誰に対してもオープンな姿勢で 西出裕加子さん(マーケティングマネジャー)

今回のインタビューは、ヒルトン福岡シーホークのマーケティングマネジャー西出裕加子さん。大学卒業後、大手広告代理店に就職した西出さんは、イギリスのリサーチ&コンサルティング会社へ転職し、結婚。第一子の妊娠を機に帰国し、現在は、福岡県糸島市で夫とふたりの子ども、生まれたてのボーダーコリーと一緒に暮らしています。転職、海外勤務、国際結婚、糸島でのスローライフ。ワークライフバランスのとれた生活を送る西出さんに、現在の日々の生活や仕事へのポリシーについてお話を伺いました。

 

Q)現在のお仕事を教えてください。

A)ヒルトン福岡シーホークのマーケティングマネージャーとして、宿泊、レストラン、婚礼などホテル全体にわたるマーケティングを担当しています。地元の人たちに愛されるホテルとして成長するため、レストランやブライダルなどの企画、戦略を練り、ブランド力の向上に力を入れています。

Q)広告代理店時代はどんなお仕事をされていたのですか。

A)広告代理店では本社入社後、関西支社にマーケティング企画部に配属されました。そこでは、視覚や聴覚障害者、肢体不自由者10人に、いま何が不自由で何が便利なのかを徹底インタビューし、「バリアフリー社会をめざして、十人の提言」を作成したり、大阪五輪招致のプロジェクトチームの一員として、大阪を盛り上げるために大阪と東京の意識調査などを行っていました。

 

Q)広告代理店とホテル業では随分と仕事内容が違いそうですね。

A)広告代理店は、マーケティングリサーチをした結果を示しながらアイデアや戦略を提供する仕事ですが、ホテル業では大きな戦略より、日々の仕事が大事。調査よりも、まずはアクションすること。アプローチの仕方は異なりますが、どちらもやりがいのある仕事だと思っています。

 

Q)渡英したきっかけは。

A)会社の第1回奨学金制度でロンドン大学へ企業留学したことがきっかけです。ロンドン大学では、人類学部の修士を取得。ロンドンでの生活があまりに楽しくて、上司に相談した上で退社。その後、ストラテジックプランナーとしてロンドンで働き始めました。

 

Q)ロンドン大学在学中は、いろいろなことを学ばれたそうですね。

A)はい。もともとは、音楽の道に進もうと思っていたのもあって、イギリスにいる間に、何でもやれることはやっちゃえ!と思い、一念発起して声楽も学びました。オーディションも受け、ロンドンフィルの合唱団の一員として、ロイヤルアルバートホールやクイーンエリザベスホールなどの大きなホールでオーケストラとともに歌ったこともあります。そのうち、ソロに関心をもち始め、仕事のかたわら、週に3回、夜間のオペラコースに通い、セミプロのオペラカンパニーで歌ったこともあります。イギリスでは、「Japanese live to work but British work to live」という言葉をよく言われます。イギリスでは、ワークライフバランスが日本と逆なんですよね。生きるために仕事をする。だから、仕事をしながら趣味の延長でチャリティ活動や勉強、芸術活動など人生を楽しんでいます。

Q)仕事に対するポリシーを教えてください。

A)公正であり、公平であること。誰に対してもオープンな姿勢で情報を共有することです。

 

Q)すべてにおいてパーフェクトなイメージがする西出さんですが、失敗談などはありますか。

A)普段、上司には英語で、部下には日本語でコミュニケーションをとっているのですが、外国人の上司の前で、日本語が理解できないだろうと思って堂々と悪口を言ったところ、上司は見事に理解して気まずい雰囲気になったことがありました(笑)。また、自宅では、健康診断に必要だった検便の容器に夫が勘違いして自分の便を入れていたことがありました。出すに出されず、あのときは困りました(笑)。

 

Q)最後に、未来の自分に向けたメッセージをお願いします。

A)好奇心と謙虚さを忘れず、楽しくのびのびと過ごしていきたいです。

※情報は2014.9.3時点のものです

西出裕加子さん

福岡県久留米市出身。大学卒業後、大手広告代理店を経てイギリスのリサーチ&コンサルティング会社へ転職。ロンドンでは日本文化の専門家としてBBCラジオに出演。ディレッタントとしてロイヤルアルバートホールで歌った経験もある。英国人の男性と結婚し、1人目の子どもを妊娠したことを機に帰国。現在は、外資系ホテルのマーケティングマネージャーとして働き、夫とふたりの子供、生まれたてのボーダーコリーと糸島でスローライフを満喫中。

福岡の好きなところは?
海の風、土のにおいが感じられる糸島が好き。ビルが少なく、家が広く、のびのびできる風景が好き。

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