上方落語 アマチュア落語家の粗忽家勘心の「初めての落語」vol.12

こんにちは、アマチュア落語家の粗忽家勘心です。
夜遅くまでオリンピックをテレビで見てしまいますね、すっかり寝不足です。
オリンピックで寝不足、暑くて寝不足、やれやれ。

今日は上方落語のこと。かみがたらくご。
上方って何?
そう言えば上方漫才て言葉もありますな。
じゃあ上方ってお笑い用語?
いえいえ。
上方歌舞伎ってのもありますよ。
じゃあ上方って芸能用語?
そういうわけじゃないけれど……今は他にはあんまり使わないのかなぁ、上方。

昔は天皇は京都にお住いでした。
朝廷は京都にあったのですね。
だから「京へ上る」「江戸へ下る」と表現しました。
関西が他のどの地方よりも「上」だったんですね。
だから上方落語とは関西の落語のことなんです。

ふ~ん、上方落語って江戸落語とはどう違うの?
はい、同じ落語ですから大きくは変わりませんが、上方落語では、
① 見台(けんだい)、膝かくし、小拍子を使う事が多いです。
見台とは小さな机、その前に置くついたてが膝かくし、見台をパチパチ叩く小拍子。
江戸落語がお座敷などの室内から始まったことに対して、上方落語は屋外で始まりました。道端から始まったんです、聴いてもらうために通行人を呼び止めなければなりません。だから見台をパチパチ叩いて音を出して気づいてもらうことが第一歩。


② 落語の途中で効果音として三味線、太鼓、笛、鉦で音楽を演奏する「はめ物」を使う事も多いです。わかりやすいのは怪談噺で幽霊が出てくる時の「ひゅ~、どろどろ、べべべんべんべん~」っていうアレ。
他にはお座敷の場面で賑やかな音楽、悲しい場面でのしんみりした三味線……
こうした「はめ物」は江戸落語にはほとんどありません。
上方落語はサービスが良いですね。

③ 上方落語はギャグ満載!
江戸落語はシンプルで粋で、そんな中にちょっとした笑いがあるのを良しとしますが、上方落語は違います。
とにかく面白くなくちゃいけない、お客様を笑わせてなんぼの世界。
さすがお笑いの本場です。
この点では、例えば江戸落語をアコースティックギターとするならば、上方落語はエレキギターです。似てるけど全く違うモノと言えますね。
笑いっぱなしなのが上方落語。

④ 着物が派手。
東京の寄席は落語がメイン。落語と落語の間に漫才や手品が入ります。
ところが大阪は漫才がお笑いの王様ですね。漫才と漫才の間にたま~に落語が入ります。
だから噺家さんも地味な着物では漫才に埋もれてしまう。
んで着物が派手になったんですね。

そんなことを頭に置いて上方落語を聴いてみましょう。
来る9月3日と4日は「第4回ひなたの会 笑福亭べ瓶、桂華紋 二人会」です。
抱腹絶倒間違いなしの上方落語会です。
皆様のご来場をお待ちしております。

 

「第4回ひなたの会 笑福亭べ瓶、桂の紋二人会」
~上方の桂の華さす 福の瓶~


大野城会場 9月3日(土) 大野城まどかぴあ 14時開演
高宮会場 9月4日(日) アミカス高宮 14時開演
前売り1900円 当日2500円
予約、問い合わせは/070-5813-7965
メール/w07058137965@willcom.com

※情報は2016.8.19時点のものです

ずぼら横丁落語あれこれ

 「落語って難しそう」「聴き方がよくわからない」「古い言葉がたくさん出てきそう」…

日本人なら誰でも知っている「落語」という単語。

でも、ひとつの噺を最初から最後までちゃんとじっくり聞いたことがある人は意外と少ないのが、落語。

いえいえ、落語はとっても簡単。肩の力を抜いて気楽に聞けばそれでOK。

のんびり聴いてれば、いつの間にか江戸の世界に浸っているはず。

若いお客様にもそうやって落語に親しんでいただくために、アマチュア落語家 粗忽家勘心がのらりくらりと解説致します。

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