どんなときも真摯に前向きに 服部倫子さん(弁護士)

民事事件から刑事事件、国際的な認知・国籍取得請求権など、幅広い分野で弁護士として活躍する服部倫子さん。彼女のポリシーは「どんなときも前向きに。ポジティブでいること」。現在、29歳。弁護士としても一人の女性としても、前向きに人生と向き合い、歩み続けていく服部さんに、弁護士を目指したきっかけや今後の夢について聞いてみました。

Q)弁護士を目指したきっかけを教えてください。

 弁護士の父の影響があったのかもしれません。もっとも、幼いころは父の仕事について詳しいことはわからず、母に聞くと「泥棒さんの味方だよ」と教えられていたんですけどね(笑)。父の書類の山は私の背丈よりも高く積み上げられていて、「こんな大変な仕事したくない」と思ったこともありました(笑)。

 

Q)お父さまの影響が大きいんですね。

父は人権活動に熱心で、子どもの権利や障害者の差別問題などに積極的に取り組んでいました。父を通じていろいろな世界に触れ合ったことが、その後の考え方に大きく影響していると思います。夜中まで走り回る父の姿を「大変だな」と思っていましたが、一方では、信念を持って楽しむ父の仕事に憧れもありました。いつか自分も父のように信念を持って仕事に取り組みたい、と。

Q)迷いはなかったんですか。

そういうわけでもなく、中高生のときは進路に迷いました。母がピアニストで、中学までは専ら勉強よりも音楽教育を受けてきたこともあり、ピアノの道に進むか勉学の道に進むか迷いました。 

 

Q)勉学の道を選んだ理由は。

高校時代、NPO団体の方と一緒にホームレスの人への炊き出しを毎週行っていました。そこでは、お弁当や薬、毛布などを配るのですが、ボランティア活動を通じていろんな立場の方と出会いました。足が悪くてボランティアのサービスを受けられない人もいるし、毎年、路上で亡くなる人がいる現実を知りました。それまでは、ユニセフとか難民支援の仕事などに関心があったのですが、自分が暮らす地元でもこのような環境の中で生きている人がいることを知り、同時に、根本的な解決ができない自分自身に無力さを感じました。

 

Q)それで弁護士を目指したんですね。

はい。弁護士は、それぞれの事情を汲み、それぞれにあった支援や代弁ができるのではないかと思いました。

Q)現在、どんな案件を取り扱っているのですか。

民事から刑事まで多様ですが、国際的な問題に関わる案件も多いです。たとえば、父親が日本人で母親がフィリピン人の子どもの認知、国籍取得請求などの事件など。事件について私情はいれないようにしていますが、子どもの問題では「この子のために一番大切なのは、お金なのか、国籍取得なのか、両親と一緒に暮らすことなのか」と本当に考え込みます。子ども自身に話を聞くことも多いのですが、心を閉ざしていた子どもが徐々に心を開いてくれるような瞬間はとてもうれしいです。

 

Q)今後の夢を教えてください。

依頼者に寄り添う弁護士、そして、家族に寄り添える女性になりたいです。

 

Q)未来の自分へメッセージをお願いします。

国内外で社会に貢献するかっこいい女性になっていますか。

 

※情報は2015.6.13時点のものです

山上国際法律事務所

住所福岡市中央区大名2丁目12番12号赤坂産業ビル6階
TEL092-739-2388
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服部倫子さん

山上国際法律事務所(福岡市中央区大名)。

会社案件、会社民事再生、会社破産、刑事、民事、家事事件に加え、国際取引、国際離婚、国際的な認知・国籍取得請求権などの事件も扱う。

福岡の好きなところは?
輝いている人が多いところ。みんなキラキラしているし、いい意味でオープンな人が多いところ。

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