「徳川家の至宝」展 後期(~12/8)の見どころ!

みなさんはもうご覧になられましたか?

九州国立博物館で開催中の「御三家筆頭 尾張徳川家の至宝」展。

11/12から後期展示がスタートし、宮中の女性の姿を華やかに描いた国宝「源氏物語絵巻 竹河(二)」部分が展示されています(11/24まで)。

今から約900年前の12世紀、平安時代の作品です。

光源氏の子として育った薫(実父は柏木)の、青少年期の帖。春の夕暮れ、明るみを求め端に場所を移した姉妹大君(おおいぎみ)と中君(なかのきみ)が庭の桜の所有権をかけて碁を打っています。当時の宮廷では男も女も碁を楽しみの一つとしていたんですね。その様子を垣間見ているのは、大君に心を寄せる夕霧と雲井雁の間に生まれた蔵人少将。1枚の絵から物語が見えてきます。

この絵は源氏物語絵巻の中でも一、二を争う色鮮やかな作品。原本は11月24日まで展示、模本が12月8日の会期末まで展示されます。

続いて、国宝「初音蒔絵鏡台」(江戸時代、寛永16年)。

初音蒔絵鏡台

徳川三代将軍家光の長女千代姫が、尾張徳川家二代光友に嫁いだ際に持参した婚礼調度です。

幕府が威信をかけてそろえた貝桶(かいおけ)や鏡台、手箱などは「日本一豪華な嫁入り道具」。化粧道具の細かいところまで美しい細工が施されているのが分かります。

眺めているだけで溜息が出そうな美しさですね。

そのほか、秋の深まりを感じる能装束「紅・水色段秋草文唐織」(江戸時代 17世紀)など後期も見どころ満載です。

前期から展示されている水牛の角をかたどった家康の甲冑「熊毛植黒糸威具足」(徳川家康所用、桃山時代 16世紀)や、

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秀吉の危機を救った千鳥の香炉「青磁香炉 銘 千鳥」(豊臣秀吉・徳川家康所用、中国・南宋時代 13世紀)も必見です。

青磁香炉 銘 千鳥

この千鳥の香炉は、秀吉の伝記「絵本太閤記」(江戸後期)によると、天下の大泥棒・石川五右衛門が秀吉の命を奪おうと忍び込んだところ、千鳥が鳴き始めて危険を知らせ、五右衛門は御用になったとされています。一方で、五右衛門伝説をまとめた「賊禁秘誠談」(江戸初期)によれば、香炉を奪おうとした五右衛門が見事に千鳥を鳴かせることなく、盗み取ったとか。エピソードを思い浮かべながら眺めてみると、香炉という「モノ」以上の何かが見えてきますね。

「御三家筆頭 尾張徳川家の至宝」は12月8日まで。この機会にぜひ日本の「美と格式」を堪能してください♪

※情報は2013.11.18時点のものです

九州国立博物館

住所福岡県太宰府市石坂4-7-2
TEL050-5542-8600
URLhttp://tokugawa-shihou.jp/
その他

一般 当日1,500円(前売・団体1,300円)
高大生 当日1,000円(前売・団体800円)
中小生 当日600円(前売・団体400円)
※団体料金は20名以上の場合。

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