日本神話×沖ノ島展(4)-御神酒のはじまり

九州国立博物館で開催中の特別展「宗像・沖ノ島と大和朝廷」の見どころを日本神話のエピソードとともに紹介するシリーズ「日本神話×沖ノ島展」。第3回目のテーマは「御神酒のはじまり」です。

神武天皇は夢にあらわれた神のお告げのとおりに、丹宇川の上流で神まつりを行います。

第3回でご紹介した水辺での神まつりを描いたエピソードのひとつですね。)

東に軍を進める神武天皇(じんむてんのう)は、神の教えに従って、香具山(かぐやま)の社(やしろ)の土で手扶(たくじり)*や御神酒甕(おみきがめ)をつくり、丹生川(にうがわ)の上流で神まつりを行われた。

*手抉(たくじり):丸めた土の真ん中を指先で窪めて成形した土器のこと。

御神酒甕を丹生川に沈めると、神意のとおりに魚が木の葉のように流れていった。

このときから、神まつりに御神酒甕が用いられるようになったのである。神まつりの後、神武天皇は東征(とうせい)を成し遂げられた。

『日本書紀』巻第三より


古墳時代の中頃から、日本列島で須恵器(すえき)という土器が作られるようになりました。

作品No.69 須恵器 甕
福岡・小田茶臼塚古墳 古墳時代・5世紀 朝倉市教育委員会

作品No.69 須恵器 甕
福岡・小田茶臼塚古墳 古墳時代・5世紀 朝倉市教育委員会

それまで主に使われていた土師器(はじき)に比べて、須恵器は高温で焼かれたため固く丈夫で、液体の運搬や貯蔵に向いていました。

お酒の醸造にも使われていたそうですよ。

会場で展示中のはなんと高さ86センチメートル! 

展示室で実物の大きさを確認して下さい!

神まつりに御神酒甕が使われるようになった、という日本書紀の記述には、須恵器の広まりが影響しているのかもしれませんね!

特別展「宗像・ 沖ノ島と大和朝廷」

■開催日

2017年1月1日(日・祝)〜3月5日(日)

※休館日:毎週月曜日

■料金

一般/1500円、高大生/1000円、小中生/600円

■お問い合わせ

九州国立博物館

ハローダイヤル 050-5542-8600(8:00〜10:00/年中無休)

http://www.kyuhaku.jp

 

※情報は2017.2.14時点のものです

九州国立博物館

住所福岡県太宰府市石坂4-7-2
TEL050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
URLhttp://www.kyuhaku.jp/

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