サニ皿 残り2作品を紹介しますニャン ~金塊が飛び交うまち福岡から愛をこめて~

 こニャニャちは。ブログ猫のサニでごわす。

 金塊が警官のふりした連中に盗まれたり、金を買おうとおろしたばかりの4億円近いお金がとられたりと、福岡にはいったいどんだけ金塊があるんだと思ってたら、今度は愛知県の主婦たちが金の密輸の手伝いをしてて捕まった。

 「猫に小判」というが、おれにはニャンの興味も無い。かつお節の値段が高騰するのは、やめてほしいがニャ。

 

 そのかつお節とともに、おれの大好物であるチャオちゅ~る、猫にとっては味と食感がたまらんのだが、飼い主の人間にとっては、愛猫がむさぼり食う様子を自分の手と目で確かめるのが、人気のヒミツニャンだろう。

 さて、きょうも5月応募分の「サニ皿」作品を2編紹介するぞ。

 まずはこちら。以前お友だちが「就職が決まりますように」と、合格キットカットに応募されて、見事お仕事をされるようになった方からだ。

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 「カイは大事な次男坊」

 子供と買い物に行ったホームセンターでその猫と出会いました。

 もうすぐ1才になるアビシニアンのオス猫でした。

 トイレを入れると居場所がなくなるくらいの小さいウサギ用のケージに入れられ、誰にも見向きもされず、通路に置かれて、つまらなそうに腕に顎を預けてぼーっとしていました。

 以前飼っていた猫を亡くしてから、他の猫を飼うという選択肢は私の中にはなかったけど、翌日も、その翌日も通い、気づけば3カ月、毎日通っていました。

 通い始めて4カ月が近くなり、その猫ほど年をとった猫が他にはいないことに気づき、なんだかとても不安になり、店員に話を聞いてみると、その猫はブリーダーのところで繁殖用に残された猫でしたが、下の牙が2本とも生まれつき欠損していて、繁殖用としては不適合であることがわかり下げられた、と。

 今は牙以外普通だけど、この先他にも何かおかしなところが出てくるかもしれないので、普通のアビシニアンとしては売れない、と。

 なんだか、「物」の話のようで、すごく嫌でした。

 牙がないというだけで、価値がないと言われるなんて、あまりにひどい。

 このままだと処分されてしまうかもしれないと不安になり、うちの家族として連れて帰りました。

 とても人懐こい子で、当時8才の息子が「カイ」と名前をつけました。

 

 一人っ子で、弟が欲しくてたまらなかった息子は、「今日から僕がお兄ちゃんだからね。カイは弟だから、僕のいうことちゃんと聞くんだよ」と教えていました。

 ケージに入れられていた時のカイの目は、なんの希望の光もないような目をしていましたが、今はキラキラして、毎日がとても楽しそうです。

 カイは今6才になり、「カイの猫背は猫ちゃん界で一番美しい猫背だね!!」などと褒めてやると、うれしそうにおでこをスリスリしてくれます。

 一人で寂しかった息子の弟になってくれ、また、思春期が始まって部屋からあまり出てこない息子のかわりに私の話し相手になってくれ、今やカイは我が家の大事な次男坊です。(了)

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 よかったニャア。カイ君。しあわせそうに暮らしておるニャア。

 写真に写ってるのは、長男さんつまりカイ君のおにいちゃんだニャ。ずっと仲良くするんだニャ。

 おれは、今飼われてる家の三男坊ということになりますニャ。人間でいえば48歳くらいだから、カンロクは一番あるが。

 しかし、男前、美形猫だニャア。りりし過ぎる。今年のイケニャン美猫グランプリには応募したらいいぞ。上位入賞も大いにありそうだ。

 そろそろ腹も減ってきたが、今回最後の作品だ。

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 「ジーコちゃんは甥っ子の妹」

  甥っ子が飼っている猫はジーコちゃんっていう名前です。黒っぽい縞々模様の女の子です。3歳ちょっとぐらいかな。まだ本当にちっちゃい頃、豆腐屋さんの店先で犬達と一緒にご飯を食べていたそうです。その子猫を母が甥っ子にと貰って来たのです。甥っ子の母親は私の妹になるのですが、余命を宣告され死ぬことは避けられないといった病状でしたその頃はまだ働いていました。妹が亡くなった後、猫好きの甥っ子の心の支えになるようにと貰って来たのです。

 ジーコちゃんは6月の初めに家にやって来ました。まだまだ子猫ちゃんでした。ジーコちゃんが大きくなるにつれて、妹の病状は目に見えて悪くなっていきました。ジーコちゃんが妹の椅子やベッドで寝ている様子がとてものどかな雰囲気でした。もうすぐ妹はいなくなっちゃうんだよ。ジーコちゃんも寂しがるだろうね。わかっているの?高校一年生の甥っ子はジーコちゃんをいつも自分の懐に入れ抱きしめて、迫り来るその日に耐えていたのでしょう。とても可愛がっていました。「ジーコちゃんはTくんの妹だね」と言って笑い合ったその時の様子を忘れることができません。(了)

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 うん、このお話でも猫のジーコさんは、立派な家族の一員として暮らしておるニャ。単なるペットなんかじゃニャイぞ。みんな淋しいとき、つらいとき、猫に支えられて生きておるんだニャア。

 これを書いてくれた、おれ流に言うと「糸島住子さん」は、サ日記に意見を寄せてくれる常連さんだ。たしか、このお話の甥っ子さんは、おれのキットカットを食べて運転免許の試験に合格したはずだぞ。大きくなったんだニャア。

 その糸島住子さんからは、こげなおたよりもいただいておった。上の写真のコーヒーカップの話だ。

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 まぁ、サニ様のコーヒーカップがありましたよ。これは12年程前仕事を休んでいた時に陶芸教室に通っていて、その時作ったものです。シュガーポットやミルク入れやカップやソーサーも作ったのです。たくさん作りすぎて他人に全部あげてしまいました。その後、その陶芸教室が遠くに移転し、私も仕事をまたはじめてもう作ることはなくなりました。もうこのカップ一つと箸置きが一つあるだけです。初期の頃の作品ですね。あのサニ様コーヒーセットがあると豊かなコーヒータイムが楽しめるのになぁと思いました。また陶芸始めようかな、それとも「返して!」とハガキ出そうかなぁ。

 それにしてもサニ様に出会うことは12年前から運命づけられていたのですね。感慨もひとしおです。

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 おれのような顔の猫のモデルがおったのかもしれんニャ。陶芸好きの読者さんがいたら、是非猫顔を描いた作品を作って写真を寄せてほしい。

 寝ころぼうとしたら、外にあやしげな気配を感じた。

 爪を研いでいざ出陣か。

 その前に腹ごしらえだニャ。

 敵をやっつけようにも、戸締まりが厳重で外に出ることもかなわん。

 きょうは、しばらく動きが取れん。飼い主のスキを狙うしかないニャ。

 それでは、みなさん、引き続き良い「サニ皿」送ってくださいニャ。

 

 

※情報は2017.6.2時点のものです

サニ

 出身地不明。年齢8歳くらい。オス(去勢済み)。雑種。グレーっぽい縞模様。3年ほど前に、福岡市南区の飼い主の家に上がり込んで、飼い猫に。それまでは近くの公園住まい。生意気な猫には攻撃的だが、人には甘えん坊で勉強や仕事をしていると、必ずすり寄ってきてジャマする。かつお節が大好き。ダミ声。すきあらば家からの脱出を図る。

「サ日記」のタイトルは、紀貫之の「土佐日記」のパクり。名前と同じ32歳まで生きる予定。

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