6月6日はマイマイの日!~日陰にいるものたちを思いやる日~

数年前から「6月6日はマイマイの日」と、勝手にキャンペーンをしています。

「マイマイ」とはカタツムリのこと。6月がカタツムリを見かけやすいシーズンであることと、「6」という数字がうずまき模様に似ていることに由来します。

マイマイの日は「カタツムリをはじめ、日陰にいるものたちを思いやる日」です。

カタツムリは身近に生息していても、人に気づかれにくい生きものです。その理由の1つは、カタツムリが夜行性で、日中は日陰に隠れてしまうため。そんな言わば「日の当たらない生きもの」であるカタツムリたちに出会うと、私はなんだかうれしい気持ちになります。

「日の当たらない生きもの」は、特にカタツムリに限ったものではありません。私は学生時代にコウモリ類の調査をして、コウモリもまた人里近くに生息するにも関わらず、多くの人が存在すら気づいていない生きものだと実感しました。それから、もしかするとヤモリも、カエルも、ミミズも、モグラも、ダンゴムシも、そのほかたくさんの生きものたちも……。多くの生きものたちが、人のくらしのすぐそばでひっそりと息づいています。

マイマイの日は、そのような「日の当たらない生きもの」のシンボルとして、カタツムリを位置づけています。

自然の変化に気づき、生物多様性を大切にするために、身近な生きものたちに目を向けることは大切です。

いや、そんなもっともらしい理由をつけなくとも、身近にたくさんの生きものたちがいるということを想像するだけで、なんだか楽しく、わくわくする気持ちになります。ひいては、自分の見ている世界が、世界のごく一部に過ぎないんだと気付かされたり、なんだか多様な生き方が許容されているような気持ちになったりもします。

そんなこんなで、マイマイの日をきっかけに、カタツムリなどの日陰にいる生きものたちをそっと思いやる人が増えてくれたらいいなと願っています。

もしかしたら、人間社会の「日の当たらない人」たちのことを思いやる日としてもいいのかもしれません。誰かの隠れた労をねぎらって、カタツムリグッズのプレゼントなんて、いかがでしょうか。

 

※情報は2017.6.5時点のものです

野島智司(のじま・さとし)

ネイチャーライターで、身近な自然をテーマにした個人プロジェクト「マイマイ計画」主宰。糸島で住み開きのアトリエ「小さな脱線研究所」をじわじわオープンしています。10か月になる息子が研究所長で、ガレージは近所の子どもたちとの遊び場。自然や遊びをテーマに、家族や近所の子どもたちと関わりながら、日々思うこと、感じることなどをありのままに書いていきます。http://maimaikeikaku.net

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