空前絶後の神道美術*国宝大神社展

九州国立博物館(太宰府市)で開催中の「国宝大神社展」に行ってきました!昨年の伊勢神宮第62回式年遷宮を機に、日本各地の神社の名品を集めた特別展。国宝57作品、重要文化財65作品、九州初公開7割超の至宝の数々!見応え十分です!

まずは、太宰府天満宮で参拝。受験シーズンなので、とにかく人が多かったです。

いざ、国立博物館へ!

展覧会は、「祀りのはじまり」「古神宝」「神社の風景」「祭りのにぎわい」「伝世の名品」「神々の姿」の6章構成になっています。「祀りのはじまり」では、山の神や海の神に対する祀りのはじまりを祭祀遺跡から発見されたさまざまな文献資料で展示、「古神宝」では、神社で社殿が造られ、神々が祀られるようになった後、祭神のために特別に製作された装束や武具などが展示されています。

神社は社殿が森に囲まれ、「鎮守の杜」と称されますが、「神社の風景」では森と深い繋がりがある社殿の風景を描いた作品が並びます。仏教美術では仏や菩薩の像が主役となるのに対し、風景が主役になるのは神道美術における絵画の一つの特徴のようです。

続いて「祭りのにぎわい」。ここからは現代の私たちの生活にもなじみ深いものがいろいろと展示されています。

屏風に描かれた人たちはとてもいきいきとしています。雲の上から俯瞰して眺めていると、神の視点から世の人々の生活を眺めている気分になりました。

重要文化財「錦貼神輿」(鎌倉時代・14世紀)。

菅原道真の歌「このたびは幣もとりあへず手向山もみぢの錦神のまにまに」でも知られる奈良県の手向山八幡宮の典雅な神輿です。

神輿の頂点には鳳凰!天子の乗り物を彷彿とさせる優美な神輿です。

こちらは、第5章「伝世の名品」に展示してある「国宝 金銅製壺鐙」(古墳時代・7世紀)。福岡・宮地嶽神社境内から出土した馬具のひとつです。足先を袋状に覆う鋳銅製の鐙ですが、黄金の馬具とともにアジアを駆け抜けた先人の勇ましい様子が目に浮かんできます。

教科書で見た!と盛り上がったのが、「国宝 北野天神縁起絵巻 巻第六」(2/9まで展示、鎌倉時代・13世紀)。

延長8年(930)清涼殿に雷神が現れて落雷させ、延臣たちを死傷させたという場面です。

数多く残る天神縁起を描く絵巻のうち最古の作品で、縦50cmを超える大画面に鮮やかに描かれています!

そして、第6章「神々の姿」。

今回の展覧会の表紙にも載っている「国宝 熊野夫須美大神坐像」(平安時代・9世紀)は、等身大の女神像。

写真では分かりにくいかもしれませんが、この女神は左膝を立てています。

神像は、仏像と違って決まった図形があったわけではなく、当時の貴族の姿であらわされているそうです。

さらに、仏像は参拝者が拝むことができたのに対し、神像は本殿の奥深くに秘められ、直接拝観することはできませんでした。

そんな貴重な神の姿が拝観できるまたとない機会です!

ちなみに、この特別展がより一層楽しめる面白いネタのご紹介…

会場入り口には展示されている作品に関する豆知識が詰まった「おみくじ(のようなもの)」があります。

来場者は、おみくじ(のようなもの)に掲載されている展示物を会場内で探します♪

私がひいたのは神社を守る狛犬でしたが、見つけた瞬間は「やった!」と思いました。

特別展は3月9日まで。期間中、展示は一部入れ替えがあります。

神にいざなわれ、皆さんもぜひ「国宝大神社展」を楽しんでくださいね♪

※情報は2014.1.21時点のものです

「国宝大神社展」公式サイト

住所太宰府市石坂4-7-2
TEL050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
URLhttp://daijinja.jp/
その他

一 般1,500円(1,300円)
高大生1,000円(800円)
小中生 600円(400円)

( )内は前売り・団体料金(20名以上の場合)

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