クエを食え! カラフルスイーツ巡り【マレーシアでグルメ旅2】

 マレー系、中華系、インド系…。さまざまなルーツのある人たちが共存する多民族国家のマレーシアは、バラエティー豊かな料理が楽しめるのが魅力です。3月に格安航空会社(LCC)エアアジアXが福岡―クアラルンプール線を就航したのを機に、十数年ぶりにマレーシアを訪れ、現地の食を堪能してきました。旅の様子をシリーズでお届けします。

関連記事 古都の町屋でババ・ニョニャ料理【マレーシアでグルメ旅1】

 第2回のテーマは、古都マラッカで食べた手づくりスイーツ。初めに菓子店兼工房の「ババ・チャーリー・ニョニャ・ケーキ(Baba Charlie Nyonya Cake)」を訪ねました。

 午前11時ごろ。店の近くの道路に車を駐め、細い路地を進むと、ローカル感たっぷりのお店が見えてきました。

「ババ・チャーリー・ニョニャ・ケーキ」の入り口

 店内は、日本の駄菓子店のような雰囲気。商品棚にはカラフルなスイーツがずらりと並んでいます。

日本の駄菓子屋のような雰囲気の店内

 店の奥では女性3、4人がお菓子を作っていました。作っていたのは、日本のよもぎ団子のようなお菓子「オンデ・オンデ(Ondeh-Ondeh)」。円柱形のパームシュガーを削り器で削り(動画1)、それを小麦粉の皮で包み、お湯の中に入れていきます(動画2)。お湯から出してココナツの実をまぶし、ごまを振りかけたら完成です。

動画1

動画2

 緑の色着けに使っているのは「パンダンリーフ(Pandan Leaf)」と呼ばれる葉。マレーシアのお菓子や料理によく使われています。

  口に入れると、周りにまぶしたココナツの、シュニシュニした食感が新鮮です。かむと中から、とろ~っとパームシュガーが出てきます。これは美味! ぜひ食べてほしい一品です。

完成した「オンデ・オンデ」

 店舗兼工房をあとにし、少し離れたところにある系列の「ババ・チャーリー・ニョニャ・カフェ(Baba Charlie Nyonya Café)」へ。

カフェの店内

 整然と並んだカラフルなスイーツ。いろいろと試してみました。

店で売られているカラフルな手づくり菓子

 ピンクや黄色が目を引く四角い菓子は、マレーシアではおなじみの「Kuih(クエ)」。カラフルな見た目で食べるのをためらう人もいるかもしれませんが、食感も味も日本のういろうによく似ています。日本人なら好きな人が多いと思います。

細長い団子状のものがのったかき氷「タイ・バッ」

 「タイ・バッ(Tai Bak)」というかき氷も、インパクトのある見た目です。ただ、上にのっているのは団子のようなものなので、日本で言えば、白玉団子がのったかき氷といった感じです。

 甘いものに食べ飽きたら、もち米と小エビのペーストを葉で包んだ「Rempah udang(レンパ・ウダン)」がおすすめ。塩気が効いたもち米とエビの組み合わせなので、スイーツというより軽食と言った方がいいかもしれません。箸休めにぴったりです。

もち米とエビを使った「レンパ・ウダン」。葉で包まれています

 青の着色に使われているのは、「Blue pea(ブルーピー、「Butterfly pea」などとも呼ばれる)」の花。現地の人によると、ブルーピーの花は比較的入手しやすく、合成着色料が普及した今でも、よく着色に使われているのだといいます。

ブルーピーの花を乾燥させたもの

 カラフルでフォトジェニック、そしてどこか懐かしさを感じる手づくりスイーツの数々。お土産に買って帰りたいところでしたが、スタッフの男性によると「ほとんどの賞味期限は1日限り」とのこと。またマレーシアを訪れ、味わいたいと思います。

 

Baba Charlie Nyonya Cake(ババ・チャーリー・ニョニャ・ケーキ)
72 Lorong Tengkera Pantai 2C
75200 Melaka 

Baba Charlie Nyonya Café(ババ・チャーリー・ニョニャ・カフェ)
631, Jalan Siantan Sek 2
Taman Siantan Seksyen 2
75200 Melaka
Tel:+606 332 3488

ババ・チャーリー・ニョニャ・カフェの外観

旅のメモ
マレーシアの観光情報はマレーシア政府観光局
福岡―クアラルンプール線を運航するアジア最大級の格安航空会社(LCC)エアアジアX

※情報は2019.6.8時点のものです

なかやま

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