メルカリの小泉社長も登壇!!九州スポーツビジネスサミット 内容ギッシリ充実で面白かった

 こんにちは。神出鬼没の久留仁譲二(くるに・じょうじ)です。

 

 今週のはじめ、と言っても振替休日だった24日(月)午後、福岡市の大名小学校跡、起業家の拠点「福岡グロースネクスト」で開催された「九州スポーツビジネスサミット」に聴講参加しました。

 

 このイベントに惹かれたのは、なんといっても、キラ星のような豪華な出演者の顔ぶれ。

 事前のサイトでの告知では、スポーツ界からは、サッカーJ3鹿児島ユナイテッドFCの徳重剛社長、バスケはB1ライジングゼファーフクオカの神田康範社長、ビジネスマンとしては、UEFAチャンピオンズリーグの放映権販売に携わるTEAMマーケティングの岡部恭英代表、説明無用”あの”メルカリの小泉文明社長まで。

 

 期待感を持って申し込み、当日を待ち、迎えました。

 事前予告はありませんでしたが、われらがアビスパ福岡の川森敬史社長も、ご登壇されました。カテゴリーは違えど同じJリーグの鹿児島ユナイテッド・徳重社長は、公認会計士と税理士の資格を持ち、大手監査法人の仕事を離れ帰郷、転身した経歴です。地元愛、サッカー愛のなせるわざです。一方の川森社長は、元来「野球少年」だったそうです。アビスパの大株主アパマンホールディングスの常務でありつつアビスパに社長として派遣されてからのサッカーとのかかわりですが、「こんなにファンの人たちから”ありがとう”と感謝される仕事はない」と、サポーターの応援のありがたさを強調されます。

 ライジングゼファーフクオカの神田社長は、今年就任されるまでは、「僕は回遊魚、動き続けていないと死んでしまいます」と公言する本田圭佑が経営に関与するサッカーチーム・SVホルンのCEOでした。川森さんと同じく、元々サッカーに興味は無く、「世界のケイスケ・ホンダ」から初めて連絡をもらった時は、車を買い替えたばかりで、「メーカーのHONDAの人からの電話かと思った」くらいだそうです。人生、どう転ぶかわからないものです。

 共通するのは、「スポーツが好きなだけではダメ」で、「仕事(商売)として成り立たせなければならない」という考えと明確な指針をお持ちなことです。当たり前のことのようですが、スポーツ好きな人は往々にして、自分の思いだけにとらわれて「ソロバン勘定」が頭にないことも多いそうです。

 設備や機材など「これこれを買ってください」と言ってくるけど、それでどれだけの売上につながりモトが取れるのか、という意識を持つよう、みなさん腐心されています。

 川森社長は、強化部長である鈴木健仁さん(元横浜マリノスなどに所属のディフェンダー)など部長クラスの管理職の人たちも、経営会議に出席してもらい、「自分の会社の財布の状態を認識していただく」そうです。流石です。情報開示のお手本ですね。

 明太子のふくやの川原武浩社長も、メルカリの小泉社長とともに登壇されました。「球団が厳しい時だったからこそ、パートナー企業として関わるようになった」そうです。ふつうは逆です。メジャーで宣伝効果のあるスポーツでないと、目もくれないケースが多いと思います。

 「費用対効果を重視する」先ほどの話とは矛盾するようで、そうではないようです。川原社長は、「地元のスポーツを率先して支えていることで、ふくやに入社したいという人が増えてきた。社員の士気が上がる効果もあります」と、断言されます。

「アビスパへの協賛金に対して、まだまだ見合うリターンはありませんが」の発言には、関係者席で聴いてた川森社長も思わず苦笑されてました。

 しかし、こんな本音の話が出てなごやかに進むのも、このイベントの持つ素敵さゆえです。

 小泉社長も、川森社長と同じく「元野球少年」。ほんの偶然から鹿島アントラーズとつながりができ、オフィシャル契約、ユニフォームスポンサー契約に至っています。でも、実は父上が鹿島の出身で、もともとのご縁はあったのですね。

 実は、IT企業とサッカーチーム、プロスポーツチームには共通点があるのですね。それは、世界を対象にビジネスを行うことです。鹿島アントラーズはAFCの常連、発信力抜群です。

 サミットの中でも、「マンUが無ければイギリスの中都市であるマンチェスターがこんなに日本で知られることはなかった」と、目からウロコの指摘がありました。

 

 まだまだ紹介しきれないほど、サミットに登壇された方の発言、経験、アイデア、なるほどと感じ入り、是非参考にしたい、と思える充実の4時間半でした。

 東大在学中であり、ベンチャー企業・ventusを立ち上げた取締役の梅澤優太さんは、幼いころからサッカーに打ち込み、ジェフ千葉の熱心なファンでもあるところから、トレカ(トレーディングカード)をファンが購入することで、チーム、選手を応援するしくみをつくり、現在様々なチームと契約を拡大中です。

 この方が、今回のサミットを仕掛け実現させた平田剛久さん。プロデューサーです。

 打ち上げでは、裏方として実質運営を仕切ってくれた仲間への感謝を口にして感極まっておられました。

 超大物を沢山集め、最後まで聴衆を飽きさせない充実の内容、お疲れ様でした。

 平田さんも、とにかく突撃してしまう無鉄砲なスポーツバカ。こんな人があすの日本のスポーツ界を明るくしていくのでしょう。

 

※情報は2018.9.26時点のものです

久留仁譲二(くるに・じょうじ)

  中学時代に観た「市民ケーン」の技法に衝撃を受け、映画の道を志す。

 叔母は往年のヒット曲「鴨なマイハウス」で有名な歌手の久留仁朗図麻里(くるに・ろうずまり)。

 好きな俳優のケビン・スペイシーやジョージ・クルーニーの影響を受け、独身を貫く。と思っていたら、クルーニーは、とっとと結婚してしまった。故郷の乳蛇寺州で猫と”二人”暮らし。55歳。

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