同性婚 あなたは賛成or反対?☆どくだみJAPAN

去る12月21日、イギリスのポップ音楽界を代表する大スターであるエルトン・ジョンが結婚式を挙げた。そのお相手は、元広告代理店エグゼクティブ、現映画監督のデイヴィッド・ファーニッシュ。カナダ人男性。実はこのお二人、ちょうど9年前の2005年の同じ日に、イギリスで新たに導入されたシビル・パートナーシップ法に則り、人前でパートナーシップを結ぶ式を挙げている。二人の間には、4歳になるザッカリーと、もうすぐ2歳のイライジャがいる。二人とも男の子。

 

【↓elton john and david furnish ‘Windsor Wedding’ 2005↓】

実は私が夫(ちなみに性別は男)と入籍したのは、まさに、2005年12月。私自身、ロンドン北部の市庁舎でシビルウエディングをした。シビルウエディングとは、宗教にとらわれずに婚姻関係の成立を第一義とする挙式のことで、役所に婚姻届けを出した上で、市庁舎内にある「結婚の間」で、親しい友人や家族を後見人として儀式をする。私が式を挙げた2005年12月5日、同じ市庁舎でシビルウエディングを挙げたカップルが他に3組いたが、全て同性婚だった。

当時、シビルパートナーシップ法の誕生に、全国の同性カップルが意気揚々としており、同性婚ラッシュがあったのを思い出す。シビルパートナーシップ法は、異性間婚礼とほぼ同等の社会的保証、権利を同性カップルに与えるものであったが、今年春に正式に同性婚が法律で認められたために、今回、エルトン・ジョンがその先陣を切ることになった。

 

欧州では、1989年にデンマークで初めて同性登録パートナーシップ導入、その後、2001年にオランダで同性間の婚姻が法的に認められてから相当の年月が経とうとしている。今では、イタリアを除くほぼ全ての西欧諸国でシビルパートナーシップ法が成立している。法律が制定されて10年以上も経つとさすがに、同性婚はさほど特別なことでもなくなり、身近な同僚や友人の中に同性婚カップルを普通に見かけるようになる。今回のエルトン・ジョンの挙式はインスタグラムでライブ情報発信、世界中で、価値を共有する人たちがフォローするという国境を越えた今どきの手法で、世界中の同性カップルに勇気を与えたと言える。

 http://instagram.com/EltonJohn

 

2014年、日本の新語・流行語大賞のノミネートに「女装子」(じょそこ)が入った。惜しくも大賞には至らなかったが、日本でもジェンダーの在り方が大きく変革してきているのを象徴している。「女装子」とは、女装する男性のことで、必ずしも性的指向が同性とは限らない。日本での女装の歴史は長いが、今は、「アングラ」でも「エロ」でもなく、「オープン」と「ファッション」がキーワードと言う。性的指向と関係なく、個々人がオープンにジェンダーを表現できるのは非常に画期的である。個々人が自分のジェンダーを自信と確信を持って安心して表現できるようになれば、日本にも、将来的に同性婚認可を求める動きが出てくるかもしれない。

性別にとらわれることなくありのままの自分自身と向き合うこと-。

性別にとらわれることなくありのままの自分自身と向き合うこと-。

あなたは、同性婚に賛成ですか?それとも反対ですか?2014年の締めくくりとしてこの質問を投げかけたい。

【どくだみJAPAN☆は毎週月曜日午後9時にお届けします】

※情報は2014.12.29時点のものです

モンキーディーバ

大学卒業後、大手広告代理店を経て渡英。ロンドンでは日本文化の専門家としてBBCラジオに出演。ディレッタントとしてロイヤルアルバートホールで歌った経験も。現在は、英国人の夫とふたりの子供、生まれたてのボーダーコリーと糸島でスローライフ満喫中。

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