稀代の悪女に誰もが魅了される! 熟年婚活の裏側を描いた映画『後妻業の女』公開中!

直木賞作家・黒川博行氏の小説『後妻業』を、社会派作品の名手・鶴橋康夫監督が映画化。主人公の小夜子を演じる女優・大竹しのぶさんに、作品の見どころをインタビューしました。

撮影はいかがでしたか?

人をだましたり殺したりするハードボイルドな物語を、鶴橋監督はチャーミングに描きます。おかげで小夜子をいきいきと演じることができました。たとえば遺産目当てに、歌を歌いながら夫を殺しに行く場面。普通はあり得ないでしょ(笑)。

 

柏木(豊川悦司)との関係が心地いい

互いの才能を信頼し、尊敬しあっている。依存ではない、程よい距離感ですよね。小夜子はちょっぴり、柏木のことを好きだと思うんです。「1回半くらい、そういう関係があったという設定で」と監督もおっしゃっていましたから(笑)。豊川さんとは過去に別の作品で共演して以来、兄妹みたいな関係です。私がどんなふうに演じても、彼なら返してくれる。そうした役者としての信頼関係が芝居にも出ているのかもしれませんね。

 

小夜子はどんな女性?

愛し方がわからない、愛されたことのない女。けれど不器用ながらも、心のどこかで誰かを愛したがっている。乱暴な仕草やセリフの中にも、そんな彼女の「愛したい」という気持ちを込めようと思いました。その一方で「人を幸せにしてお金をもらって何が悪いの?」という潔さ。善悪って何だろう、と考えさせられましたね。

 

彼女の一番の魅力は?

「絶対不幸にならない、私は幸せになる」と信じる力です。すべてに前向きで、当たり前のように幸せになろうというバイタリティにあふれている。寂しさを乗り越える強さとたくましさがあるからこそ、人生の可笑しみがにじみ出てくるのでしょう。

 

『後妻業の女』 公開中

[ストーリー]

あらゆる男性を虜にする魅力的な武内小夜子(大竹しのぶ)。その正体は、資産のある高齢男性をねらった「後妻業」を営む結婚相談所のエースだった。所長の柏木(豊川悦司)は、資産家の中瀬(津川雅彦)や不動産王の舟山(笑福亭鶴瓶)をターゲットにするが……。熟年婚活をテーマにした、愛とお金の渦巻く人間喜劇。

©2016「後妻業の女」製作委員会

【配給】東宝

 

Profile

大竹しのぶ/女優。1957年生まれ。75年、映画『青春の門-筑豊編-』で本格的にデビュー。鶴橋監督の作品では、テレビドラマ「かげろうの死」(81年)などに出演している。

 

※情報は2016.9.16時点のものです

関連タグ

この記事もおすすめ