福岡をもっと素敵な街へ 原口唯さん(プロジェクト・プランナー)

Q)原口さんのお仕事内容について教えてください

A)経済開発と都市開発のコンサルティングをしています。ふつう、建築系の仕事というと建物を作ったり、道路を作ったりすることをイメージされるかもしれませんが、建物や道路を単体で作っても街にはなりません。私たちは、経済開発と都市開発という大きな2つの柱で街づくりをプロデュースしていきたいと考えています。

 

Q)具体的にどのようなお仕事があるのでしょう

A)たとえば、天神・明治通りのビルオーナーさんが集まった「天神明治通り街づくり協議会」があります。明治通りのオフィスはどれも築40年ほどのものが多いのですが、それぞれが独自に立て直すのではなく、明治通り全体として統一した雰囲気や街のイメージをつくっていこうという機運があります。私たちはコンサルタントとして、街づくりを提案したり、空きオフィスに店舗誘致を図ったりしています。

 

Q)現在は、女性起業家の方へのオフィス誘致などを図られているそうですね

A)素敵な人がオフィスに入ると素敵な街になる。では、素敵な人って誰?女性じゃない?と思ったからです(笑)

 

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Q)入社3年で大きな仕事に取り組まれ、やりがいが多いのではと思いますが、失敗談などありますか?

A)実は、失敗談も何も、私はまったく成功した体験がないんです(笑)。女性活用の取り組みをしていく中でも、なかなか自分の思うように事が進まず、うまくいかなかった。できなくても、できないなりにやれることを考えたり、人に相談したりすれば良かったのでしょうが、「自分はダメだからできないんだ」「自分には手におえない」と思考停止になって…。

 

Q)そういうマイナス思考になったときをどうやって乗り越えられたんですか?

A)社長に「もうできないので辞めたい」と伝えました(笑)。そうしたら、社長に「つらいなら休めばいいし、このプロジェクトができないなら他のプロジェクトをやればいい。やめる理由はないでしょ」と言われまして…。その社長の言葉に甘え、自分の成長のためにシンガポールへ3週間、語学留学しました。

 

Q)なぜ、語学留学なんですか?

A)実は、私は語学が苦手で(笑)。社長の好意でせっかく自分を高める機会を得たのだから、1番つらいことを自分に課して成長したい、と思ったんです。結局、言葉はできなくても伝えたいもの、相手の気持ちを察する心があればコミュニケーションできるという大切さを学びました。滞在中、「できないできないと思っていたのは自分だけ」「勝手に自分で『できない』ことを決めつけていた」ことに気が付きました。自分自身を見つめなおす機会にもなったし、他人はそんなに自分のことを気にしていないってことに気付いた。日本でモヤモヤしていた自分が恥ずかしくなりました(笑)

 

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Q)失敗を乗り越えて、できない自分も認められるようになったとき、人はまた成長するんだと思います。原口さんの仕事のポリシーを教えてください。

A)街は人の生活の実りの部分が集まっているのだと思います。建物だって、いろいろな人たちのいろいろな仕事への頑張りが続いているからこそ、にぎわっている。私は、仕事を通して、みんなの実りの場所、可能性を開花させる場所づくりに関わりたいと思っています。

 

Q)7年後の自分にメッセージをお願いします

A)私は「誘惑に無防備」という言葉が好きです。素敵だな、と思ったことや、自分の体験した事のない経験に、前向きにチャレンジする自分でありたいと考えています。毎日どんな小さな事でもチャレンジはできるはずです。7年後は34歳。チャレンジ精神を忘れずに、何に対しても攻めていける自分であってほしいです。

【編集後記】
原口さんは、福岡で頑張る、たくさんの人達の応援をしていきたい、と駆け引きなく思っています。その純粋な想いが、お話の端々と、綺麗な目から伝わってくる、そんな女性でした。これから、もっともっと色々な事業に携わり、さらに素直に成長し、力を付けて行く方なんだろうなと、これからの活躍と成長が、とっても楽しみになりました。

(長谷川春奈)

※情報は2013.11.9時点のものです

原口唯さん

合同会社福岡アーバンラボラトリー プロジェクトプランナー

福岡アーバンラボラトリーHP

福岡の好きなところは?
福岡には、おいしい食べ物がいっぱいあるし、街も美しい。でも、何より好きなのは「人」ですね。福岡市博多区上川端に古い建物をリノベーションして、いろいろな人たちがオフィスや店舗を構える「冷泉荘」がありますが、あそこの空間、雰囲気は特におすすめです。

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