温泉&映画でほっこり 佐賀「第34回 富士町古湯映画祭」9/16-18

佐賀市の北西部に位置する、隠れ里・古湯(ふるゆ)温泉。その歴史はとても古く、紀元前3世紀、強大な権勢をほしいままにした秦の始皇帝が、不老不死の薬を持ち帰るよう命じ、日本にたどり着いた徐福(じょふく)が天のお告げにより発見した温泉と伝わっています。

※参照:古湯・熊の川温泉郷ホームページ

<温泉&映画>がテーマの富士町「古湯温泉映画祭」。ことし34回目を迎える。写真提供・佐賀市観光協会

<温泉&映画>がテーマの富士町「古湯温泉映画祭」。ことし34回目を迎える。写真提供・佐賀市観光協会

夏でも長湯ができるぬるめのお湯が特徴ですが、もう一つ、古湯温泉で知られるのが、年に一度の「古湯映画祭」。日ごろの喧騒(けんそう)と慌(あわただ)しい生活を離れて、温泉と映画をゆっくり楽しもう、という趣旨で始まったこの映画祭が、ことし34回目を迎えます。

地方の、小さな自治体の映画イベントで、こんなに長く続いた例は、あまりないのではないでしょうか?

温泉と同じように、佐賀の人たちが大事に守ってきた古湯映画祭……今年は、「特集 矢口史靖(やぐちしのぶ)監督と鈴木さんたち」と銘打ち、9月16(土)・17(日)・18(月・祝)の3日間で映画15作品を上映、トークショー4つとゲストとお客さんたちが交流するパーティー(17日夜)が予定されています。

1967年生まれの矢口監督は<ウォーターボーイズ>(2001年)、<スウィングガールズ>(2004年)など少年少女の成長物語を描いた作品で人気のある方ですが、ことしは、新作の家族を壮大なテーマにした新作<サバイバルファミリー>(2017年)で新たな世界を拓いています。

<ウォーターボーイズ>(2001年)

©2001 フジテレビジョン/アルタミラピクチャーズ/東宝/電通

©2001 フジテレビジョン/アルタミラピクチャーズ/東宝/電通

◎監督・脚本:矢口史靖/製作総指揮:桝井省志/出演:妻夫木 聡、玉木 宏、金子貴俊ほか

■部員が一人という廃部寸前の唯野高校水泳部。そこへ若く美しい女性教師が顧問に就任、部員は急増する。彼女は「男子のシンクロをやる!」と宣言、逃げ出す部員続出のなか、残った5人の猛特訓の日々が始まる。

<スウィングガール>(2004年)

©2004 フジテレビジョン/アルタミラピクチャーズ/東宝/電通

©2004 フジテレビジョン/アルタミラピクチャーズ/東宝/電通

◎監督・脚本:矢口史靖/製作総指揮:桝井省志/出演:上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカほか

■落ちこぼれの女子高生・友子は夏休み中の練習をさぼるため、ブラスバンド部用の仕出し弁当を届けるが、食中毒が発生。難を逃れた部員の拓雄は次の試合に、友子たちをメンバーにビッグバンドジャズをやると宣言、落ちこぼれの女子高生たちの奮闘が始まる。

<サバイバルファミリー>(2017年)

©2017フジテレビジョン 東宝 電通 アルタミラピクチャーズ

©2017フジテレビジョン 東宝 電通 アルタミラピクチャーズ

◎監督・脚本:矢口史靖/エグゼクティブプロデューサー:桝井省志/主演:小日向文世、深津絵里、泉澤祐希ほか

■原因不明の電気消滅で廃墟寸前になった東京から脱出した一家の奮闘をコミカルに描いたサバイバルドラマ。亭主関白な父は家族を連れて、交通機関、ガス、電話、水道が完全にストップした東京を脱出するが……。

ゲストは、矢口史靖(監督)、桝井省志(プロデューサー)、田中要次(俳優)、阿久根知昭(監督)、安武信吾・はな(原作者)青柳尊哉(俳優)の各氏。青柳さんは佐賀市出身で、ウルトラマンに出演しています。

<劇場版  ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!>(2017年)

@2017 SSTF「劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!」

@2017 SSTF「劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!」

◎監督:田口清隆/出演:石黒英雄、松浦雅、高橋直人ほか

■闇のアイテム・ダークリングの力で地球を宝石に変えようとたくらむ闇の宇宙人軍団を相手に、オーブが大激闘を繰り広げる……ウルトラマンゼロとウルトラセブンも参戦。新世代ヒーローズとの〝絆の力〟が、オーブに究極の力をもたらす。

<はなちゃんのみそ汁>(2015年)

©︎2015「はなちゃんのみそ汁」フィルムパートナーズ

©︎2015「はなちゃんのみそ汁」フィルムパートナーズ

◎監督・脚本:阿久根知昭/原作:安武信吾、千恵、はな/出演:広末涼子、遠藤賢一ほか

■乳がんを宣告される千恵。しかし信吾は優しくプロポーズ。夫婦となった二人は娘を授かる。幸せな日々の中、再び病魔に侵される千恵。「わたしがいなくなっても、はなが暮らしていけるように」と、娘に生きることの基本、食べること、作ることを教えていく……。

<うつくしいひと>(2016年)

©2016 くまもと映画製作実行委員会

©2016 くまもと映画製作実行委員会

◎監督:行定 勲/出演:橋本 愛、姜尚中、石田えりほか

■小さな書店でアルバイトする透子のもとに、不思議な中年男が現れる。その頃、透子の母があやしい男に付けられていると聞かされ、知り合いの探偵・玉置に相談。あやしい男の後を追うが……。熊本の地方創生を目的とした「くまもと映画プロジェクト」の作品。監督・出演者ともに熊本県出身者で固め、震災前の熊本で撮影した映画。

2017年制作の<うつくしいひと サバ?>もこの映画祭で上映されます。

「うつくしいひと サバ?」

©2017 SSTF

©2017 SSTF

◎監督:行定 勲/出演:高良健吾、米村亮太朗、中別府葵、ロイック・ガルニエほか

■私立探偵の玉屋と田上は、地震の被災地でさまよう外国人マチューと出会うが、ことばが通じない。唯一聞き取れたのは、「サバ?」という一語だけ。仲間の助けで亡き妻の遺骨を義父に届けるために熊本にきたことがわかる。やがてマチューは義父のもとにたどりつくが……

会場はいずれも、古湯温泉の佐賀市立富士公民館「フォレスタふじ」になります。

毎年、好評につき、チケットはなくなるのが早いのと、宿泊施設の確保はお早めに……。

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