美しいものをいつまでも愛して 手嶌葵さん(歌手)

2006年公開の映画『ゲド戦記』で主題歌・挿入歌とヒロインの声優に抜てきされ、透き通るような歌声からフェアリーボイス(妖精の様な声)と幅広い世代から人気を集める歌手・手嶌葵さん。来年デビュー10周年を迎える手嶌さんは、今年10周年を迎える九州国立博物館の特別展「美の国 日本」のスペシャルサポーターに就任されました。手嶌さんに、今後の夢や特別展「美の国 日本」の見どころなどを伺いました。

 

Q)デビューのきっかけを教えてください。

A)「歌手になりたい」という夢を持っていたわけではないのですが、幼いころから音楽が好きで、中学を卒業後、C&S音楽楽院(福岡市早良区)に進学しました。授業の一環としていくつかオーディションがあったのですが、16歳の時に出たヤマハ音楽振興会主催のオーディションで入賞。ヤマハの関係者の方がデモCDをスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーに渡してくださり、ジブリ映画『ゲド戦記』のテーマソングを歌うことになりました。

 

Q)衝撃的なデビューですね。

A)本当に。ジブリの作品は大好きで、まさかジブリ映画の歌を歌うことになるなんて、夢じゃないかと驚きました(笑)

Q)ジブリの作品の中で好きな作品は?

A)「紅の豚」が大好きです。

 

Q)「ゲド戦記」では、テーマソングだけでなく、ヒロイン・テルー役の声優も務めました。

A)最初は声優という話はなかったのですが、監督の宮崎吾朗さんが歌う声とヒロインの声は同じ方がいいのではと・・・。初めての経験で緊張ばかりで覚えていないのですが、貴重な経験になりました。

Q)来年でデビュー10周年を迎えますね。

A)あっという間でした。デビュー当時のことは緊張しすぎていてほとんど覚えていませんが、当時のことが笑い話にできるくらいの余裕がやっと出てきたような気がします。

 

Q)この秋、開館10周年を迎える九州国立博物館で開催される特別展「美の国 日本」ではスペシャルサポーターに就任されました。

A)美術館や博物館は好きで、九州国立博物館も地元に戻ったときは時々足を運んでいます。今回の「美の国 日本」展では、古の日本人が残してくれた数々の美しい物が鑑賞できると聞いています。美しいものはいつの時代にも愛される。長い歴史の中で大切に受け継がれてきた美しい物語を、ぜひ多くの人に感じていただけたらと思います。また、個人的には今の時代でいう“ゆるキャラ”のような土偶やはにわも楽しみにしています(笑)

Q)手嶌さんのポリシーは。

A)集中力を切らさず、何事も丁寧に取り組むこと。

 

Q)今後の夢や目標を教えてください。

A)デビューがジブリ作品だったので、海外デビューも同時に果たしたことになりますが、今後も日本だけでなく海外の方にもすてきな音楽を届けていきたいです。

 

※情報は2015.9.19時点のものです

手嶌葵さん

福岡県出身。「The Rose」を歌ったデモCDをきっかけに、2006年公開のジブリ映画「ゲド戦記」の挿入歌「テルーの唄」と主題歌の歌唱、ヒロイン“テルー”の声も担当しデビュー。これまでに洋楽音楽からセレクトした曲を集めたアルバムを3作発表。昨年には、「Cinematic」をコンセプトとした10thアルバム「Ren’s dez-vous」をリリース。聴き手を魅了するそのピュアな歌声は、数々の主題歌やCMソングに求められ続けており、近年はライブ活動も積極的に行っている。オフィシャルHP http://www.aoiteshima.com/

福岡の好きなところは?
福岡市・天神は高校時代によく遊びに行った思い出の詰まった場所。ホークスの大ファンで、王貞治さんも大好きです。

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