九州初! 道路を通行止めにして思い切り遊ぶイベント、宗像市で開催

 地域の道路や商店街の通りなどを一時封鎖して、思い切り遊ぶイベント「ご近所みちあそび」が9月1日、福岡県宗像市日の里で開かれる。「自動車優先ではなく、子どもの遊び場でもあった道の風景を取り戻そう」と2016年に東京で始まったまちづくり活動。九州での実施は初めてで、企画する住民たちは「道でどう遊ぼうか、大人がわくわくしている」と話す。

「ご近所みちあそび」の舞台となる日の里中と日の里西小の間の坂道

 今から50年ほど前に開発された住宅団地の日の里は、若い家族が移住し子どもが多かった。かくれんぼやキャッチボールなどして道で遊ぶ子どもたちを住民が自然に見守り、親たちは立ち話に花を咲かせた。

 約30年前、日の里に移り住み、子ども3人を育てた藤原浩美さん(58)は、団地の夏祭りを前に道で大人たちがみこしを作り、子どもたちが踊りの練習をしていた光景を思い出す。「いつの間にか『危ないから』と子どもたちが道から遠ざけられてしまった」

 藤原さんは「ご近所みちあそび」の活動を広げる一般社団法人「TOKYO PLAY」を知り、「世代を超えた交流の場としての『道』を復活させたい」と、住民組織「日の里地区コミュニティ運営協議会」に提案。賛同した小学生から80代までの住民約20人がアイデアを出し合った。

 当日の会場は、日の里中と日の里西小の間の坂道約180m。午前10時から正午まで、路面にチョークでお絵描きしたり、坂道に敷いた人工芝をゴロゴロしたり、自由に遊べる。藤原さんは「企画を知った高齢者がいつの間にか周辺の草刈りをしてくれるなど、道を中心に見守りの輪が広がっている」と話した。

※情報は2019.8.27時点のものです

西日本新聞

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