「耶馬渓の絶景を見に来て」 大分県中津市職員の柳瀬亮太さんが魅力を語る

大分県中津市は海と山に恵まれたエリアです。中津市に位置する耶馬渓は、「日本新三景」「国名勝」「日本遺産」の3つのタイトルを持ち、四季を通じて大自然の魅力を楽しむことができます。

特に秋が深まるこれからの季節は、耶馬渓の中でもエリアごとに紅葉の色の濃さが変化し、訪れるたびに違った雰囲気を楽しむことができます。耶馬渓をプロモーションする中津市役所の柳瀬亮太さんに、その魅力を聞いてきました。

柳瀬亮太さん 奥に見えるのは人気スポットの第二山国川橋

柳瀬亮太さん。奥に見えるのは人気スポットの第二山国川橋

Q:まずは自己紹介をお願いします。
現在は、中津市役所企画観光部耶馬渓観光室に所属しています。入庁7年目です。最初は総務課に配属され、4年ほどいました。耶馬渓観光室には2016年4月に配属され、現在3年目になります。耶馬渓へ実際に足を運んでもらおうと毎日頑張っています。

春のサイクリングのイベントでコースについて説明する柳瀬さん

春のサイクリングのイベントでコースについて説明する柳瀬さん

Q:中津市、耶馬渓はどんなところですか?
中津市は「中津からあげ」が有名になりました。市内には多くのからあげ専門店があります。コンビニよりもからあげ専門店の方が多いです。店舗ごとに個性があり、食べ比べるのもおススメです。

人気の中津からあげ。揚げたてを是非現地で楽しんで。

人気の中津からあげ。揚げたてを是非現地で楽しんで

耶馬渓は「ダイナミックな観光地」だと思います。地域で分けると、本耶馬渓、深耶馬渓、奥耶馬渓、裏耶馬渓というエリアがあります。渓谷や断崖の岩肌を四季折々の色彩と一緒に眺めることができ、住んでいる私たちでも美しさに驚くことがあります。そして、その自然にも歴史があり物語があります。

本耶馬渓の「競秀峰(きょうしゅうほう)」は、明治時代に土地が売りに出た時に、福澤諭吉が買い上げ開発から守った景勝地です。そのエピソードを知り、景色を眺めると感慨深いものがあります。今、私たちが眺める景観が存在していなかったかもしれないと思うと、ありがたさも感じます。

また、現在はサイクルツーリズムに力を入れて取り組んでいます。サイクリングで観光すると、車での観光とはまた違い、自然をゆっくりと満喫しながら、より耶馬渓の魅力を実感してもらえると思います。

メイプル耶馬サイクリングロードは自然の中を走ることができる

メイプル耶馬サイクリングロードは自然の中を走ることができる

Q:秋の耶馬渓のオススメは?
11月中下旬の一目八景(深耶馬溪)は土日になると、とても多くの人が訪れます。毎年渋滞もあり、ご迷惑をおかけしていますが、展望台からは八方を奇石に囲まれる絶景を見渡すことができ、山肌に広がる紅葉の赤に感動してもらえると思います。

ほかにも、山国の猿飛千壺峡、魔林峡、御霊もみじ、中津市のシンボル・八面山もオススメです。どこを見ても絶景が望めます。実は混雑しない穴場もたくさんあるんです。

猿飛千壺渓

猿飛千壺渓

御霊もみじ

御霊もみじ

深耶馬渓の紅葉

深耶馬渓の紅葉

Q:耶馬渓は自転車で走るのがいいと聞きました。「メイプル耶馬サイクリングロード」の魅力を教えてください。
「メイプル耶馬サイクリングロード」の魅力は、なんといっても走りやすいところです。耶馬溪鉄道廃線跡を利用しているため、勾配も緩やかで初心者にもお勧めです。鉄道のトンネル跡を抜けたり、杉林の間を走ったり、駅舎があった場所が分かったりして、楽しめると思います。川を横断する鉄橋もサイクリングロードになっていて、気持ちよく走ることができます。

サイクリングロード周辺には見ごたえのある景観だけでなく、おしゃれな飲食店が点在しています。サイクリングの途中にぜひ、周辺の店舗に立ち寄ってもらいたいです。サイクリングマップも用意していますので、お訪ねいただけたらお渡ししています。

Q:レンタサイクルも充実しているようですね。
一番大きな拠点である耶馬溪サイクリングターミナルには約250台の自転車があり、種類も豊富です。クロスバイクや電動自転車、ママチャリ、子ども用、タンデムなどがあります。クロスバイクでのサイクリングがおススメですが、タンデムサイクリングも珍しいのでおススメです。

ロードバイクも充実

ロードバイクも充実

タンデム自転車や子供用もあります。お子様にはヘルメットの貸し出しも。

写真はタンデム自転車。子ども用にヘルメットの貸し出しも

Q:耶馬渓は温泉もありますね。サイクリング後の温泉スポットを教えてください。
「やすらぎの郷やまくに」「もみじの湯」「西谷温泉」「金色温泉」など、中津市内にも多くの温泉があります。中津市には温泉のイメージがあまりないかもしれませんが、実は多くの温泉があり、〝おんせん県おおいた〟の一員として頑張っています。サイクリングの後の温泉はまた格別です。走って、温泉に入って、美味しいものを食べて、耶馬渓を満喫してほしいです。

一目八景近くの市営深耶馬温泉館「もみじの湯」

一目八景近くの市営深耶馬温泉館「もみじの湯」

金色温泉

金色温泉

Q:家族や仲間と宿泊するなら、どんなプランがありますか?
アウトドアが好きなら「バルンバルンの森」はおススメです。ツリーハウスやバンガローなどキャンプ場内にあるものが、いちいちかわいく、店、管理人さんの人柄があらわれています。やすらぎの郷やまくにや西谷温泉は、リーズナブルに温泉に入り、宿泊ができるので、こちらもオススメです。

Q:休日にオススメの過ごし方があれば教えてください。
10時くらいに到着されても、休日の一日ゆっくり過ごしていただけると思います。
日帰りのモデルコースはこちら。

10時~ 耶馬溪サイクリングターミナルをスタートし、サイクリング
    本耶馬渓方面へ 青の洞門、羅漢寺など周遊

12時~ 道の駅耶馬トピアで昼食
    昼食後、道の駅内にある道caféで休憩

14時~ 復路を戻り、サイクリングターミナル着

15時~ もみじの湯で入浴

16時~ 中津からあげを買い、帰路へ

羅漢寺

羅漢寺

道caféで。人気のガトーショコラとスタッフのみなさん

道caféで。スタッフのみなさん

Q:今後の新しい企画やイベントがあれば教えてください。
10月14日(日)~11月4日(日)10時~15時 三光コスモス祭り

中津市の秋の風物詩となり、市内外から多くの来園者が訪れる「三光コスモス園」は、今年で12回目を迎えます。八面山の裾野、三光下田口・成恒地区の水田16haで、およそ3,000万本のコスモスがお出迎えします。コスモスの花の色を使ってキャラクターや模様を描くコスモスアートも必見です。

八面山の裾野に広がるコスモス畑 三光コスモス祭り

八面山の裾野に広がるコスモス畑(三光コスモス祭り)

10月28日(日)~11月25日(日) やまくに かかしワールド

中津市山国町各所の稲刈り後の田んぼに、「かかしワールド」として、かかしたちが登場します。昭和の世界なども再現され、懐かしくユーモラスな風景が広がります。

1年を通じて自然を満喫できる中津市ですが、秋のこの時期の耶馬渓は絶景に紅葉がプラスされます。ぜひ皆さんお出かけください。お待ちしています。

(インタビュアー:吉田美穂 日本旅行作家協会会員)

メイプル耶馬サイクリングロードを実際に案内してもらいました

メイプル耶馬サイクリングロードを実際に案内してもらいました

熱心に耶馬渓の魅力を語ってくれた中津市役所の柳瀬亮太さん。世界に誇る景勝地である耶馬渓は福岡からは車で約2時間で行くことができます。

この日、実際にサイクリングしてみた印象は、「楽しい! 気持ちいい!」ということでした。特にスポーツ好きではないのですが、自然の中にいる心地よさと澄んだ空気の気持ち良さでリラックスした時間を過ごすことができました。ぜひ、みなさんにも体験してもらいたいと思います。

ロードバイクは初挑戦でしたが、整備された自転車は快適で、すぐに乗ることができました。いつか全行程の36kmを制覇してみたいと思いました。いよいよ紅葉のシーズンが到来する耶馬渓。気候の良いこの時期にサイクリングに挑戦するのもおすすめです。そして温泉もリーゾナブルに楽しめるのも魅力的です。サイクリングの後には楽しみたいと思います。

のんびりと山あいを走るゆるやかなコースが続く「メイプル耶馬サイクリングロード」。家族や仲間や友人と出かけて、秋の1日を過ごしてみてはいかがでしょうか?

中津市観光なびはこちら

※情報は2018.10.18時点のものです

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