九州豪雨から2週間 ボランティアに参加したい方ご覧ください

 福岡県と大分県で甚大な被害が発生した豪雨。2週間経った今でも、7人の方が行方不明で捜索中。天候も不安定で、緊張状態も続きます。

 先の日曜日=16日に、ボランティアバスなどで被災地・朝倉に向かったNPO法人「日本九援隊」は、3年前から九州各地の被災地の手助けという地道な活動を続けています。

 朝7時の博多駅をスタートに、各所で参加者を乗せ、現地に向かいます。写真は、代表の肥後孝・理事長によるJR大野城駅前での説明です。

 基山PAで乗車する方もいます。今回当初の募集人員を大きく超え、150人超が参加、52人乗り大型と29人乗りのマイクロとバス2台追加しての対応です。

 朝倉市に入ると、対向車線が混んでます。ボランティアセンターに向かう車が多いようです。

 右奥方向がボランティアセンターです。

 

 日本九援隊の拠点となる公民館「舒翠館」です。今回、朝倉と同じように被害を受けた日田市に向かう日田街道沿いにある歴史を感じさせる建物です。

 畳の部屋に座り、地元の方から感謝の言葉と建物の使用について説明していただきます。飲み物など沢山用意されていて、心強い「基地」になりそうです。

 再び、肥後代表から段取りの詳細な説明。みんな真剣に聴き入ります。

 いざ出発。熱中症を起こさないよう、マグロのトロ箱いっぱいに氷でドブ漬けされた飲料を持って現場に向かいます。

 きょうは、地元テレビ局・RKBの取材スタッフもずっと密着します。「今日感テレビ」でしっかり取り上げられました。録画は、この文末に記載した「日本九援隊」のホームページのフェイスブックでも視聴可能です。

 まず、軽トラで運んだ浸水した畳を小学校の校庭でおろし、積み重ねて置き作業に向かいます。一番左の電信柱の影になって見づらいですが、山の肌が茶色くむき出しになった場所があります。

 作業場の朝倉東小学校。道路に面した場所(駐車場?)に土砂が文字通り山積みです。

 「屈強な」と自認する男たちで、床上にまで上がってきた汚れた水で濡れた畳を軽トラからおろしていきます。下水も混じった水が浸み込んだため、「すえたような」すっぱい臭いが鼻につきます。防臭機能のあるマスクとゴム手袋は必需品です。

 校庭には、廃棄される家具もダンプで運び込まれます。

 ビッシリと水を吸った畳は、ほんとうに重い。元々のわらの状態に近いくらい、ふやけて持つに持てない状態のものも少なくないです。

 炎天下の作業。トラックがしばらく来ない間にもぐりこむ木陰は、意外に涼しい時間帯もあり、救いになります。水分はひっきり無しにとらないと、たちまち熱中症が待ってます。

 土俵もしばらくは使用中止。子どもたちもがっかりです。

 何枚の畳を積んだでしょうか。今日だけで150枚はあったかもしれません。

 今日運ばれる畳が無くなってきたので、次の作業にかかります。川沿いの住宅の土砂撤去に行きます。近くまで来て目にしたのは、ひび割れた広大な地面。

 これ、田んぼです。植えていた稲はあとかたもありません。悲しいです。植えた方は、もっと悲しく、やりきれないことでしょう。

 作業をさせていただいたお宅の床。1メートル近いですが、床上浸水して畳全部ダメになってしまいました。まだ、軽トラックが動けるということで、ここでも畳をはがして学校に持って行くことにしました。畳は下ろすよりも、家具を動かしたりして剥がして運ぶ方がきついことがここでわかりました。

 家の庭から土砂を掻き出している前の川で作業するのは、大型のクレーン。まだまだ元に戻るのには、ほど遠い状況です。

 こちらでは、わざわざ買ってきていただいたアイスクリームを振る舞っていただきました。「ほんとは、アイスくらいじゃいかんけどね」と、被災されてるのに気を遣っていただき、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 まだ15時過ぎですが、チームの作業終了です。きょう朝倉入りしたボランティアは2千人を超えた、と聞きました。

 公民館の方が、「お疲れさまでした」と、生のきゅうりを1本ずつすすめてくださいました。塩をすりこんでいただくと、何ものにも代えがたい冷たいごちそうです。生き返ります。

 きょう働いたスコップたち。

 みなさん、疲れてはいるけれど、なんとか持ちこたえました。

 他のチームの戻りを待ちながら、地元の人たちの会話を聞きます。この火の見櫓は、全国区のテレビCMにも何度か登場した有名な存在なのだそうです。

 まだ陽の高い17時過ぎ、舒翠館を後にしました。十分というには、ほど遠いですが、何かしらのお役には立てたものと思いたいです。

 「日本九援隊」。引き続き活動します。ボランティアバスを運行するためなどの募金も募っています。ご興味を持たれた方は、ホームページをご覧になって、ご自身で出来る援助を検討されてみて下さい。→日本九援隊HP  http://nippon9entai.crayonsite.net/

 

 

※情報は2017.7.19時点のものです

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