41歳で突然半身不随…「黄金のレフティちょびっと復活」【病床ROCK尺】vol.11

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入院生活も半年近くに及び、ようやく職場以外の場所へ外出。レベルファイブスタジアムでアビスパの試合観戦です。移動の不安がありましたが、長いリハビリのかいもあり、階段も難なくクリアしてスタンドへ上がりました。

久しぶりの緑のピッチはもう涙もの。J1昇格に向けて、ウチの選手たち、がんばってくれています。まさかの3連敗で始まった2015シーズンでしたが、僕が離脱している間にチームは成長していました。そして札幌に無事に勝利。ふと思い出してみると、勝ち試合を観戦したのは、2014年8月以来です。この調子なら来年はJ1、僕も早く完全復活しないとな、と改めて思いました。

ちなみに僕は昔から右利きなのに、なぜかボール置いて蹴るときだけは左。試合中、目の前でレフティ鈴木惇のコーナーキックを見て、麻痺している僕の左脚にも妙な感覚がありました。夜は初めての自宅外泊で自主的にリハビリをやってみると、膝が伸ばせるようになっているではないですか。惇のおかげで、ボールを蹴る感覚が戻ったのか、膝を伸ばす神経が繋がったみたい。

翌日は退院に向けての自宅チェックで、担当の療法士の先生方が自宅に来ました。いきなり膝伸ばせるようになったことは、みなさん喜んでくれました。特にスロープや手すりの設置などの改修も必要なさそうで一安心。

ただ問題は、うちの前の坂道。滑り止めの赤い舗装になっているくらいの急坂なので、これをクリアしないと一人でどこにも出かけることができません。ということで、新人PTさんと下ってみようとしたのですが、急なだけでなく長い。途中で「やっぱり危ない」と引き返したのですが、それはそれで怖いのです。だったら最後まで下ってしまった方がまだよかったかも、という状況でした。黄金のレフティの復活なんてまだまだ。とりあえず、坂を下りたい。

 

Profile

法坂一広(ほうさか いっこう)

福岡市を拠点に活動する弁護士、小説家。2011年に『弁護士探偵物語・天使の分け前』で第10回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞を受賞。以降、弁護士探偵物語シリーズを執筆する。最新作は『ダーティ・ワーク』(幻冬舎文庫、2015年)。趣味はアビスパ観戦とトレイルランニング。西日本新聞社刊登山情報紙『のぼろ』でショートストーリーを連載中。

 

※情報は2017.2.9時点のものです

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