サニさんぽ ~マタタビを求め 追い出し猫の里に~

 「サニさんぽ」と銘打ってはいるものの、ご存知のように、おれは軟禁生活の身。散歩どころか庭のパトロールもままニャらない。

 先日、おれと「サニ皿」応募者のためにマタタビを買ってきてくれた飼い主・Jの訪問記を代わりに紹介しようじゃニャイか。

 

 これが何か知ってる人は、地元福岡県でもまだあんまりおらんかもしれん。

 「宮若追い出し猫」というキャラクターだ。

 おれもJもうまく説明できんので、ネットに上がってる説明文を引用するからニャ。

  ↓ ↓ ↓

 「400年以上昔、宮若市(旧若宮町)に西福寺というお寺がありました。そこに住む和尚さんは、をたいそう可愛がっていた。あるとき、その寺に大ねずみが住み着き、大暴れして和尚さんはとても困っていました。これを見かねた和尚さんの飼い猫は、何百匹もの仲間の猫を集め、その大ねずみと長い時間戦い、とうとう退治しました。しかし、力尽きた飼い猫や仲間の猫もみんな死んでしまいました。哀れんだ和尚さんは、猫塚を作って、丁寧に供養しました」

 にゃんと、よか和尚ですかニャ。しかし、何百匹もの猫とひとり戦う大ねずみとはいったい。カピバラの間違いじゃニャイか。

 まあ、この昔話を元に福岡県の北の方にある宮若市(かつての若宮町と宮田町が合併してできた)は、「災いを追い払い、福を招く」キャラクターとして「追い出し猫」を売り出し中だ。

 これはゆるキャラグランプリにも出場した追い出し猫の「さくら」。

 悪を追い出すのには、ほうきを使うらしい。そういやあ、昔は帰って欲しい迷惑な客がいたら、ほうきをさかさまにして立てかけておく、というまじないみたのがありましたニャ。

 その宮若市にある「ドリームホープ若宮」。今大人気の「道の駅」みたいなもんですニャ。

 レトロな駅舎風のたたずまい。

 「私たちの作った野菜を食べてみて下さい」。謙虚でありながら、静かな自信を感じさせる名コピーじゃニャイですか。

 建屋だけじゃ足りニャイから、テントも出していろいろ売ってる。

 いよいよ、お店の中に潜入。

 いきなり、追い出し猫グッズだらけ。おれはいつもだらけているが。

 「ねこがし」とはまたシンプルニャ。ちゃんと、悪を追い払うほうきを持っておるニャ。

 猫せんべいもある。みな一様に、戦う猫らしい勇ましい表情ですニャ。

 表情豊かな猫たちのエコバッグ。いや、ここはやはり「ネコバッグ」というべきか。ちょっと孤独のグルメの五郎さんぽい言い方をしてみた。

 招き猫もカラフルニャのがある。両手を上げている。どっちかの手がお金を呼び、もう一方が人を呼ぶんだっけニャ。両方を求める欲張り招き猫だ。

 ちゃんと、「両手招き猫」と書いてあるんだニャ。

 竹原古墳?これは猫と関係なさそうだニャ。

 この直売所でも、招き猫効果か、午後早い時間なのに、売り切れの野菜もけっこうありますニャ。

 やっと、本命のマタタビにたどり着いた。そこそこ売れてるようだ。こんだけ沢山入ってて250円。かなりおトクじゃニャイのか。だいたい、Jはここしか生のマタタビ売ってるとこ知らんて言いおったぞ。

 近くでは、6月3日に「ほたる祭」ってのがあるようだ。ほたるが見れるってことは、お水がきれいな地区なんだろうニャ。

 さてさて、おれもパソコン打ち疲れた。そろそろ一服してマタタビもらおうかニャ。

 そうそう、「サニ皿」1件もまだ応募がニャイぞ。このままでは、5月は誰にもチャオちゅ~る」がプレゼントできん。おれがひとりで食べてしまうぞ。

 それがいやなら、文章書いて送ってくるんだニャ。

 

※情報は2017.5.23時点のものです

サニ

 出身地不明。年齢8歳くらい。オス(去勢済み)。雑種。グレーっぽい縞模様。3年ほど前に、福岡市南区の飼い主の家に上がり込んで、飼い猫に。それまでは近くの公園住まい。生意気な猫には攻撃的だが、人には甘えん坊で勉強や仕事をしていると、必ずすり寄ってきてジャマする。かつお節が大好き。ダミ声。すきあらば家からの脱出を図る。

「サ日記」のタイトルは、紀貫之の「土佐日記」のパクり。名前と同じ32歳まで生きる予定。

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