前と同じ32歳まで生きる予定。

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