【映画史に残る名作】 ニュー・シネマ・パラダイス(1989年)

こんにちは! 2か月ぶりの登場です。

次から次に日本列島を襲う台風に大雨。自然災害の度に、これは天災ではなく人災ではないかと思うようになりました。異常気象も温暖化も生態系の変化もみな人間がしてきたことが原因だから。

地球上の生命体である人間と自然界。 「地球のエネルギーをもらって生かされている私たちであること」をもっと真摯に謙虚に受け止めなければならないことを日本の伝統の武道から学び、実感している次第です。

今回紹介する映画は、あまりにも有名でこのコーナーに相応しくないのでは、とためらった作品です。(小津安二郎監督の「東京物語」も紹介しているから よしとしよう!)

前回のイタリア映画「イル ポスチーノ」にも出ていた、フランスの名優フィリップ・ノワレがいい味を出している! トトの熟年役を演じるジャック・ペラン、若い時よりずっと素敵!(現在監督としても活躍) 少年トトを演じるサルヴァトーレ・カシオの愛くるしい笑顔は忘れられない!そしてスクリーンに現れる往年の大スター達、トルナトーレ監督の作品には欠かせないエンリオ・モリコーネの印象的な音楽等々。 「ニュー・シネマ・パラダイス」は世代や時代を超えた映画の原点のような名作です。

【ストーリー】 

「トト」と呼ばれていた少年・青年時代に過ごしたシチリア島を離れて30年。サルヴァトーレは母からの電話でアルフレードの死を知らされた。幼いころの記憶が走馬灯のように浮かぶ。

島で唯一の娯楽施設は小さな映画館だけだったが、上映する映画のラブシーンを教会の司祭が厳しく検閲してはカットさせていた。 幼いトトは映写技師のアルフレードに映写室の出入りを禁じられながらも、懲りずに通い詰めていたが、火事が原因でアルフレードが盲目になると幼いながら彼に代わって映写技師を務めるようになった。

時が経ち子どもから青年になったサルヴァトーレはエレナという女性と恋に落ちるが、軍隊を除隊して帰郷すると、エレナも仕事も失っていた。 アルフレードに「おまえはこんなところにいるべきではない。都会に出て、二度と島には帰るな。」と言われたサルヴァトーレは、ローマへと向かい、映画人として大成功をおさめた。そしてアルフレードの葬儀に参列するために30年ぶりにシチリアに帰った彼が受け取ったアルフレードの遺品とは、、、。 

若かりし頃、この映画の最後のシーンに理由が分からない涙がとめどなく流れた記憶が鮮明に残っています。 この映画を撮った監督は、数多くの映画を手掛けたベテランと思いきや、若干33歳のジュゼッペ・トルナトーレという監督であったことにも当時大変驚きました。  その後、「みんな元気」「マレーナ」「海の上のピアニスト」「鑑定士と顔のない依頼人」等々、傑作を作り続けています。

 DVDには3時間完全オリジナル版もあります。 

※情報は2016.9.29時点のものです

銀幕ヨーコ

趣味は映画、美術、音楽鑑賞、旅行、読書、さらには空手。

映画は邦画、洋画、ジャンルを問わずなんでんかんでん観ていた時代を経て(オカルト系は苦手)、やっぱりヨーロッパ映画が一番好き。でも韓国映画もいい、中国、台湾、いやインド、イラン映画も捨てがたいな。そうやって私の好きな作品を選別していくと、実は世界の名監督たちが日本の小津安二郎監督作品に強く影響されているという共通点があったんです。これから小津作品に影響力受けた各国の名画を中心においおいご紹介したいと思います。

よろしく!

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