スラムの学舎・寺子屋へ荷物を届けるには?日本⇒モザンビーク・ペンバへの国際輸送方法

日本でいうと初秋の季節の南半球、こちらモザンビーク共和国はペンバ。

トタン屋根の上に干しているクッションが何度も落ちてくる強めの風が吹いています。

とっても心地よい天候です。

不思議フルーツ・ントゥンガの季節。(マクワ語)

不思議フルーツ・ントゥンガの季節。(マクワ語)

さて、先日、日本の学生さんが作った刺繍入り布巾や折り紙が国際小包で送られてきました。しかし、スラムの学舎・寺子屋から事務局まで、寺子屋お手伝いのファビヨンが夜運んでいる道すがら、二人組の泥棒に襲われ、荷物を奪われたのです。

ファビヨンの手元に残ったのは開けられた荷物の3分の1ほど。

泥棒が顔見知りだったため、その後、寺子屋ディレクターのナジャとナジャの母、ナジャの弟2人と一緒に、泥棒の家に行き、奪われた荷物を回収しました。

荷物が戻って、一件落着。

でも、ひとつ疑問が。何で泥棒は荷物をすべて箱ごと盗まなかったのか・・・。

この事件にはオチがあって、泥棒は何ともファビヨンのことも同じ泥棒だと思ったのです。泥棒が盗んだものを他の泥棒が盗む、という作戦です。

よって、最初に荷物を盗んだ(と泥棒が思い込んだ)ファビヨンにも分け前として、荷物を残したのでした。

そんな泥棒だけではなくトラブルが生じる荷物ですが、ここで本題。

「スラムの学舎・寺子屋に荷物を送りたいのだけど、どうしたら良いのか?」

という質問を幾度かいただいているので、日本⇒モザンビーク・ペンバへの国際輸送についてお答えします。

日本からモザンビークへの荷物は、郵便局の国際小包を利用しています。

輸送できる重量はマックス20キロ。航空便と船便を選択でき、航空便の場合は20キロで4万4千円ほど。到着まで2,3ヶ月かかります。

船便の場合は20キロで1万円ほど。到着まで3ヶ月から9ヶ月かかっています。

私の住むペンバには郵便配達システムが整っておらず、住所もあってないようなもの。

ペンバ郵便局に国際小包が到着すると、郵便局から電話がかかってきて、郵便局に受け取りに行きます。

この時、必要なのが荷物の受取料金2千円から1万円。それと賄賂や税金です。

こちらには悪徳警官や悪徳税関職員がごろごろいるので、一番やっかいなのが税関職員とのやりとり。彼らが難癖をつけてきて、本来なら必要のない税金をせびってくるため、その交渉に、2時間ほどかかる場合もあります。

毎日郵便局に通って、交渉し、5日目にやっと荷物を受け取れたということもあります。

日本から届いた古着でファッションショー

日本から届いた古着でファッションショー

そんな一苦労ある日本からの荷物の受け取りですが、日本から送られた古着や楽器等は子供たちにとっては、サンタさんのプレゼントです。

荷物が到着するたび、大勢の子供たちが事務局に集まってきて、何が入っているのか興味津々で覗き込んできます。

なので、こちらの手間暇は気にせずに、モザンビークへの国際小包輸送にチャレンジしてみてください。税関申告書の記載もあるので、ちょっとした経験にもなると思います。

国際小包はこちらの子供たちにとっては宝箱。

日本で要らなくなったものでも、大歓声で喜ばれます。

日本からいただいた古着水着で、ペンバビーチへゴー。

日本からいただいた古着水着で、ペンバビーチへゴー。

NGOモザンビークのいのちをつなぐ会では

今年の秋には、現地で人気のミュージシャンで寺子屋ディレクターとしても活躍しているナジャの福岡公演を予定しています。

(現在の予定では、10月9日から10月末まで)

現在、演奏できる会場をさがしています。学校やカフェやコミュニティセンター等など、どこへでも参上します!ご連絡お待ちしております。

NGOモザンビークのいのちをつなぐ会 ホームページ

http://www.tsunagukai.com/

※情報は2017.6.1時点のものです

榎本恵

アフリカ南東部のモザンビークで、教育支援や人材支援、環境保全、公衆衛生設備などに取り組む。日本とモザンビークの相互理解のためのイベントなども開催。モザンビークのいのちをつなぐ会代表。http://www.tsunagukai.com/

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