親不孝通りに西郷隆盛がいた!? 歴史的な石碑を発見!

西郷隆盛といえば、幕末の志士として人気が高い薩摩藩士。「西郷どん」と今でも慕われる西郷隆盛にまつわる石碑を、福岡市・天神の親不孝通りで見つけました。

「西郷南洲翁隠家乃跡」

西郷南洲とは、西郷隆盛のことです。つまり、ここは西郷隆盛が隠れ家とした跡ということのようです。

調べてみると、幕末期、徳川幕府を倒して新しい政治を行おうと活動していた西郷隆盛が、大老井伊直弼による弾圧「安政の大獄」から逃れ、一時期、ここに身を潜めていたそうです。

裏道のような細い道沿いにあります。

裏道のような細い道沿いにあります。

今は海鮮料理店になっていますが、ここはもともと福萬醤油(現在も親不孝通りにあります)の蔵があったところで、その蔵に隠れていたそうです。

尊王攘夷派の僧侶・月照とともに故郷鹿児島へ逃げる途中、この地に立ち寄った西郷どん。その後は月照を福岡藩の平野國臣に預け、自身は先に鹿児島へ戻って月照を迎え入れる準備をしていたと伝えられているので、西郷どんの滞在日数はわずかだったと思われます。それでもこうして石碑が残っているなんて、いかに西郷隆盛が愛され続けているかを表しているようです。

海鮮料理「兼平鮮魚」店の前に石碑はあります。

「兼平鮮魚店」の前に石碑はあります。

せっかくなら、そうした経緯をこの石碑の近くに説明する案内板などあればいいのに・・・と思う一方で、ひっそりと立つ石碑が当時の様子を物語っているようでもあり、何とも言えない思いがしました。

福岡市の中心に、親不孝通りの一角に、あの西郷隆盛が身を寄せた場所があるなんて―。親不孝通りの新たな一面を知り、もっとこの街を知りたくなった発見でした。

※情報は2017.9.8時点のものです

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