大正時代の土蔵で絶品ステーキとスウィーツ☆大分・日田の名店「和くら」

大分県日田市は、江戸時代に幕府直轄地・天領として西国郡代が置かれるなど、九州の政治や文化、経済の中心地として栄えた地域です。豆田町や隈町には、今も往時の繁栄を偲ぶ風情ある街並みが残っていますが、そんな隈町界隈で素敵なお店を見つけました。

すてーき茶寮 和くら

立派な蔵のようですが、こちらは大正6年(1917年)、当時「ヤマキチ」という屋号で日田で一番の材木商だった初代後藤豊三郎さんが、長男の誕生を祝って建てた蔵だそうです。子どもが生まれた記念に蔵を建てるなんてすごいですね。

「すてーき茶寮 和くら」は、平成元年(1989年)にオープン。平成20年(2008年)には母屋「ヤマキチ後藤家」とともに「国指定登録文化財」に指定されています。

お店の中は温かい雰囲気に包まれ、遠い異国の素敵な部屋に案内されたような気分に。「和くら」の名の通り、「和みの蔵」そのものです。

ずっしりとした土壁や太い柱が印象的です。2階にも上がることができましたが、これまた雰囲気がありました。

「和くら」は鉄板焼ステーキのお店ですが、ステーキだけでなくスウィーツも人気ということで、お店イチオシのプリンとクッキーをいただきました。

大分県・玖珠町の新鮮な地卵、濃厚な牛乳、さとうきび糖だけを使用した上質なプリンと、しっとりとした味わいが人気のクッキー。甘さ控えめで、素材の味を活かした丁寧な味が口の中に広がります。一口食べるほどに、身も心も幸福感でいっぱいになりました。

落ち着いた空間で、ゆっくりとした時間の流れを感じながら楽しむティータイム。ずーーっとこうしていたい。誰もがそんな気になる素敵なお店です。

ステーキを食べる部屋もまた素晴らしかったです。鉄板のカウンター越しには、三隈川と亀山(きざん)公園が見えます。川の水面では鴨が横切り、公園の銀杏は黄色く紅葉。春には鮮やかに咲き誇る桜の花が楽しめるそうです。

夕暮れ時には、正面に沈む夕日を眺めながらの食事が楽しめるとか。わざわざ遠方から訪ねる方も少なくないようですが、納得です。

玄関を出て左手に進むと階段があり、そこから川縁へ下りることができました。

初めての場所なのに、どこか懐かしい風景のように思えるから不思議です。“美しく平和な風景”とはこのような場所のことを言うのだろうと思いつつ、しばらく散策を楽しみました。

今回は鉄板焼ステーキは食べませんでしたが、次回は夕暮れ時を狙ってステーキを食べたいと思っています。ぜひ皆さんも足を運んでみてください。

撮影:Webマダム (山本美千子)

※情報は2017.11.3時点のものです

すてーき茶寮 和くら

住所大分県日田市隈2丁目4-13
TEL0973-24-2728
URLhttp://www.wakura.com/index.html

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