福岡ドリップコーヒー文化の草分け「Brewer’s Coffee ばんぢろ」

創業50年以上の名店の秘密に迫る企画【老舗探訪】。

今回は、創業69年「Brewer’s Coffee ばんぢろ」をご紹介します。

19年ぶりに上川端商店街に復活

上川端商店街の一角、赤い立て看板が目印のお店。階段を登ると喧騒から離れた落ち着いた空気が流れます。

1949年に故・井野耕八郎さんが箱崎に開店し、当時まだ普及していなかったドリップ抽出スタイルは福岡のドリップコーヒー文化の草分けとなりました。

井野さんのコーヒーは昭和天皇・皇后両陛下も口にした逸品。天神への移転を経て98年に閉店しましたが、昨年8月に初代の孫・徳安善孝さんが復活させました。

 

憧れだった祖父の味を受け継ぐ

「ばんぢろ方式創作冷珈琲(500円)」。グラスは2代目の叔父・井野和人さんから引き継いだ当時のもの。

「ばんぢろ方式創作冷珈琲(500円)」。グラスは2代目の叔父・井野和人さんから引き継いだ当時のもの。

幼い頃から店に立つ祖父を見てきた徳安さん。一杯のクオリティを追求する姿勢が地元の人から愛されていた初代の背中は大きく、憧れは強かったといいます。

祖父の味を蘇らせることができるか不安だったそうですが、60代以上の昔の常連客がコーヒーを飲んで「なつかしい」と話す姿にホッとしたのだとか。もちろん歴史を知らない客も多いそうです。

再出発した店は世代を超えて愛される居場所に変化しようとしているのです。

 

老舗のひとこと
自分が納得したものでないと提供しません。その一杯に思いを込めて仕上げる。初代の「一杯を追求する姿勢」から学んだことです。(オーナー・徳安善孝さん)

 

《Brewer’s Coffee ばんぢろ》
福岡市博多区上川端町4-235 2階
TEL/092-981-3335
営業時間/11:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日/火

※情報は2018.7.26時点のものです

Brewer’s Coffee ばんぢろ

住所福岡市博多区上川端町4-235 2階
TEL092-981-3335

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