ケンカの代償は大きかった ~救急病院にかつぎこまれたおれ サニ~

 茶色と取っ組み合いの大ゲンカをしてから、早一週間近い。

 かみつかれた足を、猪俣先生に診てもらい、抗生物質ももらってのんでいたが、日曜の夜に腫れ上がって震えておった。心配した飼い主が、12時近い真夜中、おれを車で20分ほどの「福岡夜間救急動物病院」に連れて行ってくれた。

 ケージに閉じ込められ、車の助手席の前に置かれたおれは、心細さにか弱く鳴くばかり。

 

 福岡南バイパスという大きな道沿いにあり、真夜中でもこうこうと灯りがついている。目立つ建物だ。先客というか先患者の犬や猫が沢山いた。

 飼い主Cが受付で説明すると、すぐに診察室に招き入れられた。傷口が化膿してたようですニャ。大ごとにはなっとらんようで、ひとまず安心。抗生物質を引き続きのんで、様子を見ろという話だ。

 (株)福岡動物臨床研究所というのが横にある。ここが経営母体のようですニャ。

 実は、おれのかかりつけ医の猪俣先生ご夫妻は、この救急動物病院で開業の前働いていらしたんですニャ。

↑ 猪俣先生ご夫婦

 

 そのせいか、問診票にかかりつけ医を書いてたら、受付の人も、「あしたあさって連休ですよね」と、よく事情がおわかりでしたニャ。

  ↓ 福岡夜間救急動物病院のホームページ

 http://www.pet99.net/

 福岡近郊でペットを飼っている人で、夜中に急に愛犬や愛猫などの具合が悪くなったら、ここがありますぞ。

 手術とか入院とかをまぬかれて家に戻ったおれ、ほとほと疲れましたニャ。

 ああ、ふだんはうぜえが、やっぱ飼い主はありがたい。

 いつも居間か出窓でしか寝ないおれだが、ケガしてからは、Jのベッドも活用する。心境の変化だ。

 j愛用の「目枕」。つぶった目の上に乗せると、寝つきが良いとかいうが、おれには枕としてちょうど良い大きさだ。

 ケガはしてても、外の茶色とかチビ猫の動向は気になる。

 おれが弱ってるのにつけ込んで、縄張りを荒らしたりすると、許さんからニャ。

 暴れ回ることが出来んので、新聞見てたら、以前写真を載せた、博多区の簡易宿泊施設前の大きな猫の愛称が、「ニャーピー」に決まったそうニャ。地元の博多小学校2年生の金光家幸君の案が採用されたという。制作者の京都造形芸術大学教授のヤノベケンジさんも、ご満悦ですニャ。

 ほれ。

 ふむ。

 建物もデカイが、ニャーピーさんもデカイ。身体つきは、猫というよりキリンですニャ。

 さてさて、新聞にも疲れた。病猫らしく安静にしとこうかニャ。最近は、あんまり使ってなかった「つぐら」にも時々入り込む。どうも身体と心が弱ると、猫の本能が戻り狭く薄暗いところで過ごしたくなるようですニャ。じゃ、また。

※情報は2017.9.20時点のものです

サニ

 出身地不明。年齢8歳くらい。オス(去勢済み)。雑種。グレーっぽい縞模様。3年ほど前に、福岡市南区の飼い主の家に上がり込んで、飼い猫に。それまでは近くの公園住まい。生意気な猫には攻撃的だが、人には甘えん坊で勉強や仕事をしていると、必ずすり寄ってきてジャマする。かつお節が大好き。ダミ声。すきあらば家からの脱出を図る。

「サ日記」のタイトルは、紀貫之の「土佐日記」のパクり。名前と同じ32歳まで生きる予定。

関連タグ

この記事もおすすめ