「今年は変革の年」上場したテノ.ホールディングスの池内比呂子社長

 ファンファン福岡の編集長が、福岡で事業を展開する企業の経営者とトークを楽しむ「社長とトーク」のコーナー。今回は、認可保育所や事業所内保育施設など約200施設を運営するテノ.ホールディングス(福岡市)の池内比呂子社長にお会いしました。

「テノ.ホールディングス」池内比呂子社長

今後も選ばれる保育施設であり続けたい
 「女性が働き続けられる社会をつくりたい」と、40歳のときにベビーシッターや家事サービスの会社を立ち上げ、運営する保育施設の数で九州No.1の会社に成長させた池内社長。昨年末には、東京証券取引所マザーズと福岡証券取引所Qボードに上場しました。上場までには紆余(うよ)曲折あり「今まで『社員を引っ張らないと』と思ってきましたが、社員に支えられていることを強く感じました」と言います。

 昨年は新たに、事業所内保育施設を中心に59施設の運営を開始。全国的にも相次いで保育施設ができていますが、テノの施設は「子どもはもちろん、特に母親の気持ちに寄り添った保育を心がけています」。お迎え前に子どもにおにぎりを食べさせて軽くおなかを満たし、家庭での夕食を楽しみに待てるようにしているのも、こだわりの一つ。現場の声を生かした保育士などの養成講座を運営し、保育系人材のネットワークを持っていることも強みだといいます。

 上場で知名度が上がり、新卒採用にもプラスになると期待する池内社長。「今年は変革の年。将来、保育所不足が解消されても“選ばれる側”でいられるよう、改めて企業理念を浸透させていきたいです」と話しました。

池内さんのお気に入り
小説「不毛地帯」 山崎豊子作

終戦後、シベリア抑留から生還した元エリート軍人が商社に迎えられ、世界やライバルと闘う物語。「30代で読み、ビジネスのおもしろさを感じました」 ※写真は池内社長の私物

Profile
池内比呂子(いけうち・ひろこ)
 1959年生まれ、長崎県大村市出身。会社員などを経て、99年に育児や家事の会社を設立。2013年から九州経済連合会の理事。

※情報は2019.4.25時点のものです

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