怖くない「なまはげ」に意味はある?日本伝統の変化に思うこと

最近、ニュースで衝撃的なことを知りました。

・「除夜の鐘がうるさい」ということで除夜の鐘を鳴らすのを止めた

・誤嚥事故防止のため、節分の豆まきは新聞紙をまるめた紙に変更した

・・・時代が変わり、クレーム等によって日本の伝統行事のあり方も変化しているようです。

そんな中、私にとって最も衝撃だったのが、

・「なまはげ」が優しい鬼に変わってしまった!

というニュース。「子どもが怖がる」という親からのクレームで、なんと、怖くない鬼に変わってしまったケースがあるそうなんです。。。


こんにちは。

芯のつよい子を育てる運動スクールMIKI・ファニットの太刀山美樹です。 

文字通り、師も走る師走となりました。大掃除も年賀状も気になるし、地域の餅つきも始まった話も耳にする季節ですが、みなさんは子どもの頃、餅つきをしていましたか?

私の家では、餅つきをした後、そのお餅を、床の間、仏様、神棚そのほかにも、車や台所、机や家の要所に飾っていました。実家の家業が果樹園のため、今もお正月には農機具の上にも飾っています。八百万の神といわれるだけあって、いろんなところに神様が…おひな様などアニミズムの考えがありますよね。

その神様とともに、見えない存在として日本で語り継がれているのが「鬼」

昔話や、いまでも節分や地方のお祭りで出てきます。

ところで、私は「なまはげ伝道師」という資格を持っています。

九州なのになんで秋田の「なまはげ」?とよく聞かれるのですが、勉強してみると、これはなかなか奥深いとわかりました。

※なぜ私が幼児教育界のなまはげになったのか、詳しくはこちら↓  

https://fanfunfukuoka.com/family/5340/

そうなんです。

なまはげさんは、なもみはぎ

「怠けこころ」をはぎとる人なのです

大晦日に、訪問するのは希望者のお宅のみ、しかも訪問前にあらかじめ、親に子どもさんの気になるところ、注意してなおしてほしいところを聞いておきます。

その事を「なまはげ台帳」に書いていて、子どもさんの自宅に行って大声で叫ぶのです。

わりい子いねえが

おめえ、○○してるらしいな!

まさかのピンポイントで、親からいつも注意されている事、他の人は知らないはずの事をなまはげさんが凄まじい形相(お面ですが)で問い質すのです。

まるで、地獄の閻魔大王に生前の行状を問い質される亡者みたいなものです。

なまはげさんの前の子どもも、閻魔さまにすべてを見透かされた亡者のように狼狽し、「なんで、なんで、私の事を、そんな事を知っているの?」と動揺、なまはげさんの風貌に畏怖してしまい、母親にすがりついたり、床に突っ伏したりして、ギャン泣きとなってしまいます。

そんな私は、12月18日に、福岡市城南区空手白連会館で、こども達に日本の文化を伝える実行委員会主催イベントによんでいただきました。福岡の子どもや親たちに、日本の文化、神事を知ってもらう事で、親子のあり方や自然を大切にする心を育みたい。そんな思いを持ったイベントです。

午前は、アートTimeで、「なまはげ面」と「出刃包丁」をつくり、昔遊びや、石けん作りを楽しんでいました。

そして午後は、こども達が民話を聞いて集中している間に、保護者のみなさまには「なまはげさん」の役割や意味についてお話をさせてもらいました。

空手の道場、神棚様の前という神聖な場所で話しをさせていただく、ありがたや。これは私も日本の伝統をもっと勉強せんと私がバチあたります。

次のシーンは、お目々の動きをどうぞ!

その風貌の恐さを演出するのは「お面」

(お面はそもそも神聖なものと言われる事が多く、その裏は過去を表すそうです。また表の面は未来を見つめているとか。)

私が手に入れたお面は、想いがこもっています。

師匠の職人さん(一番恐い方らしかったらしい)が一本の木をくりぬいた手彫りの面です。

さて、みなさんは「こどもは褒めて育てる」、何事も叱ってはいけないと、我慢を募らせていませんか?その結果、余計にイライラ…。そんな話しもよく聞きます。

個人的主観ですが、私はダメなものはダメだと思います。

特に自分に周りに大きな危険をおよぼす可能性のものは即刻ダメ。

例えば、幼稚園の帰り道、周りに友だちいる中で、子どもが傘を振り回していたら、どうしますか?すぐ取り上げますよね。こんな場合、問答無用でいいと思っています。

でも、なんでもダメとは思っていません

むしろ、(ちょっとぐらいの)辛い、きつい、くさい等の経験をうむ少しの冒険には、ぜひこどもたちの背中を送りだしていただけたら・・・

学校とは違う場所、違う友だち、違う体験が出来ると思うのです。

そしてそのようなところで、こども達に出逢った大人の方々はぜひ、なまはげさんのようにわりいことしてる子どもを、「こら〜〜」と言っていただけたらと思っています。

受け止めるこども達は、

「あ、これはどこ行ってもダメな事なんだな・・・」

「あ、これは家によって判断基準が違うんだな・・・」

そんな社会の学びとなっていったらいいなと願っています。

幼少期に出逢う「なまはげさん」がいっぱいいたらいいなあ〜〜。

かつて私が中学校のPTA役員していたとき、夜の見回りパトロールに参加した事がありました。

驚いたことに、その時、「何かあっても、こどもに直接注意をしないで」と言われました。例えば、煙草を吸っている子どもに声をかけて危険なことがないように・・・との事。声をかけて危ない事があってはいけないから…と。(この事はいろんな受け止め方があり、いろいろと話したいのですがまた次回に)

いずれにせよ、幼少期に、

「していい事」

「これはやっぱりダメな事」

「これは様子をみてやって行く事」

など、経験から自分の身につけていくことは大事だなと感じています。

その時に、受ける刺激のもとは、友だち、異年齢の存在、家族、先生だけではなく、周りの大人すべて。こどもの頃の「ちょっとうるさかった、おっちゃん、おばちゃん」って、大人になってもずっと覚えているし、今では教えてもらった事に感謝していること多いのでは?

最近は、「怖くないなまはげ」がいるそうですが、愛情を持って怒る姿勢から学ぶことも少なくないと思います。

小さな頃からの、たくさんの「なまはげさん」がこども達の周りに広がる事を願っています。変化の激しい未来でも、こども達が、芯が強く生き抜いていく為に。

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「何回でも起き上がる気持ちを育てる」「何歳からでもチャレンジ」など、思いを届ける教育講演会を担当しています。 http://mikitachiyama.com

そして、MIKI・ファニット運動スクールhttp://www.mikifunnit.comで実践しています。

2017年もまた精進してまいります。みなさま、どうぞよいお年を。

 

※情報は2016.12.21時点のものです

なまはげみき 太刀山美樹

福岡県筑後市出身。23歳で結婚出産。地域のママサークルが口コミで広がり、その後「きみ、おもろいね」とNHK福岡や、学校講師に、街角でスカウトされ経験を積む。2006年MIKIファニットを起業。「どうせ無理と諦めてる子いねえ~が!」と喝をいれる<幼児教育界のなまはげ>としても活動中。好きな言葉「来た球は打つ」

MIKIファニット http://www.mikifunnit.com

個人ブログ⇒http://mikitachiyama.com/blog

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