“蝋燭の画家” 髙島野十郎の世界とキャンドルディナー

孤高の画家、蠟燭の画家として知られる久留米市出身の洋画家 髙島野十郎(1890-1975)の展覧会が12月4日(金)~2016年1月31日(日)、福岡県立美術館で開催されます。

「孤高の画家」あるいは「蝋燭の画家」と知られる髙島野十郎に関連し、10月31日に「和ろうそくの灯りだけでキャンドルディナー」が福岡市で開催されました。

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お店は、福岡市中央区西中洲の「情熱の千鳥足 CARNE」。この日は、野十郎が長きにわたって描き続けた「蝋燭」の絵にちなみ、野十郎の故郷・筑後地方で松山櫨(はぜ)の復活を目指す「ちくご松山櫨復活委員会」代表の矢野真由美さんも参加し、「眞櫨(まはぜ)」から作られた「眞櫨和ろうそく」の灯りの中、ジビエ料理を堪能しました。

猪のリエット

猪のリエット

 

キジの刺身

キジの刺身

 

猪と鹿と鴨のメンチカツ

猪と鹿と鴨のメンチカツ

 

自家製ピザ

自家製ピザ

 

鹿肉のパスタ

鹿肉のパスタ

 

志布志の黒豚

志布志の黒豚

上品で優しい光を灯す和ろうそくの幻想的な空間の中で、食事を楽しむ穏やかな時間。イベントは、福岡県農林水産部自主研究グループとの共同企画で、県の農林水産部を使った美味しい料理とお酒をゆっくりと楽しむことができました。

和ろうそくの芯切

和ろうそくの芯切

矢野さんは5年ほど前から、和ろうそくを灯して食事を楽しむイベントを開催されているそうです。矢野さんは「ろうそくの光は最初は暗く感じるけれど、徐々に嗅覚や視覚、味覚といった感覚が鋭敏になる。料理もよりおいしく、また、頭の回転も早くなるので会話もより楽しくなる」と話していましたが、まさにその通り。キャンドルの灯りが持つ不思議な力を感じたひとときでした。

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12月4日から開催される髙島野十郎展は、野十郎の没後40年と福岡県立美術館の開館30周年を記念して開催されます。イベントでは、野十郎展の見所の紹介もありました。

若き日の髙島野十郎

若き日の髙島野十郎

久留米市の酒造家に生まれ、県立明善中学を卒業後、東京帝国大学農学部水産学科を首席で卒業するものの、画家の道を選んだ髙島野十郎。独学で絵を学び、美術団体には所属せず、家庭も持たず、流行や時代の趨勢におもねることなく、超俗的な生活を送りながら自らの理想とする絵画を追求しました。

卓越した技量に裏付けられた、息が詰まるような緊張感さえ感じさせる作品の数々。自己の信念に誠実であろうとした画家としての生き方は、多くの人を魅了しています。

展覧会では、「からすうり」や「菜の花」をはじめとする静物画や風景画などの代表作や、野十郎の独自性が発揮された「蝋燭」や「月」シリーズ、さらには初公開作品を含む約150点が展示されます。交錯する光と闇、そして魂-。髙島野十郎の世界をぜひお楽しみください。

展覧会に関連し、櫨蝋ワークショップや講演会など多彩なイベントが開催されます。

詳しくは、展覧会オフィシャルサイト⇒http://www.tnc.co.jp/takashimayajuro40/

髙島野十郎展

日時:12月4日(金)-2016年1月31日(日)

場所:福岡県立美術館

観覧料:一般1200円(1000円)、高大生900円(700円)、小中生400円(200円)

※( )内は前売り・20名以上の団体料金・65歳以上の一般割引料金

※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方及びその介護者1名までは無料

※前売券はチケットぴあ(Pコード767-061)/ローソンチケット(Lコード88240)/セブン-イレブン/イープラスほか主要プレイガイドにて販売中

 

※情報は2015.11.4時点のものです

福岡県立美術館

住所福岡市中央区天神5-2-1
TEL092-715-3551
FAX092-715-3552
URLhttp://fukuoka-kenbi.jp/

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