朝倉市、早期復興の願い込め春空にこいのぼり

 2017年7月の九州豪雨で被害を受けた朝倉市松末地区の乙石川沿いにある石詰集落で4月から、多数のこいのぼりが舞っている。

 石詰を含む周辺の集落は長期避難世帯に認定され、住民が住むことはできない。九州豪雨から、5日で1年9カ月―。住民たちは、うららかな春の空を勢いよく泳ぐこいのぼりに早期復旧・復興への祈りを込める。

九州豪雨で被害を受けた朝倉市松末地区の石詰集落で泳ぐこいのぼり

 こいのぼりは今月1日、住民の小嶋喜治さん(63)ら3人が柱を建て、3本のひもを張って飾り始めた。7日までに他の住民と力を合わせて約150匹を飾り付ける予定だ。

 15世帯があった石詰集落は5人が犠牲になった。住民たちは仮設住宅などで暮らす。土砂に覆われ、山肌は崩れ、コンクリート部材が一時的に野積みされた古里を、ダンプが土煙を上げて走り抜ける。本格的な復旧はこれからで、「工事完了も長期避難解除もいつになるか分からない」(小嶋さん)。

 少しでも地域を明るくしようとの願いが込められたこいのぼり。地域外からの寄贈も受け付けている。連絡先は、小嶋さん=080(5214)1565。送付先は、小嶋さんの仮設住宅(〒838-1506 朝倉市杷木林田330の1棟の3)。

※情報は2019.4.4時点のものです

西日本新聞

西日本新聞の朝刊・夕刊に掲載された記事の中から、ファンファン福岡的注目記事をピックアップ!

この記事もおすすめ