某テレビ番組で、日本人が99%行かない国と紹介された【南米・ガイアナ共和国】~珍国の女王☆度々世界旅~

先日某テレビ番組を見ていると見慣れた光景を目にした。

 

~おおっ!ガイアナが特集されているではないか!~

 

と喜んだのだが、画面右上を見るとテロップでこう書いてある。

 

「日本人が99%行かない国、ガイアナ共和国」

 

番組では火事の取材中にスタッフがパスポートなどの盗難被害に遭い

大変な思いをしていた部分が放送されていた。

 

確かにガイアナは治安は良くない。

インターネットで [ガイアナ 治安] と検索すれば、南米一治安が悪い

と出てくる。北斗の拳のような荒廃した廃墟の町とまで書いてある。

 

メディアに出ている情報がこれでは、ますます日本人が行かなくなる。

日頃から珍国の良さを伝えたいと思っている女王の珍国魂に火が点いた。

 

「ガイアナの魅力を伝えるのは私しかいない。」

 

※決して、この記事は治安の悪い所へ行って下さい。と言っているわけではないので、そこはご理解頂きたい。

 

まずは、ガイアナの事を簡単に。

 

ガイアナは15世紀前後にスペイン人が上陸し、16世紀後半にオランダ人が自国と

同じような町を建設、18世紀後半にはヨーロッパ同士で領土争いの末イギリスが占領、

1966年5月にイギリス連邦加盟国として独立、今に至る。

 

ヨーロッパ占領時代にアフリカやインド、中国から労働者を導入していた為、人種は様々。

主産業は農業やボーキサイトや金。特に砂糖の輸出が盛ん。木材資源も豊富。

南米でありながら、国民はインド系が4割を占める。そして南米で唯一、英語が公用語。

 

南米には13の国と1つの海外県がある。特に右上3ヶ所は珍国度数高し!

もちろん、女王はガイアナ、スリナム、仏領ギアナも制覇!

もちろん、女王はガイアナ、スリナム、仏領ギアナも制覇!

ガイアナの首都ジョージタウンにある教会

青空に良く映える美しい教会。キリスト教信者は2割ほど

青空に良く映える美しい教会。キリスト教信者は2割ほど

北斗の拳のような荒廃した町という表現は言い過ぎだろう…。

たまに綺麗な建物も見かける。

たまに綺麗な建物も見かける。

テレビでは鳥かごを持っているのがオシャレだとか、図書館にドレスコードがあるとか

宅配ピザはタクシーが持ってくるとか、珍国ぶりがアピールされてあった。

ちなみに、行くといつも動物園を勧められる・・・。大したことはないのだが。

 

そして、ガイアナに来たら必ず見て欲しいものがある。

そこには飛行機でしか行けない。

セスナ機へ乗ってある場所へ・・・。

セスナ機へ乗ってある場所へ・・・。

女王お得意の貸切パターン。 ここでも発揮!

女王お得意の貸切パターン。 ここでも発揮!

綺麗な田園風景。緑豊かな国なので農業が盛ん。

ガイアナの真ん中を流れるエセキボ川。全長約1000KM!

ガイアナの真ん中を流れるエセキボ川。全長約1000km!

だんだんと風景に変化が。南米最後の秘境と言われているだけあって

見渡す限りのジャングル。

墜落したら…という至らぬ妄想に鳥肌が立つ。

墜落したら…という至らぬ妄想に鳥肌が立つ。

幻想的な雰囲気に包まれてきて、もうすぐ何かがありそう…。

いきなり現れる!!! カイエチュールの滝

空から見ると圧巻のガイアナ名物、カイエチュールの滝

空から見ると圧巻のガイアナ名物、カイエチュールの滝

珍国好きな旅人によると、世界三大名瀑(ナイアガラ、ヴィクトリア、イグアス)よりも

秘境度が高く、神秘的と言われている。

私が尊敬してやまない珍国の師匠も「ここは他とは違う。」と言っていた。

 

空から滝を眺め、早く近くに行きたいのだが、腹が減っては戦は出来ぬ。

カイエチュール国立公園に到着後、まずは腹ごしらえ。

国立公園の空港はただの原っぱ。

国立公園の空港はただの原っぱ。

滝ツアーのランチはセスナ機のタイプによって面白さが分かれる。

写真のセスナ機の時は出来なかったが、

翼が下に付いているタイプだと飛行機の翼の上をテーブル代わり

にするのだ。ガイドさんが慣れた手付きでサラダ、パスタ、チャーハン鶏肉、

果物、ドリンク類を並べて行く。

食べるのに必死でその時の写真はないが、そんな楽しいランチタイムも

珍国ならでは!

 

ランチが終わっていよいよ滝がある場所へ。

30分程のジャングル散策。自然の宝庫であるこのジャングル散策が興味深い。

草花木々の種類は1000種を超えるとか。

ここからスタート!

ここからスタート!

このジャングルは別名「ミクロの世界」とも呼ばれており

人間の目には見えないような生物も多く存在する。

水がキレイなこの地に生息するイソギンチャクのような小さなコケ類や、

写真のような極少カエルを見ることが出来る。

 

見にくい写真だが、やっとの思いで撮影成功!!!

わずか5ミリの黄金カエル!

この葉っぱの中に生息。ここから出てくることはないそう。

この葉っぱの中に生息。ここから出てくることはないそう。

面白かったのは「ドクター・ツリー」と呼ばれる珍しい木。

5~10センチの太さの枝を折ると、ホースから出てくるような感じで水が

溢れ出してくるらしい。

 

その水は万能水で飲めば体のあらゆる症状に効く。

神経痛、腰痛、胃腸系、肝臓系、はたまた精力増進などなど…。

 

観光客だけでなく植物博士や生物博士も多く訪れるジャングルは興味深い。

 

自然の宝庫だと感じたことがもう一つ。

ここは昔、金やダイヤモンドやエメラルドがあったとのこと。

ゴールドラッシュの時に採掘し尽されたらしい。

 

ただ、足元にはパワーストーンである「ローズクオーツ」は結構転がっていた。

半透明で桜色のピンクがかったキレイな石、欲しかったが持って帰ることは

許されていない。

 

 さてさて30分ほど歩くとガイドさんが言う。

 

「静かに、静かに~耳を澄ませてごらん。」

 

「ごごぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ~~~!!!」

 

滝の落ちる音が聞こえてくるではないか!!!!!

 

カイエチュールの滝は

落差約226メートルで世界最大!!!

横幅約60メートル。落差はナイアガラの5倍!!!

 

滝つぼには巨大な1枚岩があり、滝と共に流れ落ちてくる石や砂が長い年月を

かけて固まり1枚岩になったとか。

そこに滝が打ち付けられることによって200メートル以上も滝しぶきが上がる。

太陽が当たって、虹が美しい。

滝×虹のコラボにはテンションが上がる!

滝×虹のコラボにはテンションが上がる!

滝ツアーでお世話になったガイドくん。カイエチュールに生まれたそう。

高所恐怖症に人は彼が立ってるこの姿を見るだけでも恐怖とか!?

高所恐怖症に人は彼が立ってるこの姿を見るだけでも恐怖とか!?

滝が落ちる瞬間。

すごい勢いで迫力満点!

すごい勢いで迫力満点!

滝へ落ちる前の川。緑の草は海草のような働きがあり髪の健康にとても良いそう。

水が透明ですごくキレイ!!!

水が透明ですごくキレイ!!!

下の写真の左端、岩が突起し顔のように見える部分があるが…

煙のように見えるのは、下から上がってくる滝しぶき。

煙のように見えるのは、下から上がってくる滝しぶき。

この部分!!!(拡大写真)

これは昔この地にいた先住民の酋長「カイ」。

カイの物語はカイエチュールの滝の伝説となっている。

 

この地で平和に暮らしていた先住民だが、次第に喧嘩や泥棒など悪事を

働く人達が出始め、村の平和が危うい状態に。

 

自分の統率力のせいだと心を痛めた酋長「カイ」は全ての悪を取り除く

ために、自分がその悪を持ってこの滝へ身を投じようと決断。

そうすれば村に争いごとがなくなると…。

 

そしてカイは自分の死をもって、悪人達に平和を訴えた。

この「顔に見える岩」は今でもこの滝を見守っているのだとか。

 

カイエチュールの名前の由来は

「カイ」=酋長の名前

「チュール」=落ちるという意味の「フォール」が訛った言い方。

 

しかしこの滝では2009年に女性が自殺した。

そして自殺した女性を捜索した男性も亡くなってしまったとのこと。

 

こういった話を聞いてみればちょっと不吉な感じがするが、そこはこの滝の

不思議なところ。

 

カイエチュールの滝はそういうものを全てを受け入れ、包み込んでくれて

いる感じがした。そういう感覚が旅人が言う

 

「ここは他の滝とは違う。」

 

ということなのかもしれない。

 

滝が流れ行く方向。川と交われば穏やかな流れ…。

ずっと見ていたいような穏やかな光景。

ずっと見ていたいような穏やかな光景。

カイエチュールの滝に名残惜しさを感じながら、次は飛行機で20分ほどの

「オンデュエックの滝」

カイエチュールとは違って穏やかな流れ。

カイエチュールとは違って穏やかな流れ。

オンデュエックの滝の側にある貸別荘のベランダからの眺め。

穏やかな流れなので、川遊びが楽しめる。貸別荘では着替えやシャワーも出来る。

穏やかな流れなので、川遊びが楽しめる。貸別荘では着替えやシャワーも出来る。

南米の中で一番多く訪れているガイアナ。

南米一治安が悪いと言われているが、幸い女王はその容姿に問題があるからなのか

怖い目に遭ったことは一度もない。

 

もちろん、女王は人一倍臆病なので慎重に行動はしているつもりだ。

女王が訪問する珍国は正直言って治安に問題がある国ばかり。ただ、その治安の悪さに

よって、人々の良さやその場所の良い所を見失い、埋もれさせてしまうのは嫌だ。

 

治安の悪さを作り出しているのは人なのだが、困った時に助けてくれるのも、いつも笑顔にさせてくれるのも、そこに住む人であり、美しい光景なのである。

今、こういう世の中だからこそ、このコラムを通して珍国の良さを少しでも理解してもらえたらと思う。

 

今、世界では様々なことが起きている。

荒れた世を正そうとカイエチュールの滝に身を投じた酋長「カイ」の思いが届くような

世の中であって欲しい。

※情報は2015.2.19時点のものです

珍国の女王

  • 【珍国→珍しい国→日常ではあまり耳にすることのない国】

    縁あって100ヶ国以上の国や地域を訪問させて頂いております。 なぜ、自分で女王と言ってるかというと、西ヨーロッパ諸国を訪問した時に 立て続けに現地の人に、どこかの女王に似てると言われて有頂天になってるから。 どこの国の女王かは不明だけど。 特技は、どんな地域にでも雨を降らせて、虹を架けること。 究極の雨女です!

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