心で感じる南米…ボリビアのウユニ塩湖への旅~珍国の女王☆度々世界旅~

珍国、それは人々が日常生活では聞きなれない「珍しい国」という意味。

世界中を旅していると、様々なことを見聞きし、知り、感じる。

 

アフリカに行けば、「ただ生きる。」ということがどれだけ苛酷かを知り

中近東へ行けば、平和の為に純粋に宗教を信じている人々に出会い

太平洋州に行けば、貧しくても人はおおらかに生きることが出来るのだ

ということ教えてくれる。

 

では、南米はというと

 

「“視覚”で見ることよりも“心”で見る事が多い場所。」

 

のような気がする。

 

ということで、今日は南米のボリビアを訪問した時のことを記事にしたいと思う。

 

南米には12の国と1つの海外県がある。

ボリビアに行くには首都ラパスへ飛行機で直接入る方法があるが、

何せ富士山と同じくらいの標高。いきなり行くと高山病にかかってしまう場合も

あり、私はいつも標高が低いチリのカラマ(チリ北部/標高2400M)に入り

陸路で徐々に体を慣らすというパターンを取っている。

カラマの夕暮れ。

標高が高いせいか、ここの夕暮れは本当に美しい。

標高が高いせいか、ここの夕暮れは本当に美しい。

到着時は空港近くのホテルに宿泊。
翌日からの大移動に備えて早めに就寝。朝5時起床し、7時出発。

出発時にはいつも美しい朝日がお目見え。

出発時にはいつも美しい朝日がお目見え。

日が昇るとだんだん温かくなって素晴らしい景観にテンションが上がる!

気分爽快~♪

気分爽快~♪

さてカラマを出発して1時間半程でボリビアとの国境へ。
ここまではチリの案内人と一緒、ここからはボリビア人のドライバーさんへバトンタッチして

通訳ガイドと共に四輪で移動。

「エドワード アバロア国立自然保護区」入口。

「エドワード アバロア国立自然保護区」入口。

ウユニ塩湖までの道のりは見どころがたくさん!!!!!

この保護区には有名な3つの湖がある。まずは、ラグナ・ビアンカ(白い湖)

白く見えているのは石灰。

白く見えているのは石灰。

そして15分走ると、ラグナ・ベルデ(緑の湖)

湖底の藻の色と太陽光線の具合で緑に見える。

湖底の藻の色と太陽光線の具合で緑に見える。

後ろの山はリカンカブール火山・約5900メートル。世界最高所の火山湖はここに。
早朝のこのラグナ・ベルデを見下ろす雲海がとてつもなく美しいとか。

 

しかし、ここは超乾燥高地火山帯

手足は白く粉をふき、かなり突っ張った状態で痒い。

唇はどんなに高級な女王仕様リップクリームを塗ってもカサカサは治らない。

一応、高山病の薬やら、高山病に良さそうなサプリやらかなりの量を服用。

幸いにも重大な症状は出なかった。

以前、同行者がいた時は高山に耐えられず、やむなく断念した時もあった。

(※高山病マメ知識:呼吸困難、眠気、頭痛、貧血、意識障害などの症状が表れる。
 ひどい場合は肺や脳にも影響を及ぼす。年齢、体力、男女、過去に発病したなどは

関係なく、いつ誰がなるか分からない。)

 

落ち着きのない女王はなるべく「無駄な動き」はしないように心掛けるのであった。

 

高地火山帯なので温泉が湧き出ている。フォルケス温泉。

右側の車の向こうに見える黄色い建物が脱衣所。

右側の車の向こうに見える黄色い建物が脱衣所。

この温泉には簡素な宿泊施設があって欧米系の方々が温泉を満喫中。

効果効能は現地人も知らない。あえて言うなら精神衛生向上。

朝焼けの風景を見ながら入るのが最高らしい。

朝焼けの風景を見ながら入るのが最高らしい。

次は女優・鶴田真由さんも訪れた場所。「ラグナ・コロラダ~赤い湖」

湖底の藻の色素が赤い為このように見える。

湖底の藻の色素が赤い為このように見える。

ここにはフラミンゴが生息。

フラミンゴはこの湖のピンクの藻を食べる為、体全体がピンクに染まる。

フラミンゴはこの湖のピンクの藻を食べる為、体全体がピンクに染まる。

たまに動物もいる。

ピクーニャ・ファミリー(南米アンデス地方に生息するらくだの仲間)

ピクーニャ・ファミリー(南米アンデス地方に生息するらくだの仲間)

たまに人面岩に出くわす。

シロリ砂漠では石灰岩の巨石が多く見られる。

シロリ砂漠では石灰岩の巨石が多く見られる。

たまに川を超える。

この川を越えた後は、オーバーヒート。しかし、30分もすればすぐに回復。

この川を越えた後は、オーバーヒート。しかし、30分もすればすぐに回復。

6000メートル越えた火山!!!

山の左上にわずかだが噴煙が見られる。

さすがアンデス山脈一体。標高4000メートル近くあるのに、見上げるほど

高い山がたくさん!!!

 

火山を見たところで時刻は19時半、ホテルへ到着は22:20分!

何と、チリ・カラマを出てから約15時間20分の長距離移動。

 

体力には自信がある女王もさすがに長時間の移動に加え、高山のせいで

酸素が薄いのでさすがに疲れは隠せず・・・。

宿泊したホテルはウユニ塩湖にある自然に優しいホテル

「ルナ・サラダ~月と塩~」

スペイン語でルナは月、サラダは塩という意味。

なので、ドリカムの「あなたにサラダ」という曲は
スペインでは「あなたにお塩」ってこと。なかなか面白い。

 

さてこのホテル、電気系は最小限。エレベーターや暖房などあるわけがない。
暖房器具は暖炉かパネルヒーター。

 

「ゼェ~ゼェ~ハァ~ハァ~マジ、階段苦しい・・・。」

 

と言いながら階段を上がってお部屋へ。最上階は2階ですが、何か!?
この寒さと高山が日常であるスタッフは息切れひとつしない。

 

これが女王のお部屋。ベッドの土台も壁も床も全て塩で出来てる。

「塩は熱を保つから寒くないよ」て言われたが極寒。パネルヒーターはあるが、その真正面しか暖かくない。

「塩は熱を保つから寒くないよ」て言われたが極寒。パネルヒーターはあるが、その真正面しか暖かくない。

そして部屋に問題が・・・。

何故か女王の部屋はシャワーも洗面所もお湯が出ない。

(水は出るけど、獅子脅しもビックリの少なさよ。)

 

部屋に電話はない。

(これもエコだよ。)

 

この寒さの中、息切れしながらフロント行きたくない。
(フロントまでは角を3つ曲がって、階段降りたら、長い廊下がある。
呼んでも人はすぐ来ないよ。)

 

着替えるのも躊躇するのに、水浴びなんか出来ない。
(ツララになって女王が窓の外に飾られちゃうよ。)

 

女王は王冠を外して考えた。(王冠など持ってないが、イメージ的に)

 

パネルヒーター前にある木で出来た椅子の上で体を小さく折りたたみ
身動き一つせずに考えた。(動くと寒いから。)

 

散々砂漠を駆け回った15時間の大移動、顔や髪の毛はホコリだらけ。
1日位シャワー出来なくても死なない結論。アフリカでは3日耐えた事もある。

でも汚いままはベッドには入りたくない・・・せめてパジャマには着替えなきゃ。

いやいや、女王のシルクのパジャマは寒い!

 

そしてイイコト思い付いた☆☆☆(*/∇\*)☆☆☆

「そうだ!!!明日の服を着て寝よう!!!」

 

明日着る服に更に重ね着をし、新しい靴下の上に今日履いた靴下を履き
寒さ対策万全!

 

昼間の移動の為に日焼け止めやらファンデーションを塗りたくった顔は、
化粧水で拭き取り、3キロくらいありそうな毛布や布団をかけて就寝。

 

布団に入り、体が温まってくれば塩の効能とやらで温かさが増すのを感じた。

 

翌日はホテル内を見て回る余裕が出来た。このホテル、本当に可愛い。

廊下にある憩いのスペース。壁も床も柱もいすもテーブルも全て塩で出来ている。

塩湖を見ながらラムやウォッカを飲んだりしながらまったりする憩いの場。

塩湖を見ながらラムやウォッカを飲んだりしながらまったりする憩いの場。

こんなところで外国人と飲みニケーションすると楽しいだろうな♪

こんなところで外国人と飲みニケーションすると楽しいだろうな♪

ホテル内のレストラン。

"毎食事に出されるスープが本当に美味しい。ドロドロに溶け込んだお野菜が<br

さてさて、朝食も終わり、チェックアウトも済ませ「ウユニ塩湖ツアー」に出発!

と思いきや、昨日のドライバーが1時間待っても来ない。

 

ドライバーのFKクンはウユニ塩湖から車で30~40分ほど離れたウユニの街に

住んでいる。そして、フロントの女性がスペイン語で一言。 

 

「FKクンの寝坊は病気だわ。」

 

どうやら、いつものことらしい・・・\(◎o◎)/

 

それを聞いた女王付き女性通訳ガイドの怒りが沸点に!
彼が到着するなり、殴らんばかりの勢いで怒鳴りつけた。

 

が、その姿は年齢差もあってか、傍から見ると息子がお母さんに怒られてる
絵にしか見えない。

 

怒られているその姿は、髪はぼさぼさ、シャツはズボンから出っ放し、頭をかき

あくびをしている。ここまで子供な姿を見せられると、もう笑うしかない。

 

ガイドさんに

 

「英語で構いませんから女王様からも厳しいお言葉を!!!」

 

って言われたので、一応きつい口調で

 

「寒い中、人を1時間以上も待たせるなんてどういうこと!?信じられない!
あなたみたいなドライバーは初めて!また遅刻したらチップはないわよ!」

 

と言ってみた。でも後でガイドさんがFKくんに

 

「何て怒られた?」

 

と聞くと

 

「英語だったから何て言ってるか分からなかった。今日は寒いでしょう?って

聞かれたと思うよ。」

 

本当に笑いが出た。ちなみにFKくんは25歳。
ただウユニ塩湖に何度も来ているガイドさんも言っていたけど、彼の運転技術は

今までで一番信頼出来るとのこと。確かに運転はとても上手だった。

 

さて、お待たせしました!!!では本題のウユニ塩湖へ!

 

ウユニ塩湖について少し。ウユニ塩湖は塩の大地。標高は約3,600m、

面積が約12,000平方キロメートルの広大な塩の原野。アンデスは

もともと海中にあったものが隆起して山脈となり、山から大量の海水が

流出する場所がなく、そのまま山頂に塩湖として残った。

 

乾季の塩湖の湖面。

塩分が相当に濃い為、塩の結晶が浮かび上がっていると言われているが
何故このようになるのか原因は分からないそう。
塩原下の湖から何かが押し上げられている現象とか。

亀の甲羅みたいにキレイに四角が出来上がっている。

亀の甲羅みたいにキレイに四角が出来上がっている。

ウユニ塩湖の採掘場。乾燥させるためにこのようにピラミッド型に。

"この三角ピラミッド、時に蜃気楼の影響でこのピラミッドが浮かび上がり、<br

そして、ウユニに行くなら絶対に雨季!!!

雨季のウユニ塩湖(雲が多い方がより美しい)

雨季のウユニ塩湖(雲が多い方がより美しい)

最近テレビやCMでウユニ塩湖を目にすることも多くなったが

 

 雨季のウユニ塩湖は

 

「 天空の鏡 」

 

 と呼ばれていて、湖面に空を映し出す。(12月~2月が雨季)

 

夕方は夕景を、夜は湖面に星や月を映し出すので、頭上も足元も★満点の星★

(残念ながらそれを撮影出来る高度なカメラは持たず・・・)

 

いつかはきっと「プライベートで♡愛する王子様と」こんな風景を見てみたい。

 

「“視覚”で見ることよりも“心”で見る事が多い場所。」

 

と冒頭に書いたが、南米は自然にしても人にしても街にしても“心”に響くものが

多いような気がする。

 

南米で何かに触れる度に、自分自身を見つめなおしたり、ありのままの自分を

受け入れることが出来たり、嫌いになりかけていた自分が好きになれたり…

自分が自分という人間に対しての考え方を良い方向に導いてくれる場所。

 

私にとって南米はそういう場所だ。

南米旅行記はまだたくさんあるのでまた機会があれば記事にしたいと思う。

 

最後に・・・

ウユニ塩湖では2008年に大事故が起こりました。
日本人を含む外国人5名が亡くなったという痛ましい事故です。
ご存知の方もいらっしゃると思います。原因は車同士の正面衝突です。
こんなに広い場所でどうやって、車と車が正面衝突するのでしょうか。

 

当時、若者の間で「チキンレース」のような肝試し的なものが流行っていたそう。
対向車に一直線に向かって走り、どれくらいギリギリまで接近できるかというもの。

 

観光客が乗っていた車は本当に普通のツアーの方々でした。

事故に巻き込まれた運転手はかなりの日系人でかなりのベテランの方でした。

私の通訳だったかたもお世話になっていたとのことです。
ただ若者の悪ふざけに巻き込まれてしまったのです。

 

ウユニまではひたすら砂漠を走りますので、ガソリンスタンドなんてありません。
車のルーフには当然ガソリンを積んで走ります。

 

正面衝突によって、ガソリンがこぼれ、車体に流れ出て当然引火。
真っ白な大地に大爆発を起こしました。

 

今でもその惨劇の爪痕は残っています。
シートがひかれ、亡くなった方々のお国の宗教的な碑もあります。
周辺は今でも真っ黒に焼け焦げた状態です。

 

事故現場では私も手を合わせ、心よりご冥福をお祈りしました。

ネット上では現場の写真がたくさん出ていますが、ここには掲載を控えさせて

頂きます。
何故かというと、この時に亡くなった日本人の方のご両親は悲しさのあまり、

まだこの地を訪れていないそうです。

 

ご両親が見ていらっしゃらないものを、無作為に誰でも見ることが出来るネット上に
掲載するのには抵抗がありました。
これは私の個人的な考え方ですので、ご理解下さい。

 

美しい大自然の中で、こういうことがあったということをお知らせしたくて、書かせて

頂きました。

※情報は2014.12.11時点のものです

珍国の女王

  • 【珍国→珍しい国→日常ではあまり耳にすることのない国】

    縁あって100ヶ国以上の国や地域を訪問させて頂いております。 なぜ、自分で女王と言ってるかというと、西ヨーロッパ諸国を訪問した時に 立て続けに現地の人に、どこかの女王に似てると言われて有頂天になってるから。 どこの国の女王かは不明だけど。 特技は、どんな地域にでも雨を降らせて、虹を架けること。 究極の雨女です!

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