魂を揺さぶる言葉を伝えたい 佐近渓雪さん(書家)

字を「書く」のではなく、「描く」。今回、インタビューしたのは、書家の佐近渓雪さんです。渓雪さんの作品は、まさに「描かれた文字の芸術」。「言葉」が持つ不思議な力「言霊」を伝え、悩みや迷いを抱えた人たちにメッセージを送る「言霊セッション」を行っている渓雪さんに、書の魅力、言葉の持つ不思議な力について聞いてみました。

Q)渓雪さんの作品は、「美しい文字」を超えた芸術性を感じます。

A)たとえば、「雪月花」と西行の歌を書いた上の作品は、頭の中に浮かんだビジュアルを書で表現したものです。雪は水が跳ねるように、または桜の枝に鳥が止まっている様子を表現しています。月は、大切な女性を思い、涙を流しているような歌人西行をイメージした情景を、花は花吹雪が舞い散る様子を表現しました。

 

筆を持ち、目の前の半紙に向き合い、流れるような美しい手の動きで作品を完成させていく。作品は、渓雪さんがインスピレーションを受けて、頭の中でイメージしたもの。墨の濃淡、文字の動き、すべてが意味を持ち、ひとつの芸術作品となっていく。

Q)このようなスタイルの書を描き出したきっかけは何ですか?

A)幼いころいから「左から右にどういう筆の動きをするとこの線(文字)になるんだろう」「どんな気持ちで作者はこの文字を書いたんだろう」という気持ちで書に向き合ってきました。大人になり、結婚や出産、育児、起業、いろいろな経験を積み重む中で、目の前にいる人の心の中にある想いや迷いが分かるようになりました。その人の人生の道しるべになるような言葉、そういう言葉が降ってくるというか、言葉があふれ出てくるようになりました。

渓雪さんは、福岡市中央区警固のアトリエ遊我で、言霊セッションを実施。渓雪さんのもとには、経営者や起業家、若い女性など業種や性別を問わず様々な方が訪れ、心の奥底にある悩みや迷いなど胸の内を話すという。

Q)その人の心の状態や心の支えになる言葉を伝えるのが「言霊セッション」なんですね。

A)進むべき方向に迷う人は少なくありません。生きていれば人はいくつもの岐路に立ち、どちらに進むべきか迷うこともあります。でも、道はきっとある。その方が前を向いて進んでいけるような「道標」となる書を描くのが言霊セッションです。

Q)渓雪さんの好きな言葉は何ですか?

A)私は「独樂(こま)」という言葉が好きです。独樂は、くるくる回って時にバランスを崩しますが、芯がしっかりしていれば決して倒れたりしません。上の作品は、「独樂」という字と「ぶれない自分」という言葉を重ねて描いたものです。どんなに迷っても、芯さえしっかりしていれば笑顔を取り戻せる。楽しむ余裕ができてくる。そう思っています。

 

輝く女性プロジェクト サイトでも渓雪さんが紹介されています

→ http://kagayaku21.com/kotodama/

 

※情報は2014.3.26時点のものです

アトリエ遊我

住所福岡市中央区警固1-15-51 La casa di ORTO 405号
TEL080-6424-8152
URLhttp://ameblo.jp/kagura061228
その他

営業時間:10:00~20:00

言霊セッション(30分)3000円

不定休 ※予約制

 

★★★渓雪さんと高田幸典さんのコラボレーションセミナー(4月23日)★★★

日時:4月23日(水)午後7時~9時

場所:スクラム会事務局セミナー室(福岡市博多区博多駅前2-17-1博多プレステージ別館7F)

参加費:2500円

連絡先:アトリエ遊我(北村さん)080-6424-8152

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渓雪(佐近貴久子)さん

書道講師の母の影響で3歳から書道を始める。小学生のころから幼い子どもに書道を教えるなど、書の才能を発揮し、高校卒業後は静岡の全寮制の書道学校へ進学。会社員、塾講師、ネットワークビジネスなど幅広く活動する傍ら、書道師範としても活躍。東京、大阪、長野、金沢などで個展を開催。昨年2月にはNYのギャラリーでも個展を開催した。熊本県出身。長野県在住。福岡市のギャラリー「アトリエ遊我」で渓雪さんの作品を鑑賞できるほか、言霊セッションを受けることができる(予約制)。

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