父が創業した会社を継ぎ、前向きに、挑戦的に 不動産中央情報センター社長・浜村美和さん

 今回は、北九州市小倉北区にある不動産中央情報センターの浜村美和社長にお話をうかがいました。浜村社長は1972年生まれ。父・和明さんが1974年に創業した同社の4代目社長として、多忙な日々を送っています。

会社のマスコットキャラクター「ニコらす君」と一緒に

会社のマスコットキャラクター「ニコらす君」と一緒に

―社長就任までの歩みをお聞かせください。

当社は、父が1974年に創業しました。私は大学卒業後、タイで2カ月半ほどボランティア活動をしていました。帰国し、就職を考えていた97年、「人手が足りないから手伝ってほしい」と父から言われ、当社の契約社員として入社しました。営業や人事、上海での事業などを経験しました。

2000年、父が病のため59歳の若さで他界しました。強力なリーダーシップを発揮していた父を失い、会社はその後、経営面などで苦しい時期が続きました。

私は2007年、4代目の社長として就任しました。

―女性社員が、生き生きと働いていると印象を受けます。

 入社した当時、女性の多くは結婚を機に辞めており、もったいないと感じていました。総務人事を担当した経験を生かし、社長就任後は「女性活性化推進プロジェクト」を立ち上げ、女性の感性を生かしたサービスや商品づくり、女性管理職の登用などを進めてきました。そうした活動が評価され、北九州市ワーク・ライフ・バランス表彰奨励賞(2009年)、福岡県男女共同参画表彰企業賞(2010年)、経済産業省の「おもてなし経営企業選」(2013年)など、さまざまな表彰を受けました。

多くの女性が活躍しています

――これまでに印象に残った出来事はありますか。

 2013年、創業39年目のときに、お客さまへの感謝を込めて「サンキューキャンペーン」を1年かけて行いました。それが無事に終わり、第40期に入るときの全体会議で、社員全員が作った千羽鶴をもらったのです。サプライズの出来事で、とても感激しました。

――浜村さん自身が、仕事をするうえで心掛けていることは。

 前向きで挑戦的であること、そして明るく元気であることです。

―昨春、大学院で技術経営修士の学位を取得されたそうですね。

 父の十三回忌を終え、会社も安定してきたので、経営学を学ぼうと決意。週に1回、山口大大学院の技術経営研究科の福岡教室(福岡市博多区)に2年間通いました。クラスメートは20~60代と幅広く、肩書なしで付き合える出会いがあり、純粋な時間が持てました。

――忙しい日々だと思いますが、趣味や気分転換の方法は。

 演劇、映画、音楽、美術の鑑賞、読書、旅行などです。

当社では年に1回、1週間のリフレッシュ休暇制度があるのですが、昨年10月、フィンランドを旅しました。人々が親切で、自然を大切にするなど、日本人と感性が似ているなと感じました。女性1人でも安心して歩ける国でした。

―これからの抱負は。

 大学院で学んだことを生かし、新しいビジネスモデルが作れたらと考えています。

社長室で。座右の銘は「和顔愛語」(穏やかな笑顔と優しい言葉遣いで接すること)。その言葉通り、柔らかい笑顔が印象的でした


天井が高く、開放的な雰囲気に満ちた店内には、クラシックのBGMが流れていました

天井が高く、開放的な雰囲気に満ちた店内には、クラシックのBGMが流れていました

不動産中央情報センター

北九州市小倉北区東篠崎1-5-1

093(931)1000

※情報は2017.2.4時点のものです

この記事もおすすめ