キム兄に学ぶ「人を楽しませる方法」キャナルシティ博多で従業員教育

笑いのプロに学ぶ「人を楽しませる方法」―。

キャナルシティ博多で23日、施設内の従業員教育研修が開催されました。従業員教育と聞くとお堅い講座のような印象もありますが、講師は、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の木村祐一さん。芸人・タレントとしての活動に加え、「ダウンタウンDX」(YTV系列)の放送作家、よしもとの養成学校「吉本総合芸能学院」(NSC)の講師を務め、「発想法」「人に伝わりやすい話し方」「礼儀作法」など、6000人もの人材を育ててきた木村さんが、約100名の従業員に対し、自身の経験を交えたわかりやすいトークで「人を楽しませる方法」について伝授してくださいました。

キャナルシティ博多を運営する福岡地所によると、タレントを講師に招いて従業員教育を行うのは初めての試み。キャナルシティ博多は「わくわくする楽しさを創造し、お客様もスタッフも皆が笑顔になれるアジアNo.1の商業施設」を目指しており、笑いのプロで、人材育成の経験も豊富な木村さんの講演を通じて、顧客満足の向上につなげたい狙いがあるようです。

さて、木村さんに学ぶ「人を楽しませる方法」とは―。

 

「人を楽しませるために大事なことは、まずは自分が楽しむこと。面白いと思うこと。その面白さに気付くのは自分だし、『これがおもろいと思うねん』という伝える側の熱意がなければ相手に届かない」

 

なるほど…。

 

どうやって楽しむか。それは自分自身の問題なのかもしれません。

「笑いの根本は疑問や怒りにあると思う。疑問を持ち、誰かと対話するとそこで新しい発見も見えてくる。自分は赤が好きだと思っていても、誰かが自分に青のイメージを持っていることを知れば新しい興味が生まれてくる。怒りは共感の度合いが広がるチャンス。『かわいい彼女ができた』より『水たまりに落ちた』というエピソードの方が共感されやすい」

 

先入観や固定観念を捨て、多角的な視点で物事を見ること。それが大事ですね。

 

木村さんは吉本総合芸能学院で、写真と話術を掛け合わせた「写術」の講義をされるそうですが、この研修でも、木村さんが「これ何?」と思って撮影した写真を何枚か見せていただきました。

「下駄の表記が『下馬太』に見える」と木村さん。

「下駄の表記が『下馬太』に見える」と木村さん。

日常のちょっとしたことも、視点を変えれば違う何かが見えてくる。こうした日常のちょっとした積み重ねが豊かな発想力につながるんですね。

 

ところで、木村さんは高校卒業後、ホテルでウエイターとして働いていたことがあるそうです。その際、「少々お待ちください」ではなく、「すぐ参ります」「すぐお持ちします」と言うように教わったそうです。

 

「『少々お待ちください』には、客に対して『待て』という意識が前提にある。同じ意味でも『すぐ参ります』という言葉にはこちら側の意思が表れ、待つ方も気分よく待てる。人との対話(コミュニケーション)を大切に、『自分がされたい』『人から言われたい』ことを行動に起こすことが大切」

 木村さんは、接客業の従業員を対象に講師として登壇することは初めてということでしたが、「お笑いと接客業に通じることは少なくない。どちらも人と人の対話と会話が大切。技術だけでなく、『自分が何を伝えたいのか』という熱意が大事」と話していました。

 

先日放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナB面』で松本人志さんが福岡を大絶賛されましたが、木村さんも大の福岡好き。「福岡は世界の都市の中で何番目?」という問いかけには「住みやすいし、食べ物も美味しいし、安いし、屋台も大好きだし…一番です!」と笑顔で応えてくださいました!

※情報は2015.6.23時点のものです

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