九州をもっと魅力的な元気な街に 平田エマさん(九州経済調査協会主任研究員)

今回、ご紹介する方は、九州経済調査協会調査研究部主任研究員の平田エマさん。九州経済調査協会は何を調査しているのか。どうして研究員になったのか。仕事の魅力やポリシーなどについて、平田さんに聞いてみました。

 

Q)九州経済調査協会はどんな調査をされているのですか?

A)九州の景気や主要産業の動きなどを調査しています。国や自治体から委託を受け、データを収集したり、ヒアリングしたり、アンケートなどをレポートにまとめたりしています。

 

Q)調査研究員になった動機を教えてください。

A)大学院1年の夏休み、九経調でデータ入力や文章構成のアルバイトをしたことがきっかけです。大学院では国際経済を専攻していて、海外ばかりに目が向いていました。経済の問題、特に貧困や格差の問題は海外にあると思っていたのですが、調査を進めていくうちに自分が暮らしている地域にも問題があることに気がつきました。そこから「日本を、地域をどう元気づけるか」ということに興味を持つようになり、ここで働くことを決めました。

九経調が運営している経済図書館「BIZCOLI(ビズコリ)」

九経調が運営している経済図書館「BIZCOLI(ビズコリ)」

Q)当時、調査研究員で女性は初めてだったと伺いました。

A)そうですね。ただ、学生時代からアルバイトもしていたし、「初の女性研究員」ということへの気負いはあまりありませんでした。現在、九経調には調査研究員が21名いて、うち女性は3名です。調査や研究の分野ではあまり男女の差は関係ありませんね。

 

Q)仕事のやりがいを教えてください。

A)レポートを提出し、クライアントから「ありがとう」という言葉をいただけたときはやはりうれしいですね。また、自分たちがまとめた現状と課題のレポート内容が、自治体の政策や提言に組み込まれると「調査をして良かった」と心から思います。

Q)仕事の面白さはどのようなところにありますか?

A)調査結果も面白いですが、何より自分の知らない世界の人たちの話を聞くことが楽しいです。ある調査では、ホテルの料理担当の方から「福岡の人は素材に甘えて加工する努力を怠っている」との話を伺いました。「福岡は食べ物がおいしい」と誰もが思っていますが、このような視点での切り口は面白かったですね。

 

Q)調査は何人でどのくらいの時間をかけて行うのですか?

A)調査によっては、1人で完結するものもあれば、5人1組のチームなどでやるものもあります。期間は短くて3~4ヶ月、長くて1年近くでしょうか。複数の調査を並行して進めることも珍しくないので大変ですが、調べれば調べるほど分かることがあるし、これが2年後、3年後の地域にとって意味のある調査になると思えばやりがいにつながります。

 

Q)ポリシーを教えてください。

A)自分が暮らす九州を、今よりもっと生き生きとしたエリアにできるよう仕事に取り組むことです。一自治体の調査であっても九州全体のプラスになるものになるよう心がけています。

Q)失敗談などはありますか。

A)携帯電話を忘れることなど滅多にないのに、フィンランドに出張に行った際、ホテルに忘れてしまいました。たまたま大学の偉い先生がサバティカルホリデーでフィンランドにいらっしゃったのですが、その先生に連絡し、「運び屋」のようなことをさせてしましました(笑)。また、私の名前はカタカナなのでハーフと勘違いされることがあるのですが、実際にヒアリングなどで企業を訪ねると、普通の日本人であることが分かり、残念がられることもあります(笑)。

 

Q)平田さんのお母様はフリーアナウンサーで大野城まどかぴあ館長の林田スマさん。幼いころのお母様とのエピソードなどを教えてください。

A)母は結婚・出産を機にアナウンサーを退職しましたが、今思えば働きたくてイライラしていたんでしょうね。家の中では怖いイメージがありましたね。私が小学2年生のときに仕事に復帰しましたが、それからはとても忙しい日々。祖父母や叔母も一緒に暮らしていたので寂しくなかったし、何より生き生きと仕事に楽しく取り組んでいる母がうれしかったです。

 

Q)未来の自分へ向けたメッセージをお願いします。

A)F1から韓国アイドル、歌舞伎、バームクーヘンと好きなものを追いかけ続け、いまはサッカーに夢中です。未来の私はどんな好きなことを追いかけていますか?

※情報は2014.11.29時点のものです

平田エマさん

九州経済調査協会

ビズコリ⇒http://www.bizcoli.jp/

国や自治体から委託を受け、データ収集やヒアリング、アンケートを実施。集計や分析を行い報告する。九経調初の女性調査研究員で現在は主任研究員。

福岡の好きなところは?
(いいところでも悪いところでもあるかもしれないけれど)ちょうどいい規模と距離感があるところ。歩いていると知っている人に会うし、店に入ったら自分とつながっている誰かに出会う。自分が誰かとつながっている、という心地よい感じが好き。

関連タグ

この記事もおすすめ