装飾古墳の文様をモチーフに古代衣装「貫頭衣」をデザイン!

酷暑が続いた夏もそろそろ終わり、いよいよファッションの秋が近づいてきました!古代の人たちもファッションの秋を楽しんでいたのでしょうか?

さて、九州国立博物館が考古好き女子のために発足した部活「きゅーはく女子考古部」3期生の活動が8月26日、九州国立博物館で開催されました。4回目となる今回の活動テーマは「オリジナル貫頭衣作り」。弥生時代の人たちが着用していたと思われる「貫頭衣」を思い思いのデザインで作成しました。

「貫頭衣」とは、読んで字のごとく、布の中央部分にあけた穴から頭を通す(貫く)衣服のこと。部員たちは、採寸したり、布を切ったりしていましたが、古代の人たちはどのように作っていただのでしょうか。現代では数十分あればできる「測る」「切る」「縫い合わせる」という行為もおそらく古代ではかなりの時間がかかったのではないかと思われます。

古代の人たちがどのような衣服をどのようにして作っていたのかは想像の範囲を超えませんが、21世紀に生きる部員たちは、型ができた布にデザインを描いていきます。デザインのモチーフはほとんどが装飾古墳の文様でした。

自宅でデザイン画を描いてきた人も。

自宅でデザイン画を描いてきた人も。

黙々と作業に取り組む部員たち。7月末に開催された前回の活動で うきは市の装飾古墳を巡りましたが、そこで見聞した体験が生きているようです。

※前回記事「パワースポット!? 福岡県うきは市の装飾古墳を巡ってみた」

絵を描くだけでなく、フェルトを貼ったり、ビーズを縫い付けたりする人もいました。

幼い部員たちも腰に巻く紐づくりに挑戦!

古代の人たちが着用していた貫頭衣のイメージは、無色の味気ない布の衣服でしたが、こんなに色鮮やかで彩り豊かなデザインが施されていたのであれば、ずいぶん華やかな気分になりますね。作業途中に顧問によるミニ講座も開催されましたが、古代の生活を知れば知るほど、部員たちは熱心に貫頭衣づくりに励んでいました。

まるでファッションデザイナーのオフィスのような雰囲気に包まれる中、一人黙々と作業に取り組む部員の姿も。

どうやら乾燥させた植物を煮込み、その液汁で染色するという作業に取り組んでいるようです。

乾燥させた刈安

10~20分間煮沸します。

10~20分間煮沸します。

煮沸した液汁を布につけると黄色く染まってきました。

煮沸した液汁を布につけると黄色く染まってきました。

染めた布を乾かすと黄色く染まっていました。

染めた布を乾かすと黄色く染まっていました。

染色については、来月の部活動でさらに詳しく取り組む予定のようです。楽しみですね。

さて、部員たちが作った貫頭衣がどんな仕上がりになったのか―。完成した貫頭衣を身にまとった部員たちの様子は、九博ブログでぜひチェックしてみてください♪

※情報は2017.8.31時点のものです

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