女たちの饗宴vol.6-運命

@ブリティッシュパブ モーリス ブラックシー

運命がカードを混ぜ、われわれが勝負する

ショーペンハウエル

 

「運命」というものがカードを混ぜるとして、そのカードでどう勝負するのかは自分自身で決めること。

ドイツの哲学者ショーペンハウエルの言葉に込められた意味は深い。

人生は、運命が決めるのではない。

決めるのは自分自身だ。

大人の女性たちが集まり、哲学的考察を深めていく「女たちの饗宴」。

 

6回目の「女たちの饗宴」のテーマは「運命」。

運命の出会い、運命と思った瞬間、それぞれの「運命的」な出来事を語ってもらった。

 

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藤原純子さん

「生きる上で大切にしていることは、直感力。思うままにならないのが人生だけど、その時々、自分の自然な心の声に従っているだけ。運命というものがあるとしても、それをどう受け止めるかは自分次第。私は、銀行員だったときは行員が自分の天職だと思っていたし、カラーの世界に入った今もこれが天職だと思っている。銀行とカラー・イメージコンサルタントは違う職業のようだけれど、根底にはお客さまとのコミュニケーションがあり、お客さまと真摯に向き合い、わかりやすく伝えることが使命であることは同じ」

「昔は100人の人がいたら100人すべてから受け入れられたい、好きになってもらいたい、と思っていた。今は、100人いて1人でも『いい』と言ってくれる人がいればいいと思える。昔は『できないこと』をどうしても受け入れられなかった自分がいたけれど、今は、できないことも含めて今の自分を受け入れられるようになった

 

 

 

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加藤智子さん

「ストレスが原因で体重が110㎏あったことがある。ダイエットしてもすぐにリバウンドして、生活スタイルの乱れとともに精神的にも不安定になっていった。精神的に満たされないものを食事でとっても、体はボロボロになるばかり。このままでは自分は本当にダメになる。このままでは死ぬかもしれない。そう本気で思ったとき、自立するためにダイエットしようと決意した

「ダイエットすることを決意し、食事を一から見直した。太っているときには外出も億劫だったし、お洒落を楽しむこともなかった。でも、食事と運動をきちんととり、半年で45㎏のダイエットに成功した。それからは人生が180度変わった。自分に自信を持つことができた。人生のどん底を味わった私と同じように苦しんでいる人たちに伝えたい。どんな出来事に遭遇しても、『運命を変える力は自分にはある』『あきらめないで。人生は変えられる』と」

 

 

 

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阿部博美さん

 

「これまで生きてきて、人生を振り返るといろいろなことがあった。その中でも一番運命を感じたのは、今の仕事を始めるきっかけとなった本との出会い。ハー・ストーリィの日野佳恵子社長のクチコミュニティ・マーケティングの本と出会ったこと。たまたま手にとって読んだときに『これだ!』と衝撃を受けた。本を読んで電流を感じたのはこの時が初めて」

 

「その後、大学時代の先輩とたまたま会って、しかもその先輩が日野社長の知り合いだった!それから日野社長宛に手紙を送り、4か月後に入社。すべて偶然な出来事のようだけど、いま思えばすべてが必然だったと思えるような出会いだった。運命は決められているものではなく、実は、自分で決めているものじゃないかな

 

 

 

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寺島みちこさん

 

「小さいころ、どうして男に生まれてこなかったんだろうと思っていた。いろんなことは大人になると分かるけれど、負けず嫌いだったから『女のくせに』とか『女の子なんだから』と言われるのが嫌だった。でも、今にしてみると、今の時代に自分が女性として生まれ、九州という地方に生まれたことの意味を感じる。男に生まれていたら…、東京のOLになっていたら…とか考えていても仕方がない」

 

すべてはないものねだりで、ないのであれば自分で作ればいい。運命は時に壁や制限だったりするけれど、それは新しいものを生み出す原動力。いまは運命を楽しんでいる

 

 

 

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須藤美香さん

 

「ベイビーができて、その後、流産したことが分かった。つらかったけれど、ネガティブなことこそあとから考えると運命なのかなって思う。こんな経験がなかったら、命の不思議、かけがえのない命の大切さをこんなに感じなかったかもしれないし、この経験があったからこそ、『死ぬまでにしたいこと』リストを自分で書いて、前向きに人生と向き合うようになった

 

「アメリカに短期留学した経験は大きかった。行動した先で景色が変わり、今まで気づかなかったことに気づいていく。運命は待って受け止めるものではない。自ら動いてその先に気づくものだと思う

 

 

 

 

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【編集メモ】

運命的な瞬間、運命的な出来事―。

あとから考えるとそういう時が誰にでもあると思う。

 

運命に身を任せるか、そこから勝負するかは自分次第。

少なくとも勝負した人は、納得してその「運命」を受け入れることができるのだと思う。

 

運命がカードを混ぜ、われわれが勝負する。

生きているといろんなことに巡り合うが、勝負する姿勢はどんなときも持っていたい。

「運命に挑む勇気」を教えてもらった一夜だった。

 (文・一木朋子、撮影・古賀亜矢子)

 

 

※情報は2013.11.7時点のものです

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