打って反省 打たれて感謝 岡部麻子さん(公認会計士)

会計のプロフェッショナル「公認会計士」。監査・会計の専門家として、独立した立場において「監査証明」を主たる業務とし、その他、税務やコンサルティング業務など、業務内容は多岐にわたっています。今回ご紹介する方は、公認会計士として有限責任監査法人 トーマツ 福岡事務所で働く岡部麻子さん。岡部さんに、仕事のやりがいやオフの過ごし方について聞いてみました。

 

Q)公認会計士を目指した理由について教えてください。

A)学生の頃から簿記や会計を学んでいたこともあるのですが、一番の理由は、資格を持ったプロフェッショナルな仕事に就きたいと思ったからです。また、私が会計士を目指した1994年当時は、専門職や技術職に就く女性が増えているとニュースでも話題でした。

 

Q)公認会計士としての仕事内容は。

A)会社の決算書の内容が適正かどうか、つまり、決算数値が会社の実態を表しているかを監査するのが仕事ですが、数字だけ見ていても企業の実態は判断できません。全体を把握するためには、個々の現場を知ることも必要です。そのために、工場などの製造現場を視察したり、会社の管理体制がどのように整えられているかなどをチェックしたりします。指導することもあれば、相談を受けることもある。独立性と信頼関係を保ちながら、企業の健全な成長のために貢献するのが、公認会計士の仕事です。

 

Q)公認会計士としてのやりがいは。

A)公認会計士は、企業にとってドクターのような存在で、監査は健康診断のようなものです。監査を通じて発見した課題について、改善策を共に考えることで、会社の健全な成長に貢献できることがやりがいです。

Q)女性の公認会計士は多いのですか?

A)私が就職した時は、トーマツの九州地区の事務所にはおよそ80人の会計士が在籍していましたが、女性は私を含めて5人しかいませんでした。現在は、約20%が女性です。

 

Q)責任ある仕事でストレスも少なくないと思いますが、ストレス解消法は。

A)週に2回ほど通っている剣道の稽古です。10歳から剣道を続けていますが、声を出して集中して相手に立ち向かっていく時間がストレス解消につながっています。

 

Q)ほかに趣味はありますか。

A)剣道は指導員の免許も持っていますが、カーリングの指導員と審判員の資格も持っています。趣味としては、釣りやゴルフ、将棋や相撲観戦も好きです。それから道の駅巡りも(笑)。

 

Q)なかなか渋い趣味のようにも感じますが、多岐にわたっていて話題も広がりそうですね。

A)そうですね。私たちの仕事は、話を聞くことが何より大切なのですが、趣味の話などから会話が広がり、より親しみを持っていただけることも少なくありません。

Q)公認会計士を目指す女性向けのセミナーも開催されています。

A)数字や会計を苦手とする女性も多くいらっしゃいますが、たとえば、小説をなぜ理解できるかというと文字が理解できるから。決算書に並んでいる数字が分かるようになると、頭の中で立体的な企業の姿(イメージ)が見えてくる。難しく捉えず、便利なものだと思って、数字を読み解くことの面白さをより多くの女性に伝えられたらと思います。

 

Q)最後に、岡部さんの好きな言葉を教えてください。

A)「打って反省。打たれて感謝」。剣道の教えですが、うまくいったときでも奢ることなく「もっと良くできないか」と省みて、うまくいかなかったときは「弱点を教えてもらった」と感謝する姿勢でいることを心がけています。

 

※情報は2015.11.14時点のものです

岡部麻子さん

公認会計士 有限責任監査法人 トーマツ 福岡事務所シニアマネジャー

主に企業の会計監査に従事。企業の適正な財務報告を支えることで、企業の価値向上や持続的成長を支援する。会計に関するセミナー講師としても活動。

福岡の好きなところは?
大濠公園。気取っていない西新界隈や商店街も好き!

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