大舞台「道成寺」に挑む 能楽師 多久島 法子さん

今回ご紹介するのは、福岡県出身の能楽師・多久島 法子さんです。

多久島さんは、1981年生まれで、東京藝術大学音楽学部邦楽科を卒業しました。舞台と稽古に励む傍ら、子ども向けのワークショップやビギナー向けのイベントを企画し能楽の魅力を発信しています。

 

Q 初舞台は2歳!?

はい。祖父と父がプロの能楽師で物心ついたときには舞台へ上がっていました。近頃は舞台に立つだけでなく、能楽の魅力を伝える活動にも力を入れています。いつかは「福岡県民は誰もが能楽について語れる」という「あるあるネタ」ができるくらい広めたいですね(笑)。

 

Q 福岡の能楽シーンをどう見ていますか?

若い世代のファンが少ないのがさびしいですね。東京の大学へ通っていたときは学生たちが当たり前のように能楽堂へ足を運んでいましたから。ただ、福岡にしかない財産もあります。私は「大濠公園能楽堂」ほど、自然に囲まれた美しい舞台を見たことがありません。

 

Q 5月の舞台「道成寺」とは?

能楽師にとってこれまでの積み重ねが勝負となる大舞台です。恋に破れ、怨念の塊となった主人公・清姫が、物語のカギとなる「道成寺」を訪れるシーンから始まります。前半のクライマックスには80㎏の重さがある巨大な鐘が真上に落ちてくるので、まさに命がけ。私は数少ない女性の能楽師として、どこか清姫の愛憎に共感できる部分がある。それを表現したいと思います。

 

注目!

道成寺

●日時    5月28日(土)13:00開演

●場所    大濠公園能楽堂

●問い合わせ TEL:070-5400-8322

※イベントの紹介ページ⇒https://fanfunfukuoka.com/event/38711/

※情報は2016.4.21時点のものです

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