安河内哲也氏が福岡雙葉学園で講演【英語を学んで福岡から世界に!】

 10月13日、「第3回グローバル人材育成シンポジウム」が福岡市中央区の福岡雙葉学園で開催されました。生徒によるSGH(スーパーグローバルハイスクール)活動報告や大手予備校のカリスマ講師・安河内哲也氏の講演、安河内氏と生徒が登壇するパネルディスカッションなどの様子をリポートします。

 同学園の麻生泰理事長の主催者挨拶でスタート。麻生氏は「グローバル社会における日本人のコミュニケーション力に危機感を覚えながらも、今後世界を生きるために英語は不可欠な要素であり、福岡雙葉学園はその先導校となるべくSGHの活動を進めている」とグローバル人材育成における英語教育の意義を改めて語りました。

 第1部は福岡雙葉学園中学校・高等学校におけるSGHの活動報告です。SGHとは高等学校等におけるグローバル・リーダー育成に資する教育を通して、生徒の社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図ることを目的として設置された学校のことを指します。全国に123校設置されているSGHの中でも、福岡雙葉学園は活動4年目を迎え、他に先駆けたさまざまな取り組みを進めています。

 中でも<国際教養>の取り組みでは、福岡女子大学の学生と「女性グローバルリーダーについて」というテーマで意見を交わしたり、九州大学の学生と「模擬国連」を実施したりといった、高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜を通じて学力の3要素を確実に育成・評価する、三者の一体的な活動に着手。さらに、これらで英語を駆使することで英語力の向上につなげているそうです。

九州大学学生と共に「模擬国連」を実施

九州大学学生と共に「模擬国連」を実施

 また、SGH活動の課題の一つ<デザイン思考とは?>というテーマについての報告も。思考のプロセスのほか、実践編での「福岡市長選の投票率向上のためのCM制作」は大きく実を結び、作品は天神や博多駅のスクリーンで放映されることが決まっています。

「母親が使いやすいお弁当箱を考える」という課題

福岡市長選の投票率向上のためのCM制作

 福岡市長選の投票率向上のためのCM制作は、専門部署から評価され、天神や博多駅のスクリーンにて放映されるそうです。問題を考え、定義し、試作から実行、フィードバックまで自らの力で行うことは、まさに机上の学問では得ることのできない経験です。

 これらSGHの取り組みから大学進学状況にも変化が出てきているとか。卒業生からは「机上の学問ではない活動と向き合うことで得た“課題を解決する力”、“自力でアイデアを生み出す力”を活かした学生生活を送っている」という声も上がっていました。

「何事にも積極的な姿勢で取り組む姿勢を身につけました。」と語る卒業生

「何事にも積極的な姿勢で取り組む姿勢を身につけました。」と語る卒業生

 枠にとらわれることなく、さまざまな活動を経験することで世界へはばたく人材を育成する…。福岡雙葉学園の姿勢を実感した活動報告でした。

>第二部 安河内哲也氏の講演

1 / 2

この記事もおすすめ