女たちの饗宴vol.1-人生とは

@Bar Ugle

人生は一箱のマッチに似ている。

重大に扱うのはばかばかしい。

重大に扱わねば危険である。

 

芥川龍之介は「人生」についてこのような言葉を残している。

 

人生とは何か―。生きていると何度となくこうした問いにぶつかるが、それはばかばかしくも大切な問いである。人は何のために生き、そして死んでいくのか―。

 

大人の女性たちが集まり、哲学的考察を深めていく「女たちの饗宴」。

第1回目のテーマは「人生とは○○である」。5人の女性が、自身の人生について語り合った。

 

vol1

 

人生とは何か、と考えることは、自身のこれまでの人生を振り返ることでもある。

これまでいくつもの人生の岐路に立ち、そのたびに「自身の人生」に対し向き合ってきた女性たちは、大切なことは「自分を信じてあげる力」と声をそろえる。

たとえ結果が良くなくても、うまく進むことができなくても、自分を信じることから人生は続いていく。

 

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園田京子さん

「自分が幸せかどうか、人と比較してはかっていることもあった。自分が本当にやりたいことが分からない時期もあった。でも、その時々を一生懸命にやっていたら目標が見つかった」

 

「大事なことは、きっと『今を生きる』こと。物事を決断する瞬間瞬間が大事」

 

 

「人生とは『決断すること』。そして、自分の決めたことを『正解』として受け入れ、生きていくこと」

 

 

 

 

阿部さん

阿部博美さん

 

「人生とは『いきあたりばっちり!』」

 

「こんな心境に至るまでにはいろんなことがあったけれど、思うようにならなくて『仕方なくこうなった』と思っていると、後悔ばかり。後悔からは何も生まれないし、始まらない」

 

「大事なのは、今を後悔しないで生きていくこと。迷うこともあるけれど、自分の意思で選んで、今の自分がある。今の自分を肯定して生きていくことが大切だと思う」

 

 

 

 

 

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矢動丸陽子さん

 

「若いころ東京で働いていたときもあったけれど、もっと自分がやりたい仕事を求め、単身ニューヨークへ渡った。辛いことも不安なこともあったけれど、いつしか『It’s not the end of the world(世の中の終わりじゃない)』と思えるようになった」

 

「人生とは、『決断』あるいは『選択』。何を決め、何を選ぶのか。この連続だと思う」

 

 

 

 

 

須藤さん

須藤美香さん

 

 

「学生時代は、プライドばかり高くて、一方で自分自身に劣等感もあった。自分に何が足りないのか、なんでできないのか、と挫折感を抱いていた」

 

「人生とは『謎解き』だと思う。そのときは分からないけれど、あとから点と点は結び合ってくるもの。できなくて悩んだこと、泣いたこと、不安もコンプレックスもすべてが『今』につながっている。若いころ、暗黒期に陥っていた自分に今は『大丈夫だよ』と言ってあげたい」

 

 

 

 

IMG_4682寺島さん

寺島みちこさん

「何もかもがうまくいかなくて、これもできない、あれもできない、と自分を責めてばかりの時もあった。でも、突き詰めて考えても解決しない問題もある。だったら、考えることをやめて行動しようと思った。一喜一憂、一進一退の日々もあった。そうしているうちに、すべてに意味があり、人生とは『出会い』『ご縁』であることが分かった。人生はだれだって初めて。明日は誰にだって初めての日。だから楽しい」

 

「大切なことは自分で考え、自分で決めていくこと。先が見えない不安はだれにでもあるけれど、社会の枠に自分を当てはめるのではなく、自分のことは自分自身でマネジメントすること」

 

 

 

 

饗宴2

自身の人生を振り返り、語り合うには美酒の力も大切

【編集メモ】

5人に共通していたのは、「自分の人生は自分で決める」といった姿勢。5人とも自立した大人の女性としての自覚と自信に満ちていた。

 

「運命がカードを混ぜ、われわれが勝負する」(ドイツの哲学者:ショーペンハウエル)という言葉がある。どのようなカードを与えられても、勝負するのは自分たち。人生でいくつもの岐路に立ち、そのたび勝負に挑み、今の自分を超えて行こうとしている彼女たちに、刺激を受けた。

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 (文・一木朋子、撮影・古賀亜矢子)

※情報は2013.5.24時点のものです

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