ふるさとを誇りにおもう子に育てたい I am proud of you. ~NAI・NAI起業のなまはげみき vol.11

♪NAI-NAI-NAIお金ない、NAI-NAI-NAI 場所もない、NAI-NAI-NAI でもとまらない~.

お金も人脈も知識もなく起業した太刀山美樹です。

 

母校の大同窓会が5月25日に八女高校体育館で開催されました。この大同窓会を今回世話役として関わり、私は八女高校が母校でよかったと改めて思いました。

そもそも自分自身としては、30年もたったかな?と、そんなに時が流れた自覚はなかったのですが…。ある同級生が「昔、俺よりすごくかっこよかった同級生が、自分より頭部に変化があったり、体型があれ?となっていると、ついこぶしで小さなガッツポーズをしてしまう」とのつぶやきを聞き、確かに、私もみんなも年をかさねているなと、笑ってしまいました。

 

時は流れるもの。変わっていくものも多いけど、実は変わる事なく素敵なものもあるなと感じています。

高校時代の私。このころは一度でいいから、、「いい子にするので、神様~~朝起きたら、キョンキョンみたいな顔にしててください」と願ってました(一度もかなわずです 涙)

「朝起きたら、キョンキョンにしてください」神様に毎晩お願いしたけど、1度も叶わなかった

今どき1000人もの人(新卒~90歳)がはいる同窓会を体育館でするとこは珍しいらしく、まさに、心のこもった手づくり同窓会なのです。この一大イベント世話役の役割は、高校卒業30年後に順番に回ってきます。代々引き継がれているしきたりもあり、これができて、卒業生として初めて一人前?!私は司会をお手伝いしましたが、関わることができたのはごく1部です。これは2年半以上も準備をしてきた実行委員、そして多くの同級生、先輩後輩との連携のおかげで成り立ったもので、本当に頭が下がります。

組織つくりに始まり、ビジョンとコンセプトを決めて、ポスター、チケット、ノベルティーの作成。同級生との連絡(個人情報も厳しい時だから、なかなか連絡が取れず、時には冷たい反応もあったと聞いています)。連絡チケット販売。イベントや各地の支部とのやり取り、体育館で飲食をするため、食事の内容や、机やいすの搬入。受付、駐車場整理、庭やトイレ掃除に至るまで。また先輩と後輩との連絡。協力なくしてはできないものです。高校時代の文化祭思いだすねなんて声もしてましたが、この一連の流れは、まさに起業の形にも似ていると思います。

30年前の八女高文化祭。八女高パワーは永遠です!

特に実行委員は言葉にできないぐらい大変だったと思うのですが、学年みんなで、母校のために作業をしていくことで、付き合いがまたつながる事も多く、先輩の中には、還暦に赤いポロシャツを学年全員でつくってみたり、この同窓会からそのまま毎年バス旅行にいかれる学年もいらっしゃいます。

 

毎年遠くからの参加もあります。こんな方も…。

「両親がなくなり、兄弟みんなで八女から東京に引っ越してしまったが、この同窓会は私の故郷だ」と、昭和38年から連続51回参加されてらっしゃる方。

地元では家族がみな八女高校出身という方も多く(我が家もですが)、おじいちゃんを背負って来られる親子三代の方も。

 

「家族4人以上で参加したら表彰されるらしいぞ、うちも6人いるからもらえるな」と笑っていた父も生きていたら間違いなく参加して、あの最前列のテーブルで、私の司会の姿を見ていたはずです。現役応援団の校歌斉唱がはじまると、肩を組み熱唱される大先輩方を見ていると胸が熱くなりました。そしてこの瞬間、他界した父もこの体育館のどこかで、肩を皆さんと組んでいるだろうと、思わず涙ぐんでいました。

応援団

現役応援団と一緒に大声で校歌を合唱しました

秘密のゲストと粋な演出もたくさんです。

吹奏楽演奏や、関東関西はじめ10か所以上の各支部を実行委員長自らすべてまわり、同級生が編集した映像でスタートし

黒木瞳さんからの電報や、ハイスクール漫才で2年連続準優勝し、いまは吉本でがんばっている後輩「はね犬バンジー」の漫才も、そしてなんと「栗コーダーカルテット」がきてくれました。

 

解説:栗コーダーカルテットはピタゴラスイッチの曲というと、あ~~!と言われる方が多いのですが、盲導犬クイルの一生の映画音楽やNHKでも多くの楽曲を担当。年間100本以上のライブは日本からアジアやヨーロッパツアーをこなす。ウクレレや身近な楽器を使った癒し系脱力系バンドとしてメディアに取り上げられる。CD「ウクレレ栗コーダー2」「あの歌この歌」http://www.kuricorder.com/

 

予算もない、体育館の手づくり会場で、楽屋も体育更衣室という中、同級生の近藤研二さんが母校のために、またメンバーのみなさんが賛同いただき叶ったのです。

昨年の久留米であったライブ打ち上げでの事。近藤さんに、同窓会で流すメッセージビデオを撮らせてもらえないかとお願いしたところ、「ビデオぐらいなら俺いっても…」

するとメンバーのおひとりが「僕のね母校でもそういう話があったのだけど、結局流れてしまって…あとから何かできていたらよかったなと思う事があってね。みんな、ね、いいでしょ。行ける方法がないか考えましょうよ」夢のようでした。

そのリハーサルでは、式典前に演奏する吹奏楽部の高校生が、自分たちの演奏が終わると退場で本番がきけないとわかると、本番の曲をMC付きで演奏してくれるという、なんという、なんとすてきな方たち!

リハーサル中の栗コーダーカルテット。目の前には吹奏楽部の高校生が食い入るように見つめています

リハーサル中の栗コーダーカルテット。目の前には吹奏楽部の高校生が食い入るように見つめています

解説:近藤さんはアカデミー賞短編アニメーション賞も受賞した「つみきのいえ」の映画音楽を担当したり、NHK「0655」「2355」の番組で小泉今日子さんや、細野晴臣さんに曲を提供、またモモイロクローバーZのアレンジも手掛けています。ブラックマヨネーズが歌う♪電車で化粧はやめなはれ~♪の曲は一度聞くと頭から離れず、電車内で化粧している人を見ると、つい口ずさんでしまう方は私一人ではないようです。

 

現役生のダンス部のチア演目では、前日リハーサルを見ながら仕事柄、よその子どもにもついつい喝をとばしてしまうなまはげみき。「チアスピリットは、見てくださるお客様に元気を届けるものよね。MCの二人は1年生?…そう、ならば2年3年の踊りをいかすもころすも、あなたたち次第。このあと私と特訓ね。そしてみんな!あなた達の踊りを楽しみにしている人がいます。想像してみて。この広い体育館のどこからでも、見ている大先輩方全員から、元気よかね~と言っていただいているところを!!ベストを尽くそう!もっとやれる。入ってきた瞬間から、大きな声を出して、跳びはねてきて。」(あ、もちろんコーチの先生に、許可をとった後に喝入れています)

その本番は本当にまさにすばらしいパフォーマンスでした。

30年前の八女体育祭

30年前の八女体育祭

実は総会が終わらず、同窓会の開始前セレモニーをはじめてから、突然開始が20分伸び、司会の私は自由に泳がせてもらい楽しみました。(本番に強くなった理由はこちらにhttps://fanfunfukuoka.com/column/8198/

私の仕事はハプニングばかりおこるのが当たり前でした。

 

懇談の時間は、司会をひと休み…そんな私にニコニコ話しかけてくださる方がいらして、「よくわからないことだらけだけど、本当に来てよかった。ありがとう!」と。年代を伺うとやはり卒業生の父と1期違いの方でした。なにか父と接点があるかと聞いてみると、一瞬顔が曇り

「ごめんね。私は数年前に認知症になって、自分の過去が一度全部わからないとよ。治療してだいぶ治ったけど、人に声をかけられてもわからない事だらけで、いっとき家に閉じこもっていた。本当は最初、この大同窓会も来るのは迷ったたいね…。でもね、今日は来てみて本当によかった。ここにいるだけで、こげん楽しいとは!世話役の方、ありがとう。あなたのお父さんの事は思い出せずにごめんなさいね」

「そうだったのですね。では、また今からの楽しいことが、思い出としてたくさん刻まれていったらいいですね・・」と話すと

「ありがと。そうたいね。今からやんね。またこうしてお酒も飲めるようになったし。今日は、えらくおいしか~」

「八女のお酒だからでしょ?」はははと笑いながら歩いて行かれました。

高校時代の友人は一生の宝物。
私、どこにいるか分かりますか?

同窓会チケットの売り上げと寄付は奨学金に使われます。

「母子家庭やけど、月1万、学校からの奨学金もらって、うちの子は通っとります。頑張っていますありがとうと、近所のおばちゃんから言われました」と友人が話していました。

私は、この八女高校を卒業してよかった。母校を誇らしいと改めておもいます。

 

私はいま子どもの運動と教育の場として、MIKIファニットを運営しています。小学校クラスを卒業した子ども達が、遊びに来てくれます。かつて、私のクラスにも不登校の子がいました。「学校にはいけないけど、ここだけは来たい」と。

卒業して8年あまりたち、ある日子ども達のダンスイベントで司会をしている私に「渡して」と、手紙をスタッフが預っていました。「あの時ね、ダンスを続けていてよかった。時間はかかったけど学校にもいけるようになって、今はね自分がしたかった分野の学校にもいけているよ。みき先生の顔が、偶然見れてうれしかった。直接話したかったけど、時間がなくてこんな走り書き。でも、がんばっていると伝えたくて書きました」

思いがけない手紙をイベント途中で目を通してしまい、その日は司会しながら泣いてしまいました。

 

私たちは、芯のつよい子を育てる『MIKIファニット』の運動教室を行っていますが運動教室と思ってはいません。ダンスや体育のスキルだけを教えているのではなく、こころの故郷のひとつになったらいいなと願っています。なにかがあった時にも、戻れる場所。その場所は人がつくっていくものです。わが子に接する気持ちで、わが子ならばどんな人に託したいか?『子どもの前に立つ』とはどういうことなのか?と考え続けていきます。そして、ここで育ったことを誇らしく思える『こころの故郷』をつくっていきたいと思っています。

 

おもいの再確認の機会をいただけた八女高校、同級生、先輩、後輩のみなさん、ありがとうございます。

6月には八女高校東京支部同窓会にて、講演させていただきます。

(東京会場は、体育館ではなく東京プリンスホテル内のレストランです。私には体育館が似合うのですが、、w)

まさかの白黒写真ですが、思い出は色あせていません!

まさかの白黒写真ですが、思い出は色あせていません!

【火曜サスペンスMIKI劇場は、毎週火曜日午後10時更新です】

※情報は2014.5.27時点のものです

なまはげみき 太刀山美樹

福岡県筑後市出身。23歳で結婚出産。地域のママサークルが口コミで広がり、その後「きみ、おもろいね」とNHK福岡や、学校講師に、街角でスカウトされ経験を積む。2006年MIKIファニットを起業。

「どうせ無理と諦めてる子いねえ~が!」

と喝をいれる<幼児教育界のなまはげ>としても活動中。

好きな言葉「来た球は打つ」

MIKIファニット  http://www.mikifunnit.com

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